【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • オオイヌノフグリ Veronica persica

    オオバコ科クワガタソウ属
    漢字:大犬の陰嚢
    名前の由来:
    「オオ(大)」は、イヌノフグリより大きい。
    「イヌノフグリ(犬の陰嚢)」は、果実の形を犬の陰嚢(ふぐり)にたとえた。
    葉:対生(下部)、互生(上部)
    花:ルリ色
    花期:3~5月
    習性:2年草
    備考:
    ユーラシア、アフリカ原産。
    <同花受粉>
    花は朝開き夕方閉じる一日花。
    虫媒花で他家受粉できなかった場合、散る前に雄しべが動いて雌しべにくっつき自家受粉を行う。

    オオイヌノフグリ
    20240410_吉田川
    オオイヌノフグリ
    20240410_吉田川
    オオイヌノフグリ
    20240410_吉田川
  • オオイタヤメイゲツ Acer shiraswanum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:大板屋名月
    名前の由来:
    「オオ(大)」は、コハウチワカエデの別名イタヤメイゲツより葉が大きい。
    「イタヤ(板屋)」は、大きな葉が水平によく茂り、板で葺いた屋根「板屋」に見える。
    「メイゲツ(名月)」は、秋の名月の光で紅葉を見られる。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(雄花と両性花が混じる花序と雄花だけの花序)、散房花序、花弁は黄白色、萼片は紅紫色
    花期:5~6月
    果実:翼果
    果期:7~9月
    備考:
    ハウチワカエデとの葉柄の違い>
    オオイタヤメイゲツは、葉身10cmほどに対して6~7cmと長く無毛
    ハウチワカエデは、葉身の1/2以下と短く有毛

    オオイタヤメイゲツ
    20221013_しらびそ高原
    オオイタヤメイゲツ
    20221013_しらびそ高原
    オオイタヤメイゲツ
    20221013_しらびそ高原
    オオイタヤメイゲツ
    20230527_岩岳
    オオイタヤメイゲツ
    20230527_岩岳
    オオイタヤメイゲツ
    20230527_岩岳
    オオイタヤメイゲツ
    20230527_岩岳
    オオイタヤメイゲツ
    20230527_岩岳
  • エンレイソウ Trillium apetalon

    シュロソウ科エンレイソウ属
    漢字:延齢草
    名前の由来:
    薬草として命をながらえた人がいたことから「延齢草」説、
    アイヌ語の「エマウリ」が転訛した説あり。
    葉:茎頂に3個輪生
    花:外花被片(萼片)は緑色または紫褐色、内花被片(花弁)は退化している
    花期:4~6月
    果実:液果、緑色 紫黒色 緑紫色など
    習性:多年草
    備考:有毒植物

    エンレイソウ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • エビネ Calanthe discolor

    ラン科エビネ属
    漢字:海老根
    名前の由来:
    地中に球状の偽鱗茎があり、これが横に連なっている形をエビに見立てた。
    葉:
    花:総状花序、萼片と側花弁 暗褐色、唇弁 淡紅白~白色
    花期:4~5月
    果実:蒴果
    習性:多年草

    エビネ
    20220508_高山・市民の森
  • エビヅル Vitis ficifolia

    ブドウ科ブドウ属
    漢字:蝦蔓/葡萄蔓
    名前の由来:
    若い葉の裏面に白色~淡紅褐色の毛が密生しているのをエビの色に見立てた説、
    うす紫色の果実の汁の色をえび色といった説あり。
    樹形:蔓性落葉木本
    葉:互生、巻きひげと対生
    花:雌雄異株、円錐花序、黄緑色
    花期:6~8月
    果実:液果、黒色
    果期:10~11月
    備考:
    黒く熟した果実はヤマブドウより甘味がある。
    葉の裏面が淡褐色と白色のクモ毛に被われるため、艾(もぐさ)が手に入らない地域ではこれを代用とした。
    ヤマブドウとの違い>
    葉身は長さ10cmほどと小さく、3~5裂する切れ込みはやや深い点で異なる。
    <ブドウ属>
    ヤマブドウの備考参照。

    エビヅル
    20240811_県立美術館
    エビヅル
    20240811_県立美術館
    エビヅル
    20240811_県立美術館
    エビヅル
    20240811_県立美術館
  • エノキ Celtis sinensis

    アサ科エノキ属
    漢字:榎
    名前の由来:
    実を野鳥などが好んで食べる「餌(え)の木」説、
    農機具などの柄に使われた「柄(え)の木」説など諸説あり。
    「榎」は、「夏に木陰を作る」ことを意味する和製漢字が当てられた。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、基部は左右不相称
    花:雌雄同株(雄花は新枝の下部、両性花は新枝の上部)、淡黄色
    花期:4~5月
    果実:核果、黄色→赤褐色
    果期:9月
    備考:
    赤褐色に熟した実は甘味があって食べられる。
    葉は国蝶のオオムラサキの幼虫の餌になる。
    タマムシが多い。
    昔は一里塚の目印として植えられた。

