【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • アサマフウロ Geranium soboliferum var. hakusanense

    フウロソウ科フウロソウ属
    漢字:浅間風露
    名前の由来:浅間山麓に多く生える。
    葉:対生
    花:濃紅紫色
    花期:8~9月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:湿った山地の草原に多い。

    アサマフウロ
    20240911_箱根湿生花園
    アサマフウロ
    20240911_箱根湿生花園
  • アサノハカエデ Acer argutum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:麻の葉楓
    名前の由来:
    「アサノハ(麻の葉)」は、葉が麻の葉に似ている。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:雌雄異株、短い総状花序、淡黄緑色
    花期:5~6月
    果実:翼果、翼の開きは水平に近い
    果期:8~10月
    備考:日本固有種

    アサノハカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    アサノハカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • アケボノソウ Swertia bimacudata

    リンドウ科センブリ属
    漢字:曙草
    名前の由来:花冠の裂片に黒紫色の斑点があるのを夜明けの空の星に見立てた。
    葉:対生
    花:白色、裂片に黄緑色の2点(腺体)と黒紫色の細点あり
    花期:9~10月
    果実:蒴果
    習性:2年草
    備考:山地の水辺に生える。

    アケボノソウ
    20240911_箱根湿生花園
    アケボノソウ
    20240911_箱根湿生花園
  • アケビ Akebia quinata

    アケビ科アケビ属
    漢字:木通/通草
    名前の由来:
    果実が紫色に熟し、縦に割れて大きく口を開けた形から「開け実」説、
    「開けツビ(女性の性器の古語)」による説など諸説あり。
    漢字「木通」は、蔓の木口から息を吹き込むと反対側に抜けるように道管が太い。
    樹形:蔓性落葉木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生、5出の掌状複葉
    花:雌雄同株、総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡紫色、虫媒花
    花期:4~5月
    果実:液果、薄紫色、熟すと果皮が裂開する、種子は黒褐色
    果期:9~10月
    備考:
    白い果肉は甘くて美味しいが、種が多い。
    アケビの柔らかい新芽は天ぷらや胡麻和え、マヨネーズ和えにする。
    蔓(茎)を乾燥したものは生薬の「木通(もくつう)」、実を乾燥したものを「木痛子(もくつうし)」と呼び、利尿、鎮痛、通経などに用いた。
    蔓は、薪や柴の結束に用いたり、編んで篭を作る「あけび細工」に用いる(より柔軟で強靭なミツバアケビの蔓がよい)。
    <アリ散布>
    種子には脂肪の多いエライオソームという付属物があり、アリが好む。アリは、鳥類などが排出した糞から種子を巣に運び、エライオソームを食べた後で種子を外に棄て、種子散布を広げる。

    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240317_その他
    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240331_高山・市民の森
    アケビ
    20240331_高山・市民の森
    アケビ
    20250404_県立美術館
  • アキニレ Ulmus parvifolia

    ニレ科ニレ属
    漢字:秋楡
    名前の由来:
    「アキ(秋)」は、春に花が咲くハルニレに対して、秋の9月頃に花が咲く。
    「ニレ(楡)」は、樹皮を剥ぐとヌルヌルすることから「滑れ(ヌレ)」が転じて「ニレ」になった。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、基部は左右不相称、裏面の脈液に毛が密生
    花:両性花、淡黄色
    花期:9月
    果実:翼果、短い柄あり偏平な楕円形
    果期:10~11月

    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
  • アキグミ Elaeagnus umbellata

    グミ科グミ属
    漢字:秋茱萸
    名前の由来:
    「アキ」は、果実が秋に熟す。
    「グミ」は、ツルグミの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散形花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、白色→黄色
    花期:4~6月
    果実:液果状の偽果、赤色、果柄は短く表面に鱗片がつく
    果期:9~11月
    備考:
    グミ属については、ツルグミの備考参照。
    赤く熟した果実は食べられる。

    アキグミ
    20231101_清里自然歩道
    アキグミ
    20231101_清里自然歩道
    アキグミ
    20231101_清里自然歩道
  • アキギリ Salvia glabrescens

