ウコギ科キヅタ属
漢字:木蔦
別名:フユヅタ(冬蔦)
名前の由来:
ブドウ科のツタに似て木質。
「フユヅタ(冬蔦)」は、 冬も葉が緑(落葉性のツタをナツヅタというのに対応)。
樹形:蔓性常緑低木
葉:互生、全縁、3~5裂または不分裂など変異が多い、厚く表面は光沢あり
花:両性花、散形花序、黄緑色、虫媒花
花期:10~12月
果実:液果、赤紫褐色→紫黒色、動物(主に鳥)散布
果期:翌年の5~6月
備考:[2-4231][1997][2-694P][772P][下320]
茎から多数の気根(付着根)を出して、岩や木に張りついて伸びる。
葉形は若枝では3~5裂するものあり、成長すると卵~菱形になる。
投稿者: kona
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キジョラン Marsdenia tomentosa
キョウチクトウ科キジョラン属
漢字:鬼女蘭
名前の由来:種子につく長く白い冠毛を、髪をふり見出した鬼女にたとえた。
葉:対生
花:散形花序、淡黄白色
花期:8~9月
果実:袋果、緑色、種子には白色の冠毛あり
習性:蔓性多年草
備考:
<毒を利用するアサギマダラ>
幼虫は食草のキジョランやイケマの葉に丸い食痕を残す。
尻を中心として、頭でコンパスのように円を描きながら、葉の表面を噛んでは傷つけて乳液を流れ出させる(トレンチング行動)。
乳液が白く乾いて固まるのを待って円の内側を食べる。
若齢幼虫は食草の毒を軽減しながら少しずつ食べて体を慣らしていく。
二度脱皮する頃には体も毒に慣れ、葉を端から食べるようになり蓄積量も増す。
毒を体に蓄えて成虫に持ち越す。
幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる「警告色」と考えられている。 -
ガンピ Wikstroemia sikokiana
ジンチョウゲ科ガンピ属
漢字:雁皮
別名:カミノキ(紙の木)
名前の由来:
カニヒ(伽尼斐)という植物の古名から転訛した説、
カミヒ(紙斐)が転訛した説など諸説あり。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:両性花、頭状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡黄色
花期:5~6月
果実:瘦果状の核果?、核は黒色
果期:10~11月
備考:
昔は雁皮紙(がんぴし)として和紙の原料に用いた。
ガンピ、ミツマタ、コウゾは、和紙の三大原料とされ、これらの靭皮繊維を用いた。
冬芽は葉痕の下に隠れて見えず(隠芽)、毛だけが見えている。 -
カワヤナギ Salix gilgiana
ヤナギ科ヤナギ属
漢字:川柳
別名:ナガバカワヤナギ(長葉川柳)
名前の由来:
「カワ(川)は、川沿いに多く生える。
「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギの名前の由来参照。
樹形:落葉小高木
葉:互生
花:雌雄異株、穂状花序、無花被花(萼と花冠なし)
花期:3月、葉の展開前
果実:蒴果、ねた毛あり互いにくっつき合って並ぶ
果期:4月






































