【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • キツネノマゴ Justicia procumbens

    キツネノマゴ科キツネノマゴ属
    漢字:狐の孫
    名前の由来:
    「キツネ(狐)」は、果実のついた穂を狐の尾に見たて、「マゴ(孫)」は、花が小さくかわいい説、
    花がママコナ(ハマウツボ科)に似て、全体が毛深く小さいことからキツネノママコの名が生じ、それがつまった説など諸説あり。
    葉:対生
    花:穂状花序、唇形花、淡紅紫色
    花期:8~10月
    果実:蒴果、熟すと2裂し4個の種子を出す
    習性:1年草

    キツネノマゴ
    20240904_遊木の森
    キツネノマゴ
    20240904_遊木の森
    キツネノマゴ
    20241015_遊木の森
  • キツネノボタン Ranunculus silerifolius

    キンポウゲ科キンポウゲ属
    漢字:狐の牡丹
    名前の由来:
    「キツネ(狐)」は、有毒である説、
    キツネが棲むような野原に生える説など諸説あり。
    「ボタン(牡丹)」は、葉の形がボタンの葉に似ている。
    葉:互生、根生葉は3出複葉
    花:黄色
    花期:4~7月
    果実:瘦果が集まった集合果
    習性:多年草(越年草の記述もあり)
    備考:
    有毒植物。
    花弁に光沢あり。

    キツネノボタン
    20240410_吉田川
    キツネノボタン
    20240410_吉田川
    キツネノボタン
    20240410_吉田川
  • キヅタ Hedera rhombea

    ウコギ科キヅタ属
    漢字:木蔦
    別名:フユヅタ(冬蔦)
    名前の由来:
    ブドウ科のツタに似て木質。
    「フユヅタ(冬蔦)」は、 冬も葉が緑(落葉性のツタをナツヅタというのに対応)。
    樹形:蔓性常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、散形花序、黄緑色
    花期:10~12月
    果実:液果、赤紫褐色→紫黒色
    果期:翌年の5~6月
    備考:
    茎から多数の気根(付着根)を出して、岩や木に張りついて伸びる。
    葉形は若枝では3~5裂するものあり、成長すると卵~菱形になる。

    キヅタ
    20240303_高山・市民の森
    キヅタ
    20240303_高山・市民の森
    キヅタ
    20240303_高山・市民の森
    キヅタ
    20241015_遊木の森
    キヅタ
    20241015_遊木の森
    キヅタ
    20241015_遊木の森
    キヅタ
    20250404_県立美術館
    キヅタ
    20250404_県立美術館
    キヅタ
    20250404_県立美術館
    キヅタ
    20250404_県立美術館
  • キッコウハグマ Ainsliaea apiculata

    キク科モミジハグマ属
    漢字:亀甲白熊
    名前の由来:
    「キッコウ(亀甲)」は、地面に接してつく五角形の葉の形が亀の甲に似ている。
    「ハグマ(白熊)」は、白い花を、白熊(ヤクの尻尾の白い毛で作った飾り)にたとえた。
    葉:茎の下部で接して互生
    花:3個の筒状花の集まった頭状花序、白色
    花期:9~10月
    果実、瘦果、茶褐色の羽毛状の冠毛あり
    習性:多年草
    備考:閉鎖花を結ぶことが多い。

    キッコウハグマ
    20231112_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20231112_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20241108_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20241108_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20241108_高山・市民の森
  • キジョラン Marsdenia tomentosa

    キョウチクトウ科キジョラン属
    漢字:鬼女蘭
    名前の由来:種子につく長く白い冠毛を、髪をふり見出した鬼女にたとえた。
    葉:対生
    花:散形花序、淡黄白色
    花期:8~9月
    果実:袋果、緑色、種子には白色の冠毛あり
    習性:蔓性多年草
    備考:
    <毒を利用するアサギマダラ>
    幼虫は食草のキジョランやイケマの葉に丸い食痕を残す。
    尻を中心として、頭でコンパスのように円を描きながら、葉の表面を噛んでは傷つけて乳液を流れ出させる(トレンチング行動)。
    乳液が白く乾いて固まるのを待って円の内側を食べる。
    若齢幼虫は食草の毒を軽減しながら少しずつ食べて体を慣らしていく。
    二度脱皮する頃には体も毒に慣れ、葉を端から食べるようになり蓄積量も増す。
    毒を体に蓄えて成虫に持ち越す。
    幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる「警告色」と考えられている。

