【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • カマツカ Aronia villosa Decne. var. laevis Stapf.

    バラ科カナメモチ属
    漢字:鎌柄
    別名:ウシコロシ(牛殺し)
    名前の由来:
    材が丈夫で折れにくく、鎌の柄(つか)などに用いられた。
    「ウシコロシ(牛殺し)」は、材を削って牛の鼻輪を通す穴開けに用いたり、鼻輪自体に用いた。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生、短枝では輪生状
    花:両性花、複散房花序、白色
    花期:4~6月
    果実:ナシ状果、赤色
    果期:10~11月
    備考:
    株立ちしたものが多い。
    果柄にはいぼ状の皮目が多い。
    長枝(光環境が悪い)と短枝(光環境がよい)がはっきり分かれている。

    カマツカ
    20231016_県立森林公園
    カマツカ
    20231016_県立森林公園
    カマツカ
    20231016_県立森林公園
    カマツカ
    20231124_有度山
    カマツカ
    20231124_有度山
    カマツカ
    20231124_有度山
    カマツカ
    20240410_有度山
    カマツカ
    20240410_有度山
    カマツカ
    20240414_有度山
    カマツカ
    20240414_有度山
    カマツカ
    20240414_有度山
    カマツカ
    20240428_高山・市民の森
    カマツカ
    20240428_高山・市民の森
    カマツカ
    20240428_高山・市民の森
    カマツカ
    20240428_高山・市民の森
    カマツカ
    20241006_高山・市民の森
    カマツカ
    20241006_高山・市民の森
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    カマツカ
    20250412_高山・市民の森
    カマツカ
    20250412_高山・市民の森
    カマツカ
    20250412_高山・市民の森
  • ガマズミ Viburnum dilatatum

    ガマズミ科ガマズミ属
    漢字:莢蒾(きょうめい)
    名前の由来:
    マタギがガマズミの実をみつけると、山の神からの授かり物として食したため「神ツ実」が由来とする説、
    枝を「鎌(カマ)」の柄に用い、実を染料とする「染め(ソメ)」で「カマソメ」からとする説、
    実に酸味があるので「噛み酢実」から説など諸説あり。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:核果、暗赤色
    果期:9~11月
    備考:
    果実は、赤黒くなり甘酸っぱくて食べられる。
    実を搾った果汁には、クエン酸やリンゴ酸が含まれ、体に良い。
    ガマズミ属の枝は弾力があって折れにくく、若い幹や枝をねじって繊維をほぐして縄の代用とした。
    コバノガマズミとの違い>
    葉が大きい(ガマズミ:長さ6~14cm 幅3~14cm、コバノガマズミ:長さ4~10cm 幅2~4cm)
    葉柄が長い(ガマズミ:1cm以上、コバノガマズミ:6mm以下)

    ガマズミ
    20211030_遊木の森
    ガマズミ
    20211030_遊木の森
    ガマズミ
    20211030_遊木の森
    ガマズミ
    20220619_遊木の森
    ガマズミ
    20220619_遊木の森
    ガマズミ
    20230626_富士山こどもの国
    ガマズミ
    20230626_富士山こどもの国
    ガマズミ
    20231001_高山・市民の森
    ガマズミ
    20231001_高山・市民の森
    ガマズミ
    20231011_遊木の森
    ガマズミ
    20231011_遊木の森
    ガマズミ
    20240519_遊木の森
    ガマズミ
    20240519_遊木の森
    ガマズミ
    20240519_遊木の森
    ガマズミ
    20250309_高山・市民の森
    ガマズミ
    20250309_高山・市民の森
    ガマズミ
    20250412_高山・市民の森
    ガマズミ
    20250412_高山・市民の森
    ガマズミ
    20250412_高山・市民の森
    ガマズミ
    20250420_遊木の森
    ガマズミ
    20250420_遊木の森
  • カナメモチ Aronia glabra

    バラ科カナメモチ属
    漢字:要黐
    別名:アカメモチ(赤芽黐)
    名前の由来:
    別名のアカメモチが転訛した説が有力、
    モチノキに似ていて、材が扇の要に使われた説もあり。
    「アカメモチ(赤芽黐)」は、若葉が赤く、葉や樹形がモチノキに似る。
    樹形:常緑小高木
    葉:互生
    花:両性花、複散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:ナシ状果、赤色
    果期:12月頃
    備考:
    国産材では最も重硬で比重が重い材。車輪、車軸などに用いられる。
    春の若葉は赤くて美しい。落葉前にも紅葉する。
    生垣としてよく植栽される。

