【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 草本

  • カシワバハグマ Pertya robusta

    キク科コウヤボウキ属
    漢字:柏葉白熊
    名前の由来:
    「カシワバ(柏葉)」は、葉がカシワの葉に似ている。
    「ハグマ(白熊)」は、小花の裂片がハグマ(白熊)(仏具の払子(ほっす)に使うヤクの毛)に似ている。
    葉:互生
    花:筒状花の集まった頭状花序、白色
    花期:9~11月
    果実:瘦果、冠毛は純白で美しい
    習性:多年草

    カシワバハグマ
    20220925_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20231021_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20231021_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20250113_朝鮮岩
    カシワバハグマ
    20250113_朝鮮岩
  • カキドオシ Glechoma hederacea ssp. grandis

    シソ科カキドオシ属
    漢字:垣通し
    別名:カントリソウ(癇取草)
    名前の由来:
    花のあと茎がつる状になり、垣根の下を通り抜ける。
    「カントリソウ(癇取草)」は、子供の癇をとる薬にする。
    葉:対生
    花:唇形花、淡紫色
    花期:4~5月
    果実:4個の分果
    習性:多年草
    備考:
    茎や葉をもむと香気あり。食用になる。
    はじめ直立し、後に倒れて地上を長くはい、節から根を出して繁殖する。

    カキドオシ
    20240331_高山・市民の森
    カキドオシ
    20240331_高山・市民の森
    カキドオシ
    20240410_吉田川
    カキドオシ
    20240410_吉田川
    カキドオシ
    20240410_吉田川
    カキドオシ
    20240421_遊木の森
    カキドオシ
    20240421_遊木の森
    カキドオシ
    20240608_遊木の森
  • オンタデ Aconogonon weyrichii

    タデ科オンタデ属
    漢字:御蓼
    名前の由来:御嶽山に生える、あるいは御嶽山で発見されたタデ。
    葉:互生
    花:雌雄異株、総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄白色(雌花は紅色を帯びる)
    花期:7~8月
    果実:瘦果、3翼あり
    習性:多年草
    備考:
    ウラジロタデの変種。
    高山帯の砂礫地に生える。
    地下茎が深く地中に入っている。

    オンタデ
    20230817_富士山五合目付近
    オンタデ
    20230817_富士山五合目付近
  • オランダミミナグサ Cerastium glomeratum

    ナデシコ科ミミナグサ属
    漢字:和蘭耳菜草
    名前の由来:
    「オランダ(和蘭)」は、ヨーロッパ原産。
    「ミミナグサ(耳菜草)」は、葉をネズミの耳にたとえた。
    葉:対生
    花:2出集散花序、白色
    花期:4~5月
    果実:蒴果、円柱形で先端が開孔し歯状に10裂する
    習性:越年草または一年草
    備考:
    <ミミナグサ(耳菜草)との違い>
    緑色が淡く、あまり紫がからない。果柄が萼より長くならず、全体に毛が多く、花序が密。

    オランダミミナグサ
    20240410_吉田川
    オランダミミナグサ
    20240410_吉田川
  • オヤブジラミ Torilis scabra

    セリ科ヤブジラミ属
    漢字:雄藪虱
    名前の由来:
    「オ(雄)」は、果実がヤブジラミよりも粗大。
    「ヤブジラミ(藪虱)」は、藪に生え、刺毛のある果実が衣類につくのをシラミにたとえた。
    葉:互生、2~3回3出羽状複葉
    花:複散形花序、白または帯紫色
    花期:4~6月
    果実:2個の分果、カギ状に曲がった刺毛が密生し動物などにくっつく。
    習性:越年草
    備考:
    <ヤブジラミとの違い>
    花弁の先が少し赤くなり、果実のカギ状に曲がった刺毛の先端も少し赤みを帯び、茎や葉が紫色を帯びる。

