【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 草本

  • タンキリマメ Rhynchosia volubilis

    マメ科タンキリマメ属
    漢字:痰切豆
    名前の由来:種子を食べると痰をとめるとされる。
    葉:互生、3出複葉
    花:総状花序、蝶形花、淡黄色
    花期:7~9月
    果実:豆果、赤色、種子2個は黒色
    習性:蔓性多年草
    備考:葉の両面、特に葉裏に黄褐色の短い軟毛を密生し、特に葉脈上に多い。

    タンキリマメ
    20241028_県立美術館
    タンキリマメ
    20241028_県立美術館
    タンキリマメ
    20241028_県立美術館
  • タムラソウ Serratula coronata ssp. insularis

    キク科タムラソウ属
    漢字:田村草
    名前の由来:不明
    葉:互生、とげなし
    花:筒状花の集まった頭状花序、紅紫色
    花期:8~10月
    果実:瘦果、無毛で花床に斜めにつき冠毛は羽毛状にならず花柱の分枝は互いに離れて反曲する
    習性:多年草

    タムラソウ
    20240911_箱根湿生花園
    タムラソウ
    20240911_箱根湿生花園
  • タチツボスミレ Viola grypoceras

    スミレ科スミレ属
    漢字:立坪菫
    名前の由来:
    「タチツボ(立坪)」は、花のあと茎がのびて立ち、庭(坪)に生える。
    「スミレ(菫)」は、横から見た花の形が、大工道具の墨入れに似ていて、墨入れが転訛した説(墨入れを横から見ると、少し膨らんでいる墨壷部分の形が、スミレの花を横から見た時の距の形に似ている)、
    食用に「摘まれる」を語源とする説、
    花を染料にした「染みれ」を語源とする説、
    「つみれ」のような形で食用になった説など諸説あり。
    葉:根生葉は束生、地上茎は互生
    花:淡紫色(変異が多い)
    花期:4~5月
    果実:蒴果、熟すと3裂して種子を弾き飛ばす
    習性:多年草
    備考:
    托葉はクシの歯状に深裂する。
    <交配方法(ハナバチ類をターゲット)>
    距にたまった蜜を吸おうとハナバチ類が潜り込んで体に花粉がつき、吸蜜に向かった他の花で交配する。植物の交配は、ハナバチ類のような一定の植物に訪花する定花性の昆虫でないと役に立たない。スミレの距の長さ(8mm程)とハナバチの口の長さ(10mm程)が適寸で合致している同士。
    <閉鎖花>
    スミレは、3月中旬から5月中旬の春に花を咲かせ、ハナバチなどの昆虫に花粉を運んで他家受粉するが、夏や秋は、花を咲かせない閉鎖花による自家受粉を行う。花弁を作らないので省エネになり、少ない日光でも、秋まで種子を作り続けることができる。
    <アリ散布>
    ハコベの備考参照。

    タチツボスミレ
    20250420_遊木の森
    タチツボスミレ
    20250420_遊木の森
    タチツボスミレ
    20250420_遊木の森
    タチツボスミレ
    20250420_遊木の森
  • タケニグサ Macleaya cordata

    ケシ科タケニグサ属
    漢字:竹似草
    名前の由来:茎が中空で竹に似る説あり。
    葉:互生
    花:円錐花序、単花被花(花冠なし早落萼のみ)、白色
    花期:7~8月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    茎や葉に黄色の汁を含む有毒植物。
    <アリ散布>
    ハコベの備考参照。

    タケニグサ
    20240608_遊木の森
    タケニグサ
    20240608_遊木の森
    タケニグサ
    20240608_遊木の森
  • タカトウダイ Euphorbia lasiocaula