    カナメモチ
    20231016_県立森林公園
    カナメモチ
    20231016_県立森林公園
    カナメモチ
    20231016_県立森林公園
    カナメモチ
    20240809_県立美術館
    カナメモチ
    20240809_県立美術館
    カナメモチ
    20240809_県立美術館
    カナメモチ
    20240809_県立美術館
    カナメモチ
    20241129_県立美術館
    カナメモチ
    20241129_県立美術館
    カナメモチ
    20250404_県立美術館
    カナメモチ
    20250404_県立美術館
    カナメモチ
    20250404_県立美術館
  • カナクギノキ Lindera erythrocarpa

    クスノキ科クロモジ属
    漢字:鉄釘の木
    名前の由来:
    樹皮の不規則に剥げ落ち、灰色と褐色のまだら模様を鹿(か)の子模様に見立て「かのこぎ(鹿の子木)」が転訛した説が有力。
    堅い材を釘に用いた説もあり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、散形花序、黄緑色
    花期:4月
    果実:液果、赤色
    果期:9~10月
    備考:葉柄は赤みを帯びる。

    カナクギノキ
    20220613_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20220613_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20221120_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20221120_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20221120_高山・市民の森
    カナグギノキ
    20230502_高山・市民の森
    カナグギノキ
    20230502_高山・市民の森
    カナグギノキ
    20230502_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20240303_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20240331_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20240428_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20240428_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20250309_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20250412_高山・市民の森
    カナクギノキ
    20250412_高山・市民の森
  • カツラ Cercidiphyllum japonicum

    カツラ科カツラ属
    漢字:桂
    名前の由来:落葉した葉は甘い香りを発することから、香りが出ることを意味する「香出(かづ)る」が由来とする説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:長枝に対生、短枝には1枚つく
    花:雌雄異株、無花被花(萼と花冠なし)、柱頭と葯 淡紅色
    花期:3~5月
    果実:袋果が集まった複合果、黒紫色、種子には翼あり
    果期:11~12月
    備考:
    日本固有種。
    秋の落葉時に葉からキャラメルあるいはカルメ焼きのような甘い香りを放つ(理由は不明)。
    谷筋で枝を箒(ほうき)状に斜上させた樹形をかたちづくり、萌芽株で占有する特性あり。
    頂芽が発達することなく2番目にある側芽が分岐伸長する「仮頂芽型」。
    材は狂いが少なく加工し易いため、碁盤や将棋盤、彫刻用材、版画板、製図板、家具材、建築材など様々な用材として用いられた。昭和初期には、裁ち板(和裁で使われる作業台)や張り板(洗濯した着物を干す板)、洗濯機が普及する前は洗濯板に用いた。
    <異形葉性>
    葉は春、夏と2回に分けて展開する。
    春葉:丸く基部に凹みがあるハート型、最初に長枝に対生する2枚の葉を出し、短枝に1枚の葉を出す。
    夏葉:基部に凹みがなく葉先が尖るおむすび型、「春葉」の後に開葉する。
    (「1年目の枝には卵形、2年目以降はハート型の葉がつく。」との記述もあり)

    カツラ
    20220801_県立美術館
    カツラ
    20220801_県立美術館
    カツラ
    20230619_富士山こどもの国
    カツラ
    20230619_富士山こどもの国
    カツラ
    20230619_富士山こどもの国
    カツラ
    20230804_県立美術館
    カツラ
    20230804_県立美術館
    カツラ
    20230804_県立美術館
    カツラ
    20240911_箱根湿生花園
    カツラ
    20240911_箱根湿生花園
    カツラ
    20240911_箱根湿生花園
  • カタバミ Oxalis corniculata

