【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • イヌビワ Ficus erecta

    クワ科イチジク属
    漢字:犬枇杷
    名前の由来:ビワに似た実はビワより小さく味が劣る。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生、全縁、基部は丸いか浅く湾入する
    花:雌雄異株、小花は帯紅色、イヌビワコバチが花粉を媒介(備考参照)
    花期:4~5月
    果実:イチジク状果(瘦果の集まった複合果)、黒紫色、動物散布
    果期:10~11月
    備考:[1-1904][183][1-338P][349P][上180]
    枝には一周する托葉痕あり。
    果実に見えるのは「花嚢」で、花托が発達して袋状になり、内側に小さな花がたくさん着いたもの。
    <クワ科の植物>
    ヤマグワの備考参照。
    <受粉方法>
    イチジク属の植物とコバチ(絶対送粉共生
    イチジク属のすべての種は、それぞれ特定の種類のイチジクコバチというハチと一対一の共生関係を築いている。イチジクは、コバチに繁殖場所を提供し、コバチは、イチジクの花粉の媒介をするという両者の生存が不可欠な関係になっている。
    (参考)
    イヌビワとイヌビワコバチ(体長2mm程度)の場合
    【雌が雄花嚢へ達した場合】
    雄花嚢は、雄花とイヌビワコバチの幼虫の餌用の雌花が混在。
    雌が短い花柱の雌花に産卵すると虫こぶ化し、幼虫は子房や種子を食べて育つ。
    成虫になると、雄(羽なし)は雌(羽あり)と交尾して死ぬ。
    雌は雄花の花粉を付けた後、産卵のために、他の花嚢を探しに外へ飛び立つ。
    【雌が雌花嚢へ達した場合】
    雌花嚢は、花柱の長い雌花のみ。
    雌は産卵しようとしても、花柱が長いため産卵管が子房まで届かず産卵できない。
    雌花嚢の中を歩き回ることで受粉する。
    黒紫色に熟した雌果嚢は甘く食べられる。
    花嚢に入る際、雌の羽はほとんど取れてしまうため、他の花嚢へは移動できない(一匹以上の死んだ雌バチが入っている?)。

    イヌビワ
    20211030_遊木の森
    イヌビワ
    20220410_満観峰
    イヌビワ
    20220410_満観峰
    イヌビワ
    20220410_満観峰
    イヌビワ
    20220619_遊木の森
    イヌビワ
    20220619_遊木の森
    イヌビワ
    20220619_遊木の森
    イヌビワ
    20240310_満観峰・朝鮮岩
    イヌビワ
    20240310_満観峰・朝鮮岩
    イヌビワ
    20250404_県立美術館
    イヌビワ
    20250404_県立美術館
    イヌビワ
    20250404_県立美術館
    イヌビワ
    20250430_県立美術館
    イヌビワ
    20250430_県立美術館
    イヌビワ
    20250720_県立美術館
    イヌビワ
    20251103_県立美術館
    イヌビワ
    20251103_県立美術館
    イヌビワ
    20251103_県立美術館
    イヌビワ
    20251103_県立美術館
    イヌビワ
    20251106_県立美術館
  • イヌツゲ Ilex crenata

    モチノキ科モチノキ属
    漢字:犬黄楊
    名前の由来:
    「イヌ」は、「いな(非、否、異)」に由来し、同じように葉が小さいツゲに似ていて異なる説あり(ツゲは、ツゲ科ツゲ属で、葉は対生し鋸歯はない)。
    「ツゲ」は、葉が層をなして蜜に茂ることから「次から次と茂る」が「ツゲ」に転訛した。
    (参考)
    イヌ〇〇:「いな(非、否、異)」に由来し、「異な物」という意味で使われていた「イナ」がイヌに変化したものとする説が有力。
    「役に立つ植物に似ているが別の種」、「有用な種と同じ仲間であるが役に立たない」など、似て非なるものや劣るものを指す接頭語となっているケースが多いが、「犬」と結び付けるのはつじつまが合わない。
    樹形:常緑小高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、淡黄白色
    花期:5~7月
    果実:核果、黒色
    果期:10~11月
    備考:
    材はモチノキより重硬緻密で、割れにくく狂いが少なく、器具・玩具・印材や櫛に用いられる。
    乾燥地から湿地など幅広い環境下で生育でき、強度な刈り込みにも耐える。

    イヌツゲ
    20211026_駿府城公園
    イヌツゲ
    20211026_駿府城公園
    イヌツゲ
    20211030_遊木の森
    イヌツゲ
    20220801_県立美術館
    イヌツゲ
    20220801_県立美術館
    イヌツゲ
    20220801_県立美術館
    イヌツゲ
    20231016_県立森林公園
    イヌツゲ
    20231016_県立森林公園
    イヌツゲ
    20231115_遊木の森
    イヌツゲ
    20231115_遊木の森
    イヌツゲ
    20231115_遊木の森
    イヌツゲ
    20231115_遊木の森
    イヌツゲ
    20240608_遊木の森
    イヌツゲ
    20240608_遊木の森
    イヌツゲ
    20240608_遊木の森
    イヌツゲ
    20240616_遊木の森
    イヌツゲ
    20240616_遊木の森
  • イヌタデ Persicaria longiseta