    キジョラン
    20240517_竜爪山
    キジョラン
    20240517_竜爪山
    キジョラン
    20240517_竜爪山
    キジョラン
    20250105_朝鮮岩
    キジョラン
    20250105_朝鮮岩
    キジョラン
    20250105_朝鮮岩
  • キオン Senecio nemorensis

    キク科オキオン属
    漢字:黄苑
    名前の由来:
    シオン(紫苑)に対して花が黄色。
    「シオン(紫苑)」は、漢名「紫苑」の音読説あり。
    葉:互生
    花:まわりの舌状花(5個)と中心部の筒状花(10個程度)の集まった頭状花序、黄色
    花期:8~9月
    果実:瘦果
    習性:多年草

    キオン
    20230821_宝永遊歩道
    キオン
    20230817_宝永遊歩道
  • カンボク Viburnum opulus var. calvescens

    ガマズミ科ガマズミ属
    漢字:肝木
    名前の由来:枝葉を煎じて止血剤にしたり、果実の絞り汁を目薬にしたりしたことから人体によい「肝要な木」説あり。
    樹形:落葉低木~小高木
    葉:対生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~7月
    果実:液果状の核果、赤色
    果期:9~10月
    備考:
    葉柄の上部に一対の腺体(ねばねばした液を出す蜜腺)あり。
    装飾花は花冠が変化したもので、アジサイ属のように萼の変化したものではない。
    果実は熟しても苦味が強くまずい。
    材が白色で軟らかく香気があるので楊枝に用いた。

    カンボク
    20240911_箱根湿生花園
    カンボク
    20240911_箱根湿生花園
    カンボク
    20240918_箱根湿生花園
    カンボク
    20240911_箱根湿生花園
  • ガンピ Wikstroemia sikokiana

    ジンチョウゲ科ガンピ属
    漢字:雁皮
    別名:カミノキ(紙の木)
    名前の由来:
    カニヒ(伽尼斐)という植物の古名から転訛した説、
    カミヒ(紙斐)が転訛した説など諸説あり。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、頭状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡黄色
    花期:5~6月
    果実:瘦果状の核果?、核は黒色
    果期:10~11月
    備考:
    昔は雁皮紙(がんぴし)として和紙の原料に用いた。
    ガンピ、ミツマタ、コウゾは、和紙の三大原料とされ、これらの靭皮繊維を用いた。
    冬芽は葉痕の下に隠れて見えず(隠芽)、毛だけが見えている。

    ガンピ
    20231023_県立森林公園
    ガンピ
    20231023_県立森林公園
    ガンピ
    20231023_県立森林公園
  • カンガレイ Schoenoplectiella triangulatus

    カヤツリグサ科フトイ属
    漢字:寒枯蘭
    名前の由来:枯れた茎が冬になっても残っている。
    葉:鞘状で茎の基部を包む
    花:小穂
    花期:8~10月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:
    湿地に生える。
    小穂は、雌性先熟で、雌性期から雄性期に成熟時期をずらす。

    カンガレイ
    20230619_富士山こどもの国
  • カワラマツバ Galium verum var. asiaticum f. nikkoense

    アカネ科ヤエムグラ属
    漢字:河原松葉
    名前の由来:河原に多く、葉が松葉に似ている。
    葉:8~10個輪生(2個以外は托葉が大きくなった)
    花:円錐花序、白色
    花期:7~8月
    習性:多年草
    備考:黄色花は「キバナカワラマツバ」。

    カワラマツバ
    20230724_八島湿原
    カワラマツバ
    20230724_八島湿原