キキョウ科ツリガネニンジン属
漢字:姫沙参
名前の由来:
小さい「シャジン」。
「シャジン(沙参)」は、ツリガネニンジンのこと。
葉:互生
花:紫色
花期:7~9月
習性:多年草
備考:亜高山帯に生える。
カテゴリー: 草本
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ヒメシャジン Adenophora nikoensis
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ヒメオドリコソウ Lamium purpureum
シソ科オドリコソウ属
漢字:姫踊り子草
名前の由来:
「ヒメ(姫)」は、背丈・葉や花の⼤きさが「オドリコソウ」の半分以下で小さい。
「オドリコソウ(踊り子草)」は、花の形を笠をかぶった踊り子の姿にたとえた。
葉:十字対生
花:唇形花、淡紅色
花期:4~5月
果実:4個の分果
習性:2年草
備考:
ヨーロッパ原産。
<アリ散布>
ハコベの備考参照。 -
ハハコグサ Gnaphalium affine
キク科ハハコグサ属
漢字:母子草
別名:ホオコグサ、オギョウ
名前の由来:
葉や茎が白い綿毛に覆われている様子を、母親が子を包み混んでいるように見立てた説、
葉を餅に入れて草団子にして食べた「葉っこ草」が転訛した説など諸説あり。
「ホオコグサ」は、茎の白毛、頭花の冠毛がほおけ立っている。
葉:互生
花:頭状花序、筒状花(中心の両性花の周りに雌花)、黄色
花期:4~6月
果実:瘦果、黄白色の冠毛あり
習性:2年草
備考:
春の七草のオギョウ(御行)はロゼット。
全草を細かく刻んで乾燥させたものは生薬「鼠麹草(そきくそう)」と呼び、咳止め、痰切りに用いた。
かつてはハハコグサを摘んで蒸してついて「母子餅(ほうこもち)」を食べる習慣があったが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起がよくない」として、ヨモギが草餅に使われるようになった。 -
ハコベ Stellaria neglecta
ナデシコ科ハコベ属
漢字:繁縷
別名:ミドリハコベ
名前の由来:
茎の中にある白い維管束を、絹糸の帛(はく)に見立て、帛糸を引き、群がり繁る草を意味する「帛繁(はくべら)」説、
帛は同じ意味で、五つの花弁が箆(へら)を意味する「帛箆(はくへら)」説、
平安時代の本草書「本草和名(ほんぞうわみょう)」に記された「波久倍良(はくべら)」説など諸説あり。
漢字名「繁縷(はんろう)」は漢名。
葉:対生
花:集散花序、白色
花期:3~11月
果実:蒴果、熟すと6裂する
習性:2年草
備考:
春の七草の一つ。
小鳥の餌にする。
ハコベの仲間は花弁が基部近くまで2列し、花弁が10個あるように見える(実際は5個)。
花柄は花が終わるとだんだん下に向くが、果実が裂開する頃に再び上を向く。
生薬で「繁縷(はんろう)」と呼び、利尿や浄血、催乳などに用いる。
昔は、ハコベを炒って粉にし、塩を混ぜて歯磨き粉に使った。現在も「はこべ塩歯磨」として販売されている。
<アリ散布>
種子にエライオソームと呼ばれる脂肪や糖類に富む付属物が付いていてアリが好んで運搬する。アリは「エライオソーム」をかじりとると、残りの部分(種の本体)を巣の近くの地面に捨てるため、種子を散布させることができ相利共生関係が成立している。
<コハコベ(子繁縷)、ウシハコベ(牛繁縷)との違い>
※コハコベもハコベと呼ぶ場合あり茎の色 花柱と雄しべの数 サイズ ハコベ(ミドリハコべ) 緑色 花柱:3
雄しべ:5~10‐ コハコベ 白緑色~暗紫色 花柱:3
雄しべ:1~7ハコベより小さい ウシハコベ 同上 花柱:5 他より茎葉が大きい コハコベ
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バアソブ Codonopsis ussuriensis
キキョウ科ツルニンジン属
漢字:婆ソブ
名前の由来:花冠の内側の斑点を老婆の顔のそばかす(ソブ)にたとえた。
葉:
花:花冠の内側の上部は紫色、下半分は濃紫色の斑点あり
花期:7~8月
果実:蒴果
習性:蔓性多年草
備考:
つるを切ると白い乳液が出る