    トウダイグサ科トウダイグサ属
    漢字:高燈台
    名前の由来:
    背丈の高い「トウダイグサ」。
    「トウダイグサ(燈台草)」は、草の形が、昔の 照明器具「燈明(とうみょう)」を置く 「燈台(とうだい)」に 似ている。
    葉:互生
    花:杯状花序、黄緑色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、表面にいぼ状突起があり3裂する
    習性:多年草
    備考:
    有毒植物。
    葉の縁に細かい鋸歯あり。
    茎や葉を切ると白い汁が出る。

    タカトウダイ
    20230724_八島湿原
    タカトウダイ
    20230724_八島湿原
  • タイワンホトトギス Tricyrtis formosana

    ユリ科ホトトギス属
    漢字:台湾杜鵑草
    名前の由来:
    「タイワン(台湾)」は、台湾でもっともふつうに見られる。
    「ホトトギス(杜鵑草)」は、ホトトギスの名前の由来参照。
    葉:互生
    花:淡紅色で紅紫色の斑点あり
    花期:9~10月
    習性:多年草
    備考:外花被片の基部に球状のふくらみが2個あり。

    タイワンホトトギス
    20231016_県立森林公園
    タイワンホトトギス
    20231016_県立森林公園
  • タイツリオウギ Astragalus membranaceus

    マメ科ゲンゲ属
    漢字:鯛釣黄耆
    名前の由来:
    「タイツリ(鯛釣)」は、豆果が膨れ、長い柄あって垂れる状態を、鯛を釣り上げたのに見立てた。
    「オウギ(黄耆)」は、中国原産の黄耆に似ている。
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:総状花序、蝶形花、黄白色
    花期:7~8月
    果実:豆果
    習性:多年草
    備考:高山帯に生える。

    タイツリオウギ
    20230817_富士山五合目付近
    タイツリオウギ
    20230821_富士山五合目付近
  • センブリ Swertia japonica

    リンドウ科センブリ属
    漢字:千振
    別名:トウヤク(当薬)
    名前の由来:
    熱湯に千回振り出し(煎じ)ても苦味が残る「千振り」に由来。
    「トウヤク」は、苦味生薬が「当に薬とすべし」という意味。
    葉:対生
    花:白色で紫色のすじあり
    花期:9~11月
    習性:2年草
    備考:日本固有の薬草で、全草に強い苦味があり、胃薬などに用いる。

    センブリ
    20231112_高山・市民の森
    センブリ
    20241108_高山・市民の森
    センブリ
    20241108_高山・市民の森
    センブリ
    20241108_高山・市民の森
  • センニンソウ Clematis terniflora

    キンポウゲ科センニンソウ属
    漢字:仙人草
    名前の由来:痩果の先に残る白くて長い毛が密生する花柱を、仙人のヒゲ、あるいは白髪にたとえた。
    葉:対生、奇数羽状複葉
    花:散房花序、単花被花(4個の花冠に見えるのは萼)、白色
    花期:8~9月
    果実:瘦果
    果期:11月
    習性:蔓性多年草
    備考:
    小葉柄は曲がりくねって他物にからまりつく。
    有毒植物。茎や葉から出る液体が皮膚に付着すると水泡ができる。口にすると胃や腸の粘膜が炎症を起こし、血便になることもあり。

    センニンソウ
    20220903_朝鮮岩
    センニンソウ
    20220903_朝鮮岩
    センニンソウ
    20230902_高山・市民の森
    センニンソウ
    20230902_高山・市民の森
    センニンソウ
    20240904_遊木の森
    センニンソウ
    20240904_遊木の森
    センニンソウ
    20241028_県立美術館
    センニンソウ
    20241028_県立美術館
    センニンソウ
    20241129_県立美術館
    センニンソウ
    20241129_県立美術館
  • セントウソウ Chamaele decumbens

    セリ科セントウソウ属
    漢字:仙洞草
    名前の由来:不明
    葉:1~3回3出複葉
    花:複散形花序、白色
    花期:3~5月
    果実:2個の分果が接合
    習性:多年草

    セントウソウ
    20240410_有度山
    セントウソウ
    20240414_有度山
    セントウソウ
    20240414_有度山