シソ科キランソウ属
漢字:金瘡小草
別名:ジゴクノカマノフタ
名前の由来:
「キランソウ(金瘡小草)」は、咲きひろがる様子が、「金襴(きらん)」という織物の切れはしのように見える説など諸説あり。
「ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)」は、根小葉が地面にはりつくように広がっている説など諸説あり。
葉:対生
花:唇形花、濃紫色
花期:3~5月
果実:4個の分果
習性:多年草
カテゴリー: 草本
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キュウリグサ Trigonotis peduncularis
ムラサキ科キュウリグサ属
漢字:胡瓜草
名前の由来:葉をもむとキュウリのにおいがする。
葉:互生
花:サソリ型花序、淡青紫色
花期:3~5月
果実:4個の分果
習性:越年草
備考:
花序の先端はサソリの尾のように巻き、開花するにつれてまっすぐにのびる。
<アリ散布>
ハコベの備考参照。 -
キバナアキギリ Salvia nipponica
シソ科アキギリ属
漢字:黄花秋桐
名前の由来:
花の色が黄色の「アキギリ(秋桐)」。
「アキギリ(秋桐)」は、アキギリの名前の由来参照。
葉:対生
花:唇形花、黄色
花期:8~10月
習性:多年草 -
キジョラン Marsdenia tomentosa
キョウチクトウ科キジョラン属
漢字:鬼女蘭
名前の由来:種子につく長く白い冠毛を、髪をふり見出した鬼女にたとえた。
葉:対生
花:散形花序、淡黄白色
花期:8~9月
果実:袋果、緑色、種子には白色の冠毛あり
習性:蔓性多年草
備考:
<毒を利用するアサギマダラ>
幼虫は食草のキジョランやイケマの葉に丸い食痕を残す。
尻を中心として、頭でコンパスのように円を描きながら、葉の表面を噛んでは傷つけて乳液を流れ出させる(トレンチング行動)。
乳液が白く乾いて固まるのを待って円の内側を食べる。
若齢幼虫は食草の毒を軽減しながら少しずつ食べて体を慣らしていく。
二度脱皮する頃には体も毒に慣れ、葉を端から食べるようになり蓄積量も増す。
毒を体に蓄えて成虫に持ち越す。
幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる「警告色」と考えられている。