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投稿者: kona

  • オヘビイチゴ Potentilla anemonifolia

    バラ科キジムシロ属
    漢字:雄蛇苺
    名前の由来:ヘビイチゴより大型。
    葉:根生葉 5出の掌状複葉、茎葉 3出複葉
    花:集散花序、黄色
    花期:5~6月
    果実:瘦果の集まった集合果
    習性:多年草
    備考:花のあと花床がふくらまない点でヘビイチゴ類と違う。

    オヘビイチゴ
    20240504_高山・市民の森
    オヘビイチゴ
    20240504_高山・市民の森
  • オニノヤガラ Gastrodia elata

    ラン科オニノヤガラ属
    漢字:鬼の矢柄
    名前の由来:まっすぐにのびた花茎を鬼の矢柄に見立てた。
    葉:
    花:総状花序、黄褐色
    花期:6~7月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    光合成をしないため、葉緑素をもたない。
    菌類に寄生して栄養を奪うため、「菌従属栄養植物」と呼ばれる。
    オニノヤガラの場合、ナラタケ(腐生菌)が獲得した栄養分を奪う。

    オニノヤガラ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    オニノヤガラ
    20240724_富士山太郎坊周辺
  • オニドコロ Dioscorea tokoro

    ヤマノイモ科ヤマノイモ属
    漢字:鬼野老
    別名:トコロ(野老)
    名前の由来:
    「オニ(鬼)」は、大きな葉を持つ。
    「ドコロ(野老)」は、野の老人の意味で、山に生え根茎のひげ根(ね)が多い様子を老人に見立てた。
    葉:互生
    花:雌雄異株、淡緑色、雄花序は立ち雌花序は垂れ下がる
    花期:7~8月
    果実:蒴果、3個の翼あり
    習性:蔓性多年草、左巻き(ネジと同一方向として)
    備考:根茎を食用する所もあるが味は苦い。

    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20241129_県立美術館
    オニドコロ
    20241129_県立美術館
    オニドコロ
    20241129_県立美術館
  • オニツルウメモドキ Celastrus orbiculatus var. strigillosus

    ニシキギ科ツルウメモドキ属
    漢字:鬼蔓梅擬
    名前の由来:
    「オニ(鬼)」は、ツルウメモドキより葉が大きい。
    「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」は、ツルウメモドキの名前の由来参照。
    樹形:蔓性落葉木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生
    花:雌雄異株、集散花序、黄緑色
    花期:5~6月
    果実:蒴果、黄色に熟すと3裂し橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す
    果期:10~12月
    備考:
    ツルウメモドキの変種。

    オニツルウメモドキ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニツルウメモドキ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニツルウメモドキ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • オニタビラコ Youngia japonica

    キク科オニタビラコ属
    漢字:鬼田平子
    名前の由来:
    「オニ(鬼)」は、コオニタビラコに比べて大きい。
    「タビラコ(田平子)」は、コオニタビラコの名前の由来参照。
    葉:
    花:舌状花の集まった頭状花序、黄色
    花期:5~10月
    果実:瘦果
    習性:1~2年草

    オニタビラコ
    20220504_朝鮮岩・満観峰
    オニタビラコ
    20220504_朝鮮岩・満観峰
    オニタビラコ
    20240410_吉田川
    オニタビラコ
    20240410_吉田川
    オニタビラコ
    20240410_吉田川
  • オニシバリ Daphne pseudomezereum

    ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
    漢字:鬼縛り
    別名:ナツボウズ(夏坊主)
    名前の由来:
    樹皮の繊維が強靭で鬼をも縛ることができる。
    「ナツボウズ(夏坊主)」は、冬に葉をつけて夏に落葉する。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:雌雄異株、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄緑色
    花期:2~4月
    果実:液質の核果、赤色
    果期:5~7月
    備考:
    果実は有毒で辛味がある。
    樹皮は和紙の原料になる。
    落葉樹の林の中で育つオニシバリは低木のため、夏の間、葉の繁った高木に太陽の光を奪われる。そのため、夏の期間は葉を落として休眠し、秋、落葉樹の葉が落ち始めて林が明るくなるころ芽を吹く。

    オニシバリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニシバリ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    オニシバリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニシバリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • オニグルミ Juglans mandshurica

    クルミ科クルミ属
    漢字:鬼胡桃
    名前の由来:
    「オニ」は、核果の表面が凸凹で、これを鬼面に見立てた説、
    殻が厚く堅い説あり。
    「クルミ」は、中国を意味する「呉(ご)」の国の「呉実(クレミ)」が転訛した説、
    くるくると転がる丸い実の意味とする説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:雌雄同株
    花期:5~6月
    果実:核果状の堅果、黄緑色
    果期:9~10月
    備考:
    種子は食用。栽培されるクルミのほとんどは、カシグルミとシナノグルミ。
    種子を食べられるのは、歯の鋭いネズミやリスぐらい。ネズミは殻に穴を開けて中の種子を食べるが、リスは殻の継ぎ目に歯を入れて割って中の種子を食べる。また、貯食を行う。
    サワグルミとの違い>
    果実が、オニグルミは、径4cmぐらいの球形で、果皮を取り除くと堅い凸凹のある3cm前後に核が現れる、サワグルミは、2cmぐらいの広い翼のような苞に1cmほどの小さい堅い実が着く。
    サワグルミは、側芽に1~5cmほどの柄がある。

    オニグルミ
    20220613_高山・市民の森
    オニグルミ
    20220613_高山・市民の森
    オニグルミ
    20220613_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20231202_高山・市民の森
    オニグルミ
    20240303_高山・市民の森
    オニグルミ
    20240428_高山・市民の森 雄花序
    オニグルミ
    20240428_高山・市民の森 雄花序
    オニグルミ
    20240504_高山・市民の森 雌花序
    オニグルミ
    20240504_高山・市民の森 雌花序
    オニグルミ
    20250412_高山・市民の森
    オニグルミ
    20250412_高山・市民の森
  • オトコエシ Patrinia villosa

    スイカズラ科オミナエシ属
    漢字:男郎花
    名前の由来:オミナエシより強剛なので、男性に見立てた。
    葉:対生
    花:散房花序、白色
    花期:8~10月
    果実:瘦果、小苞葉が大きくなってうちわのような翼になる
    習性:多年草

    オトコエシ
    20240918_箱根湿生花園
    オトコエシ
    20240918_箱根湿生花園
    オトコエシ
    20241015_遊木の森
    オトコエシ
    20241015_遊木の森
    オトコエシ
    20241015_遊木の森
  • オクトリカブト Aconitum japonicum ssp. subcuneatum

    キンポウゲ科トリカブト属
    漢字:奥鳥兜
    名前の由来:
    「オク(奥)」は、みちのく(陸奥)に多く生える。
    「トリカブト(鳥兜)」は、花の形が舞楽(ぶがく)を奏でる伶人(れいじん)がかぶる鳳凰の頭をかたどった冠(兜)に似ている。
    葉:互生
    花:散房または総状花序、青紫色
    花期:8~10月
    果実:袋果
    習性:多年草
    備考:
    世界で二番目に毒性の強いトリカブト。
    トリカブト類は、毒物の代表でもあったが、重要な薬草でもあった。

    オクトリカブト
    20240911_箱根湿生花園
    オクトリカブト
    20240911_箱根湿生花園
    オクトリカブト
    20240911_箱根湿生花園
  • オガラバナ Acer ukurunduense

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:麻殻花
    名前の由来:材(枝)が麻殻(おがら:皮を剥いだアサの茎)のようにやわらかい。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(ひとつの花序に雄花と両性花が混じる)、総状花序、黄緑色
    花期:6~8月
    果実:翼果、翼は鋭角に開く
    果期:9~10月
    備考:
    亜高山帯に生える。
    葉裏は白みを帯びて毛が多く、特に葉脈に沿って淡褐色の柔らかい毛が密生する。

    オガラバナ
    20221013_しらびそ高原
    オガラバナ
    20221013_しらびそ高原