キク科コウヤボウキ属
漢字:柏葉白熊
名前の由来:
「カシワバ(柏葉)」は、葉がカシワの葉に似ている。
「ハグマ(白熊)」は、小花の裂片がハグマ(白熊)(仏具の払子(ほっす)に使うヤクの毛)に似ている。
葉:互生
花:筒状花の集まった頭状花序、白色
花期:9~11月
果実:瘦果、冠毛は純白で美しい
習性:多年草
投稿者: kona
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カジカエデ Acer diabolicum
ムクロジ科カエデ属
漢字:梶楓
別名:オニモミジ(鬼紅葉)
名前の由来:
「カジ(梶)」は、葉がカジノキ(クワ科)に似ている。
「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
「オニモミジ(鬼紅葉)」は、葉がごわごわして厚く、果実に剛毛が多い。
樹形:落葉高木
葉:対生
花:雌雄異株、散房花序、暗紅色、雄花は花弁や萼が合着して釣鐘状
花期:4~5月
果実:翼果、翼の開きは狭い(ほとんど平行)
果期:10月頃
備考:日本固有種 -
カクレミノ Dendropanax trifidus
ウコギ科カクレミノ属
漢字:隠れ蓑
名前の由来:3裂した葉を天狗の宝物(ほうもつ)の隠れ蓑(着ると姿を消すことができる)に見立てた。蓑は稲藁などで編んで作られた雨具のこと。
樹形:常緑小高木~高木
葉:互生
花:雌雄同株(両性花のみと雄花と両性花が混じる花序)、散形花序、淡黄緑色
花期:7~8月
果実:液果、黒紫色
果期:10~11月
備考:
若木の葉は3中裂し、成木では裂けず楕円形。
陰樹で、葉は効率よく光を受けるために、葉柄の長さを変えている。
葉は1~2年ほどの寿命で、黄色になって落ちる。
樹液にウルシと一緒の成分を含み、かぶれることもある。ウルシの代用品でもあった。 -
ガクウツギ Hydrangea scandens
アジサイ科アジサイ属
漢字:額空木
名前の由来:
「ガク(萼)」は、両性花を囲む装飾花を額縁に見立てた。
「ウツギ(空木)」は、樹形がウツギに似ていることに由来。枝の中は空洞ではなく白い髄あり。
樹形:落葉低木
葉:対生
花:両性花、散房花序、白色(装飾花の3枚の萼)、淡黄緑色(両性花)
花期:5~6月
果実:蒴果
果期:
備考:葉裏脈液に白い小さな毛叢あり。 -
カキノキ Diospyros kaki
カキノキ科カキノキ属
漢字:柿の木
名前の由来:
赤い実がなる「赤木(アカキ)」が「カキ」に転訛した説が有力、
秋に紅葉する「赤」い葉と、「黄」色い実から「赤黄」が転訛した説などもあり。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株、淡黄色
花期:5~6月
果実:液果、黄赤色
果期:10~11月
備考:
ヤマガキ(var. sylvestris)は、葉がやや小型で毛が多く、子房にも毛がある。
柿の渋味はタンニンによるもの。実が熟す前に食べられないようにするため。干し柿等にすると、タンニンが固まって不溶性になるため渋味がなくなる。糖が増加するものではない。
昔は渋柿から「柿渋」をとり防腐、防水、補強材として紙や糸、布、革、木材に塗布し、漁家では床下の瓶に1年分の柿渋を蓄えて漁網(ぎょもう)の防水や防腐に用いたり、和傘の防水剤にしたり、火傷や虫刺され等に民間薬としても用いた。