フウロソウ科フウロソウ属
漢字:現の証拠
別名:ミコシグサ(御輿草)
名前の由来:
胃腸薬として即効性があり、効果(証拠)がすぐに現れる。
「ミコシグサ(御輿草)」は、果実が熟すとはじける莢が御輿の屋根のように反り返る。
葉:対生
花:花弁の全体的な色合いは白色~赤色と変化あり、赤色系(西日本) 白色系(東日本)
花期:7~10月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
陰干しした葉を煎じたものは、下痢止めの民間薬として有名。
蒴果は、心皮の上部がくちばし状にのび、その下端に種子がある。熟すと中軸に沿って5片に裂けて、裂片は種子を1個ずつ巻き上げる。
投稿者: kona
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ゲンゲ(レンゲソウ) Astragalus sinicus
マメ科ゲンゲ属
漢字:紫雲英
漢名:翹揺
別名:レンゲソウ
名前の由来:
「ゲンゲ(紫雲英)」は、漢名「翹揺」の音読みとする説などあり。漢字「紫雲英」は、一面に咲いた花を紫の雲にたとえたあて字。
「レンゲソウ(蓮華草)」は、蝶形花が輪状に並んだ様子がハス(蓮)の花(華)に似ている。
葉:互生、奇数羽状複葉
花:蝶形花
花期:4~6月、紅紫色
果実:豆果、黒色
習性:越年草
備考:
中国原産。
<緑肥として>
冬の田んぼで育て、花が咲きそろった頃に土にすきこんで肥料にする。
根に寄生する「根粒菌」が空気中からとりこんだ分だけ土の窒素が増えて、窒素肥料を与えるのと同じ効果が得られる。「根粒菌」については、シロツメクサの備考参照。 -
ケヤキ Zelkova serrata
ニレ科ケヤキ属
漢字:欅
名前の由来:けやけき(尊い、秀でた、美しい、目立つ)木に由来する。
樹形:落葉高木
葉:互生、弧を描くような鋸歯
花:雌雄同株(雄花、雌花、両性花)、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄緑色、風媒花
花期:4~5月
果実:いびつな痩果、暗褐色、先端に花柱が2本くちばしのように残る、風散布
果期:10月
備考:[1-1881][164][1-284P][338P][上176][4-110P, 113P]
街路樹や公園樹として植栽される。
ホウキを立てたようなおうぎ形の樹形。苗木の時におうぎの要の高さで伐るため。
樹皮は灰白色で丸いイボ状の皮目があり、老木ではうろこ状にはげ落ちる。
材質が堅く、木目が美しく、腐りにくく、耐用年数があるとして、神社仏閣や城、仏像、家具、臼、盆、和太鼓の胴、弓などに用いた。
「清水寺」の舞台の柱の建材。
風媒花のため、葉が伸びる前に雄花が花粉を飛ばし、小さな葉脇に雌花が咲く。
新芽の時期は、葉だけの枝と花が咲く枝では異なる。葉だけの枝は、花が咲く枝より2週間近く遅れる。
<着果短枝(ちゃっかたんし)>
果実が熟すと、果実と枯れ葉をつけたまま枝先の小枝(着果枝)ごと風に乗り、回転しながら浮力を得て遠方に運ぶ。着果短枝
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ゲッケイジュ Laurus nobilis
クスノキ科ゲッケイジュ属
漢字:月桂樹
名前の由来:明治時代にフランスから日本に木が渡った際に、中国では学名を月桂樹と誤訳していたが、そのままゲッケイジュと読んだ説あり。
樹形:常緑高木
葉:互生
花:雌雄異株、淡黄色
花期:4月
果実:液果、暗紫色
果期:10月
備考:
地中海沿岸地方の原産。
葉に精油成分を含み芳香がある。
葉はスープやカレーなどの香辛料、頭髪用の香水「ベーラム」の原料、リュウマチや神経痛の薬に用いる。
オリンピックなどの競技で勝者に与えられるものにこの枝葉で作られる月桂冠がある。 -
クロモジ Lindera umbellata
クスノキ科クロモジ属
漢字:黒文字
名前の由来:
緑色の小枝に煤(すす)で汚れたような黒い斑紋があり、これを文字に見立てた説が有力。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:雌雄異株、散形花序、淡黄色
花期:4月
果実:液果、黒色
果期:9~10月
備考:
全体に芳香があり、枝葉を蒸留して精油を採り、香水や石鹸の香料に用いた。
今はアロマセラピーの香料として用いられている。また、皮付きの爪楊枝や菓子用の大型楊枝に用いる。
この香りは、シカの食害を防いでいる。
根皮は、生薬で「釣樟(ちょうしょう)」と呼ばれ、急性胃腸カタル、脚気、去痰、鎮咳、湿疹などに用いた。
材は軽く強靭なため、洋傘やカマの柄、輪かんじき、ぶり縄(木登り道具)の棒などに用いた。 -
クロソヨゴ Ilex sugerokii
モチノキ科モチノキ属
漢字:黒冬青
別名:ウシカバ(牛樺)
名前の由来:
「クロ(黒)」は、ソヨゴに比べて樹皮が黒っぽい。
「ソヨゴ(冬青)」は、葉がソヨゴに似ている。
「ウシカバ(牛樺)」は、樹皮が黒く、表面がサクラやカバノキに似る。
樹形:常緑低木または小高木
葉:互生
花:雌雄異株、白色
花期:5~7月
果実:核果、赤色
果期:9~10月
備考:分布は、本州(山梨県以西)、四国。アカミノイヌツゲ var. brevipedunculata(赤実の犬黄楊)の分布は、北海道、本州(東北地方、中部地方北部) -
クロガネモチ Ilex rotunda
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クルマムグラ Galium japonicum
アカネ科ヤエムグラ属
漢字:車葎
名前の由来:
「クルマ(車)」は、6個の輪生状の葉を車輪に見立てた。
「ムグラ(葎)」は、草むらや藪の意味。
葉:6個輪生
花:集散花序、白色
花期:6~7月
果実:2個の分果、長いかぎ状の毛を密生
習性:多年草
備考:
林内の湿地に生える。
<クルマバソウとの違い>
クルマバソウの花は、漏斗形で筒部あり、花冠の直径は4mmほど、クルマムグラの花冠は、直径2.5mmほど。
クルマムグラの葉は乾くと黒くなる、クルマバソウは芳香あり。
クルマムグラの茎は、4稜あり。
<オククルマムグラとの違い>
オククルマムグラは、葉や茎の裏面中脈に下向きの刺状毛あり。葉は乾いても黒くならない。









































































