キク科ヒヨドリバナ属
漢字:四葉鵯
名前の由来:
「ヨツバ(四葉)」は、葉が4枚(5,6枚もあり)輪生する。
「ヒヨドリ(鵯)」は、ヒヨドリバナの名前の由来参照。
葉:3~6枚輪生
花:筒状花の集まった頭状花序、淡紫色
花期:8~9月
習性:多年草
備考:
奥山に生える。
<フジバカマ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリとの葉の違い>
ヒヨドリバナの備考参照。
カテゴリー: 草本
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ヨウシュヤマゴボウ Phytolacca americana
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
漢字:洋種山牛蒡
別名:アメリカヤマゴボウ
名前の由来:
「ヨウシュ(洋種)」は、外国種の意味。
「ヤマゴボウ(山牛蒡)」は、根がゴボウの根に似ている。
葉:互生
花:総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、白色(淡紅色を帯びる)
花期:6~9月
果実:液果、下垂、黒紫色、つぶすと赤紫色の果汁が出る
習性:多年草
備考:
北アメリカ原産。
茎をたてに切ると、中にたくさんの膜がはしご状に並んでいる。
全草にわたって毒あり。毒性:根>葉>果実。果実は特に種子に毒性が高い。根などを誤食すると、強い嘔吐や下痢、けいれん、意識障害が生じ、呼吸障害や心臓まひで死に至ることもあり。 -
ユキノシタ Saxifraga stolonifera
ユキノシタ科ユキノシタ属
漢字:雪の下
名前の由来:
雪が降り積もっても葉が枯れずに残る説、
白い花を雪に見立て、その下に緑の葉が見える様説など諸説あり。
葉:根生
花:円錐花序、白色
花期:5~7月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
葉が班入りになっているのは、柵状組織の不均等分布が原因の「構造班入り」。表皮細胞と柵状細胞の接着が弱いために、空隙ができ光が乱反射するため。葉の裏面にはない。手で軽く押しつぶすと班は消える。他、カンアオイ、シクラメンなど。
葉は民間薬として、葉のしぼり汁は虫さされ、耳だれ、中耳炎、あぶった葉は腫れ物や火傷などに用いた。
葉の裏側だけに衣をつけて天ぷらにした「白雪揚げ」、塩ゆでした葉を水にさらして酢味噌和えやゴマ和え、汁の実など食用になる。 -
ヤマホタルブクロ Campanula punctata var. hondoensis
キキョウ科ホタルブクロ属
漢字:山蛍袋
名前の由来:
「ヤマ(山)」は、ホタルブクロより高地に生える。
「ホタルブクロ(蛍袋)」は、花の形を提灯(古語の「火垂る(ホタル)」)に見立てた説、
子どもが花にホタルを入れて鑑賞した説あり。
葉:茎葉は互生
花:鐘形、濃赤紫色~白色
花期:6~8月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
ホタルブクロの変種。
<雄性先熟>
蕾の段階で雄しべが熟し、葯が雌しべを包み込んでおり、この花粉は、受粉できない未熟な雌しべにくっつき開花する。訪花昆虫にこの花粉を託し、花粉がなくなった頃、雌しべが熟し受粉体制になる。
<ホタルブクロとの違い>
ホタルブクロは、萼片の間に副萼片が発達して上に反りかえる。ヤマホタルブクロは、萼片の間に副萼片はなく、萼片の間がコブのように盛り上がる。 -
ヤマノイモ Dioscorea japonica
ヤマノイモ科ヤマノイモ属
漢字:山の芋
別名:ジネンジョ(自然薯)
名前の由来:「サトイモ(里芋)」に対して山で育つ「イモ」。
葉:対生
花:雌雄異株、穂状花序、白色、雄花序は立ち雌花序は垂れ下がる
花期:7~8月
果実:蒴果、平たく円形の翼が3個あり、裂けると偏平で円形の翼をもつ種子が飛び散る
習性:蔓性多年草、右巻き(ネジと同一方向として)
備考:
肉質根は毎年新しいものができて、古いものの養分を吸収して肥大する。晩秋に掘りとり、すりおろして食用とする。
葉腋につく株芽(しゅが)は、地上に落ちるとそこから発芽して新たな植物体をつくる栄養繁殖器官。「むかご」と呼ばれ、油で揚げたり、ご飯に炊き込んだりして食べる。
葉は揚げ物や和え物、健康茶に用いる。 -
ヤマトウバナ Clinopodium multicaule
シソ科トウバナ属
漢字:山塔花
名前の由来:
山に生える「トウバナ」。
「トウバナ(塔花)」は、トウバナの名前の由来参照。
葉:対生
花:唇形花、白色
花期:6~7月
果実:4個の分果
習性:多年草
備考:茎は四角形。