    カタバミ科カタバミ属
    漢字:傍食/片喰
    漢名:酢漿草
    名前の由来:「就眠運動」により葉が閉じると片側が欠けたように見える。
    葉:互生、3出複葉
    花:散形花序、黄色
    花期:4~10月
    果実:蒴果、円柱形で熟すと5裂し多数の種子を弾き飛ばす
    習性:多年草
    備考:
    葉や茎は「シュウ酸」を含み、噛むと酸味がある。イタドリスイバ、ギシギシ、ルバーブも同様。山菜などに利用されるが、食べ過ぎると結石を引き起こす可能性あり。
    昔は、葉を揉んだ汁で銅製の鏡や真鍮のドアノブを磨いた。十円玉を磨くとピカピカになる。
    実は熟した時に触れると弾けて種子が勢いよく飛び出す。種子には粘液が着いていて人や動物に張り付いてさらに運ばれる。
    <就眠運動>
    夜になると、葉は傘をすぼめたように葉を閉じて垂れる(就眠運動)。葉をたたむことで夜間の放射冷却を防いで葉温を保つ説があるが、明確にはわかっていない。
    他の例)
    シロツメクサ(クローバー)は3枚の葉が立ち上がる。
    ネムノキ、ニセアカシアは、葉を開閉する。
    シソ、オナモミ、カラムシは、葉をだらんと垂らす。
    ヨモギは、葉を立たす。

    カタバミ
    20240421_遊木の森
    カタバミ
    20240421_遊木の森
    カタバミ
    20240608_遊木の森
    カタバミ
    20240608_遊木の森
  • カシワバハグマ Pertya robusta

    キク科コウヤボウキ属
    漢字:柏葉白熊
    名前の由来:
    「カシワバ(柏葉)」は、葉がカシワの葉に似ている。
    「ハグマ(白熊)」は、小花の裂片がハグマ(白熊)(仏具の払子(ほっす)に使うヤクの毛)に似ている。
    葉:互生
    花:筒状花の集まった頭状花序、白色
    花期:9~11月
    果実:瘦果、冠毛は純白で美しい
    習性:多年草

    カシワバハグマ
    20220925_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20231021_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20231021_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20250113_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20250113_朝鮮岩
  • カシワ Quercus dentata

    ブナ科コナラ属
    漢字:柏
    名前の由来:炊(かし)き葉に由来し、食物を包んだり、食物の下に敷いた。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、雄花序は新枝のもとに下垂 黄褐色、雌花序は新枝の先の葉腋につく
    花期:5~6月
    果実:堅果
    果期:秋
    備考:
    葉は食物を包むのにも使われ、現在も柏餅として残っている。
    枯葉は冬芽を寒さから守るために、冬中ついている。新芽が芽生えるときに落葉する。

    カシワ
    20220410_その他
    カシワ
    20220504_その他
    カシワ
    20220504_その他
    カシワ
    20220504_その他
    カシワ
    20220508_高山・市民の森
    カシワ
    20220508_高山・市民の森
    カシワ
    20250105_朝鮮岩
    カシワ
    20250105_朝鮮岩
  • カジカエデ Acer diabolicum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:梶楓
    別名:オニモミジ(鬼紅葉)
    名前の由来:
    「カジ(梶)」は、葉がカジノキ(クワ科)に似ている。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    「オニモミジ(鬼紅葉)」は、葉がごわごわして厚く、果実に剛毛が多い。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄異株、散房花序、暗紅色、雄花は花弁や萼が合着して釣鐘状
    花期:4~5月
    果実:翼果、翼の開きは狭い(ほとんど平行)
    果期:10月頃
    備考:日本固有種

    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • カゴノキ Litsea coreana

    クスノキ科ハマビワ属
    漢字:鹿子の木
    別名:コガノキ(小鹿子の木)
    名前の由来:樹皮の模様が鹿(か)の子模様になる。
    樹形:常緑高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、淡黄色
    花期:8~9月
    果実:液果、赤色
    果期:翌年の秋
    備考:
    樹皮は暗褐色で、鱗状にはげ落ち、跡が灰白色のまだらな模様ができる。
    若枝や葉柄に褐色の毛がある。

    カゴノキ
    20220312_花沢山
    カゴノキ
    20240517_竜爪山
    カゴノキ
    20250404_県立美術館
    カゴノキ
    20250404_県立美術館
    カゴノキ
    20250404_県立美術館
    カゴノキ
    20250404_県立美術館