    タデ科イヌタデ属
    漢字:犬蓼
    別名:アカマンマ/アカノマンマ
    名前の由来:
    「イヌ(犬)」は、ヤナギタデのような辛味がなく食用にならないタデ。
    「タデ(蓼)」は、中国の漢名の蓼(たで)を音読みにして、多天(たで)と和名をつけた説あり。
    「アカマンマ/アカノマンマ」は、小さな赤い花を赤飯に見立てた。子どもがままごとに使った。
    葉:互生
    花:穂状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、紅色(まれに白色)
    花期:6~10月
    果実:瘦果、黒色
    習性:1年草
    備考:托葉鞘は長さ7~8mmの筒形で、縁に長い毛あり。

    イヌタデ
    20241015_遊木の森
    イヌタデ
    20241015_遊木の森
    イヌタデ
    20241015_遊木の森
  • イヌショウマ Cimicifuga biternata

    キンポウゲ科サラシナショウマ属
    漢字:犬升麻
    名前の由来:
    「イヌ(犬)」は、薬用にならないショウマ(升麻)。
    「ショウマ(升麻)」は、サラシナショウマ(晒菜升麻)の根茎のことで、漢方で解熱、解毒に用いる。
    葉:1~2回3出複葉(根生葉)
    花:穂状花序、白色、萼や花弁は早落性
    花期:7~9月
    果実:袋果
    習性:多年草

    イヌショウマ
    20240918_箱根湿生花園
    イヌショウマ
    20240918_箱根湿生花園
  • イタドリ Reynoutria japonica

    タデ科ソバカズラ属
    漢字:虎杖
    名前の由来:
    薬草として痛みをとる効き目がある「疼取り」説、
    表皮から糸状のものを採るので「イトドリ(糸取)」が転訛した説あり。
    漢字「虎杖」は、若い茎に入った紅紫斑を「虎」の縞模様に見立て、秋に枯れ上がった茎を軽くて強い「杖」として用いた。
    葉:互生
    花:雌雄異株、複総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、白~紅色
    花期:8~10月
    果実:瘦果、暗褐色、翼状の宿存萼に包まれている
    習性:多年草
    備考:
    茎は髄がなく中空。
    若い茎はシュウ酸の酸味があり食べられる。
    乾燥させた根は漢方で「虎杖根(こじょうこん)」と呼ばれ、利尿、夜尿、鎮咳に利用。
    塩漬けして保存し、塩抜きして、油炒めや煮付けにして食べた。
    葉は、生葉を揉んで切り傷につけたり、苗代の肥料として鋤き込んだり、乾燥した若葉はタバコの代用や増量剤に使われた。
    高山性で花や果実が赤いものはメイゲツソウと呼ばれる。

    イタドリ
    20230817_富士山五合目付近
    イタドリ
    20230817_富士山五合目付近
    イタドリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    イタドリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    イタドリ
    20250407_朝霧高原
  • イタチササゲ Lathyrus davidii

    マメ科レンリソウ属
    漢字:鼬豇豆
    名前の由来:長い豆果をマメ科のササゲに、あとで黄褐色に変わる花をイタチの毛の色にたとえた。
    葉:互生、偶数羽状複葉、葉軸の先端は分枝した巻きひげになる
    花:蝶形花、総状花序、黄色→黄褐色
    果実:豆果
    花期:7~8月
    習性:多年草
    備考:托葉は大きく葉状で半切状の矢尻型、末端は尖り、縁に粗い鋸歯あり。

    イタチササゲ
    20230724_八島湿原
    イタチササゲ
    20230724_八島湿原
  • イケマ Cynanchum caudatum

    キョウチクトウ科イケマ属
    漢字:生馬/牛皮消
    名前の由来:アイヌ語の「カムイ・ケマ(神の足)」に由来し、根が大きいことによる。
    葉:対生
    花:散形花序、白色
    花期:7~8月
    果実:細長い袋果、種子は多数の白い冠毛によって飛び散る
    習性:蔓性多年草
    備考:
    <毒を利用するアサギマダラ>
    キジョランの備考参照。

    20240724_富士山太郎坊周辺
  • アメリカフウロ Geranium carolinianum

    フウロソウ科フウロソウ属
    漢字:アメリカ風露
    名前の由来:アメリカから渡来したフウロソウの一種であることに由来。
    葉:対生
    花:淡紅白色
    花期:5~9月
    果実:蒴果
    習性:1年草
    備考:
    北アメリカ原産。
    実が熟すと果皮が5個に裂けて巻き上がり、その勢いで種を飛ばす。
    ゲンノショウコに似るが、本種は葉の切れ込みが深いことで区別できる。

    アメリカフウロ
    20240421_遊木の森
    アメリカフウロ
    20240421_遊木の森
    アメリカフウロ
    20240427_遊木の森
    アメリカフウロ
    20240427_遊木の森
  • アサマフウロ Geranium soboliferum var. hakusanense

    フウロソウ科フウロソウ属
    漢字:浅間風露
    名前の由来:浅間山麓に多く生える。
    葉:対生
    花:濃紅紫色
    花期:8~9月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:湿った山地の草原に多い。

    アサマフウロ
    20240911_箱根湿生花園
    アサマフウロ
    20240911_箱根湿生花園
  • アケボノソウ Swertia bimacudata

    リンドウ科センブリ属
    漢字:曙草
    名前の由来:花冠の裂片に黒紫色の斑点があるのを夜明けの空の星に見立てた。
    葉:対生
    花:白色、裂片に黄緑色の2点(腺体)と黒紫色の細点あり
    花期:9~10月
    果実:蒴果
    習性:2年草
    備考:山地の水辺に生える。

    アケボノソウ
    20240911_箱根湿生花園
    アケボノソウ
    20240911_箱根湿生花園