【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ギンレイカ Lysimachia acroadenia

    サクラソウ科オカトラノオ属
    漢字:銀鈴花
    別名:ミヤマタゴボウ(深山田牛蒡)
    名前の由来:
    白い花を銀の鈴に見立てた説、
    丸い果実を錆びた銀の鈴に見立てた説あり。
    葉:互生
    花:総状花序、白色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、熟すと5裂して小さな種子を出す
    習性:多年草
    備考:茎や葉裏一面に細かな紫色の点を散生する。

    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
  • ギンリョウソウ Monotropastrum humile

    ツツジ科ギンリョウソウ属
    漢字:銀竜草
    別名:ユウレイタケ(幽霊茸)
    名前の由来:
    下向きにつく花と鱗片葉を銀色の竜に見立てた。
    「ユウレイタケ(幽霊茸)」は、薄暗い森林内で、白くひっそりと咲くのを幽霊に見立てた。
    葉:互生、葉の退化した鱗片葉
    花:白色
    花期:5~8月
    果実:液果、熟すと種子を落とす
    習性:多年草
    備考:
    光合成をしないため、葉緑素をもたない。
    <菌従属栄養植物>
    菌類に寄生して栄養を奪うため、「菌従属栄養植物」と呼ばれる。
    ギンリョウソウの場合、外生菌根菌(ベニタケ科(ベニタケ属・チチタケ属)のキノコ)を根に誘導して養分吸収器官を作らせ、外生菌根菌が樹木から獲得した栄養分を奪う。
    <ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)との違い>
    花期が8~9月(本種より遅い)。
    果実は蒴果で、果実は直立して上向きにつく。
    本種は黒く腐ったように枯れるのに対して、褐色のかさかさした感じに枯れる。

    ギンリョウソウ
    20240414_有度山
    ギンリョウソウ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • キンモクセイ Osmanthus fragrans var. aurantiacus

    モクセイ科モクセイ属
    漢字:金木犀
    名前の由来:
    「金」は橙黄色の花を金にたとえた。
    「木犀」は木肌が動物のサイ(犀)の肌に似ている。
    樹形:常緑小高木
    葉:対生
    花:雌雄異株、橙黄色
    花期:9~10月
    果実:核果
    果期:(日本に雌株なし)
    備考:
    ギンモクセイの変種。
    10月頃に咲く花は、ギンモクセイより強い芳香あり。
    日本のものは全て雄株で結実しない。挿し木で増やす。

    キンモクセイ
    20211026_駿府城公園
    キンモクセイ
    20211026_駿府城公園
    キンモクセイ
    20211103_その他
    キンモクセイ
    20250404_県立美術館
    キンモクセイ
    20231016_県立森林公園
    キンモクセイ
    20231016_県立森林公園
  • キンミズヒキ Agrimonia pilosa var. viscidula

    バラ科キンミズヒキ属
    漢字:金水引
    名前の由来:金色の細長い花穂を「ミズヒキ(タデ科)」にたとえた。
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:穂状花序、黄色、萼筒の縁にカギ状のとげが多数あり
    花期:7~10月
    果実:瘦果、萼のとげで動物にくっつく
    習性:多年草

    キンミズヒキ
    20240918_箱根湿生花園
    キンミズヒキ
    20240918_箱根湿生花園
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
  • キンバイソウ Trollius hondoensis

    キンポウゲ科キンバイソウ属
    漢字:金梅草
    名前の由来:黄色の花が梅に似ている。
    葉:
    花:濃橙色、花弁に見えるのは萼片で花弁は線形
    花期:7~8月
    果実:袋果、頭状に群がってつき粘着性あり
    習性:多年草

    キンバイソウ
    20230724_八島湿原
    キンバイソウ
    20230724_八島湿原
  • キレンゲショウマ Kirengeshoma palmata

    アジサイ科キレンゲショウマ属
    漢字:黄蓮華升麻
    名前の由来:
    黄色の花が咲く「レンゲショウマ(蓮華升麻)」。
    「レンゲショウマ(蓮華升麻)(キンポウゲ科)」は、草の姿がショウマ(升麻)で、花がハス(蓮)に似ている。
    葉:対生
    花:集散花序、黄色
    花期:7~8月
    果実:蒴果、熟すと3裂し多数の種子をだす
    習性:多年草

    キレンゲショウマ
    20240911_箱根湿生花園
    キレンゲショウマ
    20240911_箱根湿生花園
    キレンゲショウマ
    20240911_箱根湿生花園
  • キリ Paulownia tomentosa