    シソ科アキギリ属
    漢字:秋桐
    名前の由来:秋に花が咲き、花の形がキリに似る。
    葉:対生
    花:唇形花、紫色
    花期:8~10月
    習性:多年草

    アキギリ
    20240918_箱根湿生花園
  • アカメヤナギ Salix chaenomeloides

    ヤナギ科ヤナギ属
    漢字:赤芽柳
    別名:マルバヤナギ(丸葉柳)
    名前の由来:
    「アカメ(赤芽)」は、新葉が赤味を帯びる。
    「マルバ(丸葉)」は、葉が丸い。
    「ヤナギ(柳)」は、昔、矢を作る材料で「矢の木」と言ったことから「矢の木」が転訛した説など諸説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、穂状花序、無花被花(萼と花冠なし)、黄色
    花期:4~5月、葉の展開後
    果実:蒴果、柄があり無毛
    果期:5~6月
    備考:
    平野部から低山地の水湿地に生える。
    葉裏は粉白色。
    托葉は長く残り、えり巻き状、縁に先端が腺状の鋸歯あり。

    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
  • アカメガシワ Mallotus japonicus

    トウダイグサ科アカメガシワ属
    漢字:赤芽柏
    名前の由来:
    「アカメ(赤芽)」は、新芽が赤い。
    「ガシワ(柏)」は、カシワの葉のように、葉を食べ物の器にして神前に供えたり、団子を包んで蒸したりした。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、円錐花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、緑黄色
    花期:5~7月
    果実:蒴果、褐色、熟すと3裂して黒い種子を出す
    果期:8~10月
    備考:
    紅色の葉柄は、枝の基部の葉は長く20cmほど、先端の葉は短く5センチほどで、日光を効率よく利用。葉柄の中には太い維管束が通っている。
    新芽は赤いが、赤いのは若葉そのものではなく、若葉の表面に密生している星状毛。赤色はアントシアニンで、有害な紫外線を吸収して未発達な葉の細胞を保護している。
    種子だけでなく、根からもよく萌芽する。
    <花外蜜腺>
    葉身の基部に2個の蜜腺があり、夏頃まではこれを舐めにアリが来ている。
    蜜を報酬としてアリを雇い入れている。
    アリは蜜が欲しいから、花外蜜腺に近づく昆虫は追い払う。結果として、植物はやってくる害虫から守ってもらうことができる。
    <先駆樹種(パイオニアツリー)>
    暗い林内に到達した種子は発芽せず、伐採などで光環境がよくなると発芽する先駆樹種(パイオニアツリー)。一般に葉が大形で光を受けやい枝ぶりで初期成長が早いが、寿命は短いものが多い。他にヌルデ、カラズザンショウなど。
    <シードバンク(埋土種子)>
    種子の中で、暗い林内に到達したものが土中で休眠し、光環境がよくなると発芽する性質のもの(埋土種子)。土中に貯めた埋土種子集団。
    陽性の先駆種(パイオニア種)など、芽生えの成長に良好な光条件を必要とする植物の種子は、他の植物にすでに占有されている場所では発芽せず、地表面付近の土壌中にシードバンクをつくり、休眠状態で数十年、数百年もの間寿命を保つ。ギャップが形成されると、ギャップ環境特有の大きな日格差、昼間の高温などが種子の休眠を解除する刺激となって発芽する。

    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
    20220410_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240614_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
  • アカシデ Carpinus laxiflora

    カバノキ科クマシデ属
    漢字:赤四手
    名前の由来:
    「アカ(赤)」は、新芽や若葉が赤いあるいは紅葉する。
    「シデ(四手)」は、イヌシデの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、雄花序は黄褐色、雌花序は緑色
    花期:3~4月
    果実:堅果が集まった複合果
    果期:8~9月
    備考:
    <クマシデ属の葉と果穂の違い>
    イヌシデの備考参照。

    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20241006_高山・市民の森
    アカシデ
    20241006_高山・市民の森
    アカシデ
    20241108_高山・市民の森
    アカシデ
    20241108_高山・市民の森
    アカシデ
    20250309_高山・市民の森
    アカシデ
    20250309_高山・市民の森
    アカシデ
    20250412_高山・市民の森
    アカシデ
    20250412_高山・市民の森