【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • クサギ Clerodendrum trichotomum

    シソ科クサギ属
    漢字:臭木
    名前の由来:葉や枝をちぎると強い臭気がある。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、花冠 白色 萼 紅紫色、ジャスミンのような甘い芳香あり
    花期:7~9月
    果実:核果、藍色
    果期:10~11月
    備考:
    若葉(新芽)は天ぷらなどの山菜になる。
    若い枝や葉の脈に軟毛が生えている。
    垂直方向につく葉の葉柄は、上側の葉は短く、下側の葉は長くせり上がり平面に並んでいる。1枚1枚の葉が重ならないように配置され、光合成を効率よく行う仕組み。
    果実が藍色、開いた萼の内側が紅色で、鳥に目立つ「二色効果」あり。
    夏の葉は小枝ごと刈り取って乾燥させ、煎液をつくってリウマチや高血圧症、腫れ物、痔に用いた。
    根皮は利尿、健胃剤に用いた。
    果実は青色の染料として用いた。
    <雄性先熟>
    自家受粉を避ける仕組み。
    雄性期:最初に4本の雄しべが伸びて、1本の長い雌しべは下にうなだれている。
    雌性期:雄しべがしおれると、雌しべが起き上がって伸び始める。

    クサギ
    20211030_遊木の森
    クサギ
    20211030_遊木の森
    クサギ
    20211123_その他
    クサギ
    20220619_遊木の森
    クサギ
    20220619_遊木の森
    クサギ
    20220903_朝鮮岩
    クサギ
    20220903_朝鮮岩
    クサギ
    20221105_満観峰
    クサギ
    20230827_朝鮮岩
    クサギ
    20230827_朝鮮岩
    クサギ
    20231011_遊木の森
    クサギ
    20231011_遊木の森
    クサギ
    20250806_県立美術館
    クサギ
    20250806_県立美術館
  • クサイチゴ Rubus hirsutus

    バラ科キイチゴ属
    漢字:草苺
    名前の由来:丈が低く草のように見えるイチゴ。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、細重鋸歯、小葉が1~2対の奇数羽状複葉、頂葉大
    花:両性花、白色、虫媒花
    花期:4~5月
    果実:核果が集まった集合果、赤色、動物散布
    果期:5~6月
    備考:[1-1772][1104][1-600P][296P][上153]
    枝、葉柄、葉表に軟毛と腺毛が多い。枝に疎らにとげあり。
    果実は食べられる。

    クサイチゴ
    20250420_遊木の森
    クサイチゴ
    20250420_遊木の森
    クサイチゴ
    20250420_遊木の森
    クサイチゴ
    20251124_朝鮮岩
    クサイチゴ
    20251124_朝鮮岩
    クサイチゴ
    20251124_朝鮮岩
  • ギンレイカ Lysimachia acroadenia

    サクラソウ科オカトラノオ属
    漢字:銀鈴花
    別名:ミヤマタゴボウ(深山田牛蒡)
    名前の由来:
    白い花を銀の鈴に見立てた説、
    丸い果実を錆びた銀の鈴に見立てた説あり。
    葉:互生
    花:総状花序、白色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、熟すと5裂して小さな種子を出す
    習性:多年草
    備考:茎や葉裏一面に細かな紫色の点を散生する。

    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
    ギンレイカ
    20240614_高山・市民の森
  • ギンリョウソウ Monotropastrum humile

    ツツジ科ギンリョウソウ属
    漢字:銀竜草
    別名:ユウレイタケ(幽霊茸)
    名前の由来:
    下向きにつく花と鱗片葉を銀色の竜に見立てた。
    「ユウレイタケ(幽霊茸)」は、薄暗い森林内で、白くひっそりと咲くのを幽霊に見立てた。
    葉:互生、葉の退化した鱗片葉
    花:白色
    花期:5~8月
    果実:液果、熟すと種子を落とす
    習性:多年草
    備考:
    光合成をしないため、葉緑素をもたない。
    <菌従属栄養植物>
    菌類に寄生して栄養を奪うため、「菌従属栄養植物」と呼ばれる。
    ギンリョウソウの場合、外生菌根菌(ベニタケ科(ベニタケ属・チチタケ属)のキノコ)を根に誘導して養分吸収器官を作らせ、外生菌根菌が樹木から獲得した栄養分を奪う。
    <ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)との違い>
    花期が8~9月(本種より遅い)。
    果実は蒴果で、果実は直立して上向きにつく。
    本種は黒く腐ったように枯れるのに対して、褐色のかさかさした感じに枯れる。

    ギンリョウソウ
    20240414_有度山
    ギンリョウソウ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • キンモクセイ Osmanthus fragrans var. aurantiacus

    モクセイ科モクセイ属
    漢字:金木犀
    名前の由来:
    「金」は橙黄色の花を金にたとえた。
    「木犀」は木肌が動物のサイ(犀)の肌に似ている。
    樹形:常緑小高木
    葉:対生
    花:雌雄異株、橙黄色
    花期:9~10月
    果実:核果
    果期:(日本に雌株なし)
    備考:
    ギンモクセイの変種。
    10月頃に咲く花は、ギンモクセイより強い芳香あり。
    日本のものは全て雄株で結実しない。挿し木で増やす。

