タデ科オンタデ属
漢字:御蓼
名前の由来:御嶽山に生える、あるいは御嶽山で発見されたタデ。
葉:互生
花:雌雄異株、総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄白色(雌花は紅色を帯びる)
花期:7~8月
果実:瘦果、3翼あり
習性:多年草
備考:
ウラジロタデの変種。
高山帯の砂礫地に生える。
地下茎が深く地中に入っている。
カテゴリー: 草本
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オヤブジラミ Torilis scabra
セリ科ヤブジラミ属
漢字:雄藪虱
名前の由来:
「オ(雄)」は、果実がヤブジラミよりも粗大。
「ヤブジラミ(藪虱)」は、藪に生え、刺毛のある果実が衣類につくのをシラミにたとえた。
葉:互生、2~3回3出羽状複葉
花:複散形花序、白または帯紫色
花期:4~6月
果実:2個の分果、カギ状に曲がった刺毛が密生し動物などにくっつく。
習性:越年草
備考:
<ヤブジラミとの違い>
花弁の先が少し赤くなり、果実のカギ状に曲がった刺毛の先端も少し赤みを帯び、茎や葉が紫色を帯びる。 -
オミナエシ Patrinia scabiosifolia
スイカズラ科オミナエシ属
漢字:女郎花
名前の由来:
オミナは「美しい女」、エシが古語の「へし(圧)」を意味し、美女を圧倒する美しさから説、
こんもりと咲く花を優しい味の粟(あわ)ごはんに見立て、「女飯(おんなめし)」が転訛した説など諸説あり。
「女郎花」は、オミナエシよりも日陰に強くて全体に毛が多く、花が白い「オトコエシ(男郎花)」に対比して弱々しい説あり。
葉:対生
花:集散花序、黄色
花期:7~9月
果実:瘦果
習性:多年草
備考:
秋の七草の一つ。
全草から独特の香りを放つ。特に「敗醤根(はいしょうこん)」と呼ばれる根は、乾燥時に腐った醤油の臭いを放ち、生薬として、解熱や消炎、浄血、排膿などに用いる。 -
オトコエシ Patrinia villosa
スイカズラ科オミナエシ属
漢字:男郎花
名前の由来:オミナエシより強剛なので、男性に見立てた。
葉:対生
花:散房花序、白色
花期:8~10月
果実:瘦果、小苞葉が大きくなってうちわのような翼になる
習性:多年草