    キリ科キリ属
    漢字:桐
    名前の由来:
    根本から伐ってもすぐに芽を出して早く成長することから、「きる(伐る)」の名詞化説、
    木材の木目が美しい「木理(もくり)」による説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、淡紫色、甘い香りあり
    花期:4~5月
    果実:蒴果、熟すと2裂して翼のある多数の種子を散らす
    果期:7月~翌年1月
    備考:
    国産材で最も軽い。狂いが少なく、湿気を通さず、燃えにくいなどから、箪笥や下駄、琴などに用いられた。
    成長が早く、植栽後10年ほどで樹高10m、胸高直径50cm近くになる。昔は「女の子が生まれるとキリを植えて、嫁に出す時に伐って嫁入り道具の箪笥を作る」と言われた。
    五百円硬貨の図柄に採用されている。
    <成長が早い理由>
    ・比重が小さい
    ・光合成能力が高い(大きな葉と根が細く窒素吸収能力が高い)
    比重が小さい及び根が細いことは、菌類や微生物、虫などの侵入には弱く、短命になりやすい。ヤマグワ、ヌルデ、ヤナギなども同様。

    キリ
    20220613_高山・市民の森
    キリ
    20220613_高山・市民の森
    キリ
    20220613_高山・市民の森
    キリ
    20230502_高山・市民の森
    キリ
    20230502_高山・市民の森
    キリ
    20230502_高山・市民の森
    キリ
    20231001_高山・市民の森
    キリ
    20240303_高山・市民の森
    キリ
    20240428_高山・市民の森
    キリ
    20240428_高山・市民の森
    キリ
    20240504_高山・市民の森
    キリ
    20240504_高山・市民の森
    キリ
    20240504_高山・市民の森
  • キランソウ Ajuga decumbens

    シソ科キランソウ属
    漢字:金瘡小草
    別名:ジゴクノカマノフタ
    名前の由来:
    「キランソウ(金瘡小草)」は、咲きひろがる様子が、「金襴(きらん)」という織物の切れはしのように見える説など諸説あり。
    「ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)」は、根小葉が地面にはりつくように広がっている説など諸説あり。
    葉:対生
    花:唇形花、濃紫色
    花期:3~5月
    果実:4個の分果
    習性:多年草

    キランソウ
    20220410_朝鮮岩
    キランソウ
    20220410_朝鮮岩
    キランソウ
    20240410_吉田川
    キランソウ
    20240410_吉田川
  • キョウチクトウ Nerium indicum

    キョウチクトウ科キョウチクトウ属
    漢字:夾竹桃
    名前の由来:葉の形が狭く竹に似て、花が桃に似ている。
    樹形:常緑小高木
    葉:3輪生
    花:両性花、集散花序、ピンク/赤/白色、香りあり
    花期:6~9月
    果実:袋果
    果期:10~12月
    備考:
    インド原産。
    株立ち状になる木で、公害に強く、公園などに植えられる。
    結実することが少なく、挿し木で増殖する。
    <有毒植物>
    枝葉を傷つけると出る白い乳液には、強心作用のあるネリオドリンやネリオドレインを含み強心剤とされるが、多量に摂取すると心臓の働きが失われる。口に含むと吐き気、嘔吐、下痢、めまい、腹痛などの中毒を引き起こす。木を焼いて出る煙も有毒。
    乾燥した葉や樹皮の煎汁は打撲傷によい。

    キョウチクトウ
    20240407_駿府城公園
    キョウチクトウ
    20240407_駿府城公園
    キョウチクトウ
    20240407_駿府城公園
    キョウチクトウ
    20240407_駿府城公園
    キョウチクトウ
    20240407_駿府城公園
    キョウチクトウ
    20240531_その他
    キョウチクトウ
    20240531_その他
    キョウチクトウ
    20240531_その他
  • キュウリグサ Trigonotis peduncularis

    ムラサキ科キュウリグサ属
    漢字:胡瓜草
    名前の由来:葉をもむとキュウリのにおいがする。
    葉:互生
    花:サソリ型花序、淡青紫色
    花期:3~5月
    果実:4個の分果
    習性:越年草
    備考:
    花序の先端はサソリの尾のように巻き、開花するにつれてまっすぐにのびる。
    <アリ散布>
    ハコベの備考参照。

    キュウリグサ
    20240410_吉田川
    キュウリグサ
    20240410_吉田川
    キュウリグサ
    20250427_高山・市民の森
    キュウリグサ
    20250427_高山・市民の森