    キンモクセイ
    20211026_駿府城公園
    キンモクセイ
    20211026_駿府城公園
    キンモクセイ
    20211103_その他
    キンモクセイ
    20250404_県立美術館
    キンモクセイ
    20231016_県立森林公園
    キンモクセイ
    20231016_県立森林公園
  • キンミズヒキ Agrimonia pilosa var. viscidula

    バラ科キンミズヒキ属
    漢字:金水引
    名前の由来:金色の細長い花穂を「ミズヒキ(タデ科)」にたとえた。
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:穂状花序、黄色、萼筒の縁にカギ状のとげが多数あり
    花期:7~10月
    果実:瘦果、萼のとげで動物にくっつく
    習性:多年草

    キンミズヒキ
    20240918_箱根湿生花園
    キンミズヒキ
    20240918_箱根湿生花園
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
  • キンバイソウ Trollius hondoensis

    キンポウゲ科キンバイソウ属
    漢字:金梅草
    名前の由来:黄色の花が梅に似ている。
    葉:
    花:濃橙色、花弁に見えるのは萼片で花弁は線形
    花期:7~8月
    果実:袋果、頭状に群がってつき粘着性あり
    習性:多年草

    キンバイソウ
    20230724_八島湿原
    キンバイソウ
    20230724_八島湿原
  • キレンゲショウマ Kirengeshoma palmata

    アジサイ科キレンゲショウマ属
    漢字:黄蓮華升麻
    名前の由来:
    黄色の花が咲く「レンゲショウマ(蓮華升麻)」。
    「レンゲショウマ(蓮華升麻)(キンポウゲ科)」は、草の姿がショウマ(升麻)で、花がハス(蓮)に似ている。
    葉:対生
    花:集散花序、黄色
    花期:7~8月
    果実:蒴果、熟すと3裂し多数の種子をだす
    習性:多年草

    キレンゲショウマ
    20240911_箱根湿生花園
    キレンゲショウマ
    20240911_箱根湿生花園
    キレンゲショウマ
    20240911_箱根湿生花園
  • キリ Paulownia tomentosa

    キリ科キリ属
    漢字:桐
    名前の由来:
    根本から伐ってもすぐに芽を出して早く成長することから、「きる(伐る)」の名詞化説、
    木材の木目が美しい「木理(もくり)」による説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、全縁(幼木では鋸歯あり)、3~5浅裂または不分裂、長さ15~30cm、先は尖り基部はハート形、両面に腺毛が密生、葉柄の長さ6~20cm
    花:両性花、円錐花序、淡紫色、甘い香りあり、虫媒花
    花期:4~5月
    果実:蒴果、卵形(長さ3~4cm)、熟すと2裂して翼のある多数の種子(長さ3~4mm)を散らす、風散布
    果期:7月~翌年1月
    備考:[2-3596][2686][3-374P][705P][下311]
    国産材で最も軽い。狂いが少なく、湿気を通さず、燃えにくいなどから、箪笥や下駄、琴などに用いられた。
    成長が早く、植栽後10年ほどで樹高10m、胸高直径50cm近くになる。昔は「女の子が生まれるとキリを植えて、嫁に出す時に伐って嫁入り道具の箪笥を作る」と言われた。
    五百円硬貨の図柄に採用されている。
    <成長が早い理由>
    ・比重が小さい
    ・光合成能力が高い(大きな葉と根が細く窒素吸収能力が高い)
    比重が小さい及び根が細いことは、菌類や微生物、虫などの侵入には弱く、短命になりやすい。ヤマグワ、ヌルデ、ヤナギなども同様。

    キリ
    20220613_高山・市民の森
    キリ
    20220613_高山・市民の森
    キリ
    20220613_高山・市民の森
    キリ
    20230502_高山・市民の森
    キリ
    20230502_高山・市民の森
    キリ
    20230502_高山・市民の森
    キリ
    20231001_高山・市民の森
    キリ
    20240303_高山・市民の森
    キリ
    20240428_高山・市民の森
    キリ
    20240428_高山・市民の森
    キリ
    20240504_高山・市民の森
    キリ
    20240504_高山・市民の森
    キリ
    20240504_高山・市民の森
    キリ
    20251029_寸又峡
    キリ
    20251112_寸又峡
  • キランソウ Ajuga decumbens

    シソ科キランソウ属
    漢字:金瘡小草
    別名:ジゴクノカマノフタ
    名前の由来:
    「キランソウ(金瘡小草)」は、咲きひろがる様子が、「金襴(きらん)」という織物の切れはしのように見える説など諸説あり。
    「ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)」は、根小葉が地面にはりつくように広がっている説など諸説あり。
    葉:対生
    花:唇形花、濃紫色
    花期:3~5月
    果実:4個の分果
    習性:多年草

    キランソウ
    20220410_朝鮮岩
    キランソウ
    20220410_朝鮮岩
    キランソウ
    20240410_吉田川
    キランソウ
    20240410_吉田川