    オヤブジラミ
    20240421_遊木の森
    オヤブジラミ
    20240421_遊木の森
    オヤブジラミ
    20240427_遊木の森
    オヤブジラミ
    20240427_遊木の森
    オヤブジラミ
    20240427_遊木の森
    オヤブジラミ
    20240511_遊木の森
  • オミナエシ Patrinia scabiosifolia

    スイカズラ科オミナエシ属
    漢字:女郎花
    名前の由来:
    オミナは「美しい女」、エシが古語の「へし(圧)」を意味し、美女を圧倒する美しさから説、
    こんもりと咲く花を優しい味の粟(あわ)ごはんに見立て、「女飯(おんなめし)」が転訛した説など諸説あり。
    「女郎花」は、オミナエシよりも日陰に強くて全体に毛が多く、花が白い「オトコエシ(男郎花)」に対比して弱々しい説あり。
    葉:対生
    花:集散花序、黄色
    花期:7~9月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:
    秋の七草の一つ。
    全草から独特の香りを放つ。特に「敗醤根(はいしょうこん)」と呼ばれる根は、乾燥時に腐った醤油の臭いを放ち、生薬として、解熱や消炎、浄血、排膿などに用いる。

    オミナエシ
    20230724_八島湿原
    オミナエシ
    20230724_八島湿原
    オミナエシ
    20240911_箱根湿生花園
    オミナエシ
    20240911_箱根湿生花園
  • オヘビイチゴ Potentilla anemonifolia

    バラ科キジムシロ属
    漢字:雄蛇苺
    名前の由来:ヘビイチゴより大型。
    葉:根生葉 5出の掌状複葉、茎葉 3出複葉
    花:集散花序、黄色
    花期:5~6月
    果実:瘦果の集まった集合果
    習性:多年草
    備考:花のあと花床がふくらまない点でヘビイチゴ類と違う。

    オヘビイチゴ
    20240504_高山・市民の森
    オヘビイチゴ
    20240504_高山・市民の森
  • オニノヤガラ Gastrodia elata

    ラン科オニノヤガラ属
    漢字:鬼の矢柄
    名前の由来:まっすぐにのびた花茎を鬼の矢柄に見立てた。
    葉:
    花:総状花序、黄褐色
    花期:6~7月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    光合成をしないため、葉緑素をもたない。
    菌類に寄生して栄養を奪うため、「菌従属栄養植物」と呼ばれる。
    オニノヤガラの場合、ナラタケ(腐生菌)が獲得した栄養分を奪う。

    オニノヤガラ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    オニノヤガラ
    20240724_富士山太郎坊周辺
  • オニドコロ Dioscorea tokoro

    ヤマノイモ科ヤマノイモ属
    漢字:鬼野老
    別名:トコロ(野老)
    名前の由来:
    「オニ(鬼)」は、大きな葉を持つ。
    「ドコロ(野老)」は、野の老人の意味で、山に生え根茎のひげ根(ね)が多い様子を老人に見立てた。
    葉:互生
    花:雌雄異株、淡緑色、雄花序は立ち雌花序は垂れ下がる
    花期:7~8月
    果実:蒴果、3個の翼あり
    習性:蔓性多年草、左巻き(ネジと同一方向として)
    備考:根茎を食用する所もあるが味は苦い。

    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20240904_遊木の森
    オニドコロ
    20241129_県立美術館
    オニドコロ
    20241129_県立美術館
    オニドコロ
    20241129_県立美術館
  • オニタビラコ Youngia japonica

    キク科オニタビラコ属
    漢字:鬼田平子
    名前の由来:
    「オニ(鬼)」は、コオニタビラコに比べて大きい。
    「タビラコ(田平子)」は、コオニタビラコの名前の由来参照。
    葉:
    花:舌状花の集まった頭状花序、黄色
    花期:5~10月
    果実:瘦果
    習性:1~2年草

    オニタビラコ
    20220504_朝鮮岩・満観峰
    オニタビラコ
    20220504_朝鮮岩・満観峰
    オニタビラコ
    20240410_吉田川
    オニタビラコ
    20240410_吉田川
    オニタビラコ
    20240410_吉田川