クスノキ科クスノキ属
漢字:樟
名前の由来:
霊妙、神秘的な木「奇(くす)し木」が語源など諸説あり。
他「臭い木」、「くすぼる木」、「薬の木」、「久須(くす)は朽ちず」の略など。
樹形:常緑高木
葉:互生、全縁、縁は波打つ、3行脈が目立つ、表面に光沢あり
花:両性花、円錐花序、黄緑色、虫媒花
花期:5~6月
果実:液果、杯形の花托に載る、緑色→黒紫色、動物(主に鳥)散布
果期:10~11月
備考:[1-140][481][1-394P][118P][上36][2-51P]
葉を揉んで嗅ぐと「樟脳」のにおいがする。病害虫を防ぐため。
果実も緑色の時は樟脳臭が強いが、黒紫色に熟すと消える。鳥に散布してもらうため。
材や枝葉を蒸留して樟脳を生産し、防虫、防臭剤などに用いた。
アオスジアゲハの幼虫は解毒でき、クスノキなどクスノキ科の植物の葉を食べる。
大半の葉は、新芽が伸びる初夏前後に紅葉して1年ほどで落葉する。他の常緑樹の葉のように厚く丈夫にする必要がなく薄いため、光の透過性がよく、光合成の効率がよくなり成長が早い。
材は緻密で軽く加工しやすい。強い芳香があり、建築構造材には使われないが、建築内装、家具、玩具、彫刻材、木魚などに用いられる。
<ダニ部屋/室(ドマティア)>
葉の三行脈の起点付近に小さな一対のふくらみがあり、ここに草食性のフシダニが潜んでいる。ふくらみはクスノキがつくったもの。共生か寄生かはわかっていない。フシダニはクスノキにとっては害が少ないため、ダニ部屋にフシダニを住まわせることにより、肉食性のダニをおびき寄せて、他の草食性のダニも含めて食べてもらっている説あり。
投稿者: kona
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クスノキ Cinnamomum camphora
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クサギ Clerodendrum trichotomum
シソ科クサギ属
漢字:臭木
名前の由来:葉や枝をちぎると強い臭気がある。
樹形:落葉小高木
葉:対生
花:両性花、集散花序、花冠 白色 萼 紅紫色、ジャスミンのような甘い芳香あり
花期:7~9月
果実:核果、藍色
果期:10~11月
備考:[2-3583][2514][3-354P][702P][下309][1-83P]
若葉(新芽)は天ぷらなどの山菜になる。
若い枝や葉の脈に軟毛が生えている。
垂直方向につく葉の葉柄は、上側の葉は短く、下側の葉は長くせり上がり平面に並んでいる。1枚1枚の葉が重ならないように配置され、光合成を効率よく行う仕組み。
果実が藍色、開いた萼の内側が紅色で、鳥に目立つ「二色効果」あり。
夏の葉は小枝ごと刈り取って乾燥させ、煎液をつくってリウマチや高血圧症、腫れ物、痔に用いた。
根皮は利尿、健胃剤に用いた。
果実は青色の染料として用いた。
<雄性先熟>
自家受粉を避ける仕組み。
雄性期:最初に4本の雄しべが伸びて、1本の長い雌しべは下にうなだれている。
雌性期:雄しべがしおれると、雌しべが起き上がって伸び始める。 -
ギンリョウソウ Monotropastrum humile
ツツジ科ギンリョウソウ属
漢字:銀竜草
別名:ユウレイタケ(幽霊茸)
名前の由来:
下向きにつく花と鱗片葉を銀色の竜に見立てた。
「ユウレイタケ(幽霊茸)」は、薄暗い森林内で、白くひっそりと咲くのを幽霊に見立てた。
葉:互生、葉の退化した鱗片葉
花:白色
花期:5~8月
果実:液果、熟すと種子を落とす
習性:多年草
備考:
光合成をしないため、葉緑素をもたない。
<菌従属栄養植物>
菌類に寄生して栄養を奪うため、「菌従属栄養植物」と呼ばれる。
ギンリョウソウの場合、外生菌根菌(ベニタケ科(ベニタケ属・チチタケ属)のキノコ)を根に誘導して養分吸収器官を作らせ、外生菌根菌が樹木から獲得した栄養分を奪う。
<ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)との違い>
花期が8~9月(本種より遅い)。
果実は蒴果で、果実は直立して上向きにつく。
本種は黒く腐ったように枯れるのに対して、褐色のかさかさした感じに枯れる。




























