    エノキ
    20211018_城北公園
    エノキ
    20211018_城北公園
    エノキ
    20220619_遊木の森
    エノキ
    20220619_遊木の森
    エノキ
    20220619_遊木の森
    エノキ
    20230607_遊木の森
    エノキ
    20250420_遊木の森
    エノキ
    20250420_遊木の森
    エノキ
    20250420_遊木の森
  • エゾリンドウ Gentiana triflora var. japonica

    リンドウ科リンドウ属
    漢字:蝦夷竜胆
    名前の由来:
    「エゾ(蝦夷)」は、北海道と本州中部以北の山地に生える。
    「リンドウ(竜胆)」は、中国で呼ばれていた名前「りゅうたん」が転訛した説あり。
    漢字「竜胆」は、根をかむと非常に苦いため、「竜の胆のように苦い」説あり。
    葉:対生
    花:青紫色
    花期:9~10月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    山地の湿地に生える。
    リンドウ属の根は苦く、生薬で「竜胆(りゅうたん)」と呼ばれ胃薬に用いた。

    エゾリンドウ
    20240911_箱根湿生花園
    エゾリンドウ
    20240911_箱根湿生花園
    エゾリンドウ
    20240911_箱根湿生花園
  • エゾノコリンゴ Malus baccata var. mandshurica

    バラ科リンゴ属
    漢字:蝦夷の小林檎
    名前の由来:コリンゴ(ズミの別名)に似ていて、北海道に多い。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生、短枝に密生
    花:両性花、散形花序、白色
    花期:5~6月
    果実:ナシ状果、濃紅色
    果期:9~10月

    エゾノコリンゴ
    20230724_八島湿原
    エゾノコリンゴ
    20230724_八島湿原
  • エゴノキ Styrax japonica

    エゴノキ科エゴノキ属
    漢字:蘞の木
    別名:ロクロギ(轆轤木)
    名前の由来:
    果実は果皮にサポニンを含み、味が非常にえごい(えぐい)。
    「ログロギ(轆轤木)」は、材は白く粘りがあり、和傘の轆轤(ろくろ)に用いられた。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生
    花:両性花、総状花序、白色
    花期:5~6月
    果実:蒴果、種子は褐色
    果期:8~9月
    備考:
    側芽の基部に副芽がつく(親亀の背中に子亀が乗ったようにみえる)。
    葉裏脈液に毛叢が残る。
    エゴノネコアシアブラムシが、枝先に蓮華状のエゴノネコアシと呼ばれるの虫えいをつくる。「エゴ五倍子(ごふし)」と呼ばれ、タンニンを含むため、染料やインキ製造に用いた。
    果皮のサポニンは泡立ちがよく洗剤の代用にしたり、「魚毒」とした。
    果実はえぐ味があり不食だが、種子は脂肪分が多くヤマガラの好物。
    <見分けるポイント>
    葉が卵形で互生し、根元から「ひこばえ」と呼ばれる萌芽を出して株立ちしていることが多い。
    樹皮が暗褐色で縦に細かい筋が入り、冬芽は淡褐色で丸っこく、星状毛に覆われている。

    エゴノキ
    20230702_高山・市民の森
    エゴノキ
    20230702_高山・市民の森
    エゴノキ
    20230702_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240428_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240428_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240428_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240517_竜爪山
    エゴノキ
    20240517_竜爪山
    エゴノキ
    20240517_竜爪山
    エゴノキ
    20250309_高山・市民の森
    エゴノキ
    20250309_高山・市民の森
    エゴノキ
    20250309_高山・市民の森
  • ウワミズザクラ Padus grayana

    バラ科ウワミズザクラ属
    漢字:上溝桜
    名前の由来:
    「上溝」の「溝」はカメの甲羅(亀甲)に線状に彫った溝を指し、ウワミズザクラを薪として燃やし、その上で亀甲を焼いて裂け方で吉凶を占った説あり。
    占い方法には諸説あり。
    ウワミズは、ウワミゾが転訛した。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:両性花、総状花序、白色
    花期:4~5月
    果実:核果、黄色→赤色→黒色
    果期:8~9月
    備考:
    葉はしっとり柔らかな感触あり。
    果実は果実酒になる。
    樹皮や小枝を傷つけると(ベンズアルデヒドによる)特異な臭気あり。
    つぼみや未熟の緑色の実を塩漬けにしたものを「杏仁子(あんにんご)」といい食用にする。
    葉身の基部の一番下の鋸歯の部分に一対のはっきりしない蜜腺あり。
    <枝の伸び方>
    前年の葉痕に接して冬芽ができ、そこからシュートが伸びる。当年に伸びた小枝の多くは落葉後に落枝するため、これをくり返して枝が節くれ立つ。
    <イヌザクラとの違い>

    葉の基部花序の枝果実
    ウワミズザクラ円形基部に数個の葉がつく萼片が残らない
    イヌザクラくさび形葉はつかない萼片が残る
    ウワミズザクラ
    20230702_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20230702_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20230702_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20230702_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20231031_健康の森
    ウワミズザクラ
    20231031_健康の森
    ウワミズザクラ
    20231031_健康の森
    ウワミズザクラ
    20231031_健康の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240614_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240614_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250309_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250309_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250309_高山・市民の森