【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 草本

  • キランソウ Ajuga decumbens

    シソ科キランソウ属
    漢字:金瘡小草
    別名:ジゴクノカマノフタ
    名前の由来:
    「キランソウ(金瘡小草)」は、咲きひろがる様子が、「金襴(きらん)」という織物の切れはしのように見える説など諸説あり。
    「ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)」は、根小葉が地面にはりつくように広がっている説など諸説あり。
    葉:対生
    花:唇形花、濃紫色
    花期:3~5月
    果実:4個の分果
    習性:多年草

    キランソウ
    20220410_朝鮮岩
    キランソウ
    20220410_朝鮮岩
    キランソウ
    20240410_吉田川
    キランソウ
    20240410_吉田川
  • キュウリグサ Trigonotis peduncularis

    ムラサキ科キュウリグサ属
    漢字:胡瓜草
    名前の由来:葉をもむとキュウリのにおいがする。
    葉:互生
    花:サソリ型花序、淡青紫色
    花期:3~5月
    果実:4個の分果
    習性:越年草
    備考:
    花序の先端はサソリの尾のように巻き、開花するにつれてまっすぐにのびる。
    <アリ散布>
    ハコベの備考参照。

    キュウリグサ
    20240410_吉田川
    キュウリグサ
    20240410_吉田川
    キュウリグサ
    20250427_高山・市民の森
    キュウリグサ
    20250427_高山・市民の森
  • キミズ Pellionia scabra

    イラクサ科サンショウソウ属
    漢字:木みず
    名前の由来:
    ウワバミソウ(別名:ミズ)に似て、茎の下部が木質化している。
    葉:互生
    花:雌雄同株
    花期:4~5月
    果実:瘦果、褐色、小凸点あり
    習性:多年草
    備考:林内の陰湿地に生える。

    キミズ
    20221127_朝鮮岩
    キミズ
    20221127_朝鮮岩
    キミズ
    20221127_朝鮮岩
  • キバナアキギリ Salvia nipponica

    シソ科アキギリ属
    漢字:黄花秋桐
    名前の由来:
    花の色が黄色の「アキギリ(秋桐)」。
    「アキギリ(秋桐)」は、アキギリの名前の由来参照。
    葉:対生
    花:唇形花、黄色
    花期:8~10月
    習性:多年草

    キバナアキギリ
    20240918_箱根湿生花園
    キバナアキギリ
    20240918_箱根湿生花園
  • キツリフネ Impatiens noli-tangere

    ツリフネソウ科ツリフネソウ属
    漢字:黄釣舟
    名前の由来:
    花の色が黄色の「ツリフネ(釣舟)」。
    「ツリフネ(釣舟)」は、ツリフネソウに似る。ツリフネソウの名前の由来参照。
    葉:互生
    花:淡黄色
    花期:6~9月
    果実:蒴果
    習性:1年草
    備考:ツリフネソウの備考参照。

    キツリフネ
    20240911_箱根湿生花園
    キツリフネ
    20240911_箱根湿生花園
    キツリフネ
    20240911_箱根湿生花園
  • キツネノマゴ Justicia procumbens

    キツネノマゴ科キツネノマゴ属
    漢字:狐の孫
    名前の由来:
    「キツネ(狐)」は、果実のついた穂を狐の尾に見たて、「マゴ(孫)」は、花が小さくかわいい説、
    花がママコナ(ハマウツボ科)に似て、全体が毛深く小さいことからキツネノママコの名が生じ、それがつまった説など諸説あり。
    葉:対生
    花:穂状花序、唇形花、淡紅紫色
    花期:8~10月
    果実:蒴果、熟すと2裂し4個の種子を出す
    習性:1年草

    キツネノマゴ
    20240904_遊木の森
    キツネノマゴ
    20240904_遊木の森
    キツネノマゴ
    20241015_遊木の森
  • キツネノボタン Ranunculus silerifolius

    キンポウゲ科キンポウゲ属
    漢字:狐の牡丹
    名前の由来:
    「キツネ(狐)」は、有毒である説、
    キツネが棲むような野原に生える説など諸説あり。
    「ボタン(牡丹)」は、葉の形がボタンの葉に似ている。
    葉:互生、根生葉は3出複葉
    花:黄色
    花期:4~7月
    果実:瘦果が集まった集合果
    習性:多年草(越年草の記述もあり)
    備考:
    有毒植物。
    花弁に光沢あり。

    キツネノボタン
    20240410_吉田川
    キツネノボタン
    20240410_吉田川
    キツネノボタン
    20240410_吉田川
  • キッコウハグマ Ainsliaea apiculata

    キク科モミジハグマ属
    漢字:亀甲白熊
    名前の由来:
    「キッコウ(亀甲)」は、地面に接してつく五角形の葉の形が亀の甲に似ている。
    「ハグマ(白熊)」は、白い花を、白熊(ヤクの尻尾の白い毛で作った飾り)にたとえた。
    葉:茎の下部で接して互生
    花:3個の筒状花の集まった頭状花序、白色
    花期:9~10月
    果実、瘦果、茶褐色の羽毛状の冠毛あり
    習性:多年草
    備考:閉鎖花を結ぶことが多い。

    キッコウハグマ
    20231112_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20231112_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20241108_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20241108_高山・市民の森
    キッコウハグマ
    20241108_高山・市民の森
  • キジョラン Marsdenia tomentosa

    キョウチクトウ科キジョラン属
    漢字:鬼女蘭
    名前の由来:種子につく長く白い冠毛を、髪をふり見出した鬼女にたとえた。
    葉:対生
    花:散形花序、淡黄白色
    花期:8~9月
    果実:袋果、緑色、種子には白色の冠毛あり
    習性:蔓性多年草
    備考:
    <毒を利用するアサギマダラ>
    幼虫は食草のキジョランやイケマの葉に丸い食痕を残す。
    尻を中心として、頭でコンパスのように円を描きながら、葉の表面を噛んでは傷つけて乳液を流れ出させる(トレンチング行動)。
    乳液が白く乾いて固まるのを待って円の内側を食べる。
    若齢幼虫は食草の毒を軽減しながら少しずつ食べて体を慣らしていく。
    二度脱皮する頃には体も毒に慣れ、葉を端から食べるようになり蓄積量も増す。
    毒を体に蓄えて成虫に持ち越す。
    幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる「警告色」と考えられている。

    キジョラン
    20240517_竜爪山
    キジョラン
    20240517_竜爪山
    キジョラン
    20240517_竜爪山
    キジョラン
    20250105_朝鮮岩
    キジョラン
    20250105_朝鮮岩
    キジョラン
    20250105_朝鮮岩
  • キオン Senecio nemorensis

    キク科オキオン属
    漢字:黄苑
    名前の由来:
    シオン(紫苑)に対して花が黄色。
    「シオン(紫苑)」は、漢名「紫苑」の音読説あり。
    葉:互生
    花:まわりの舌状花(5個)と中心部の筒状花(10個程度)の集まった頭状花序、黄色
    花期:8~9月
    果実:瘦果
    習性:多年草

    キオン
    20230821_宝永遊歩道
    キオン
    20230817_宝永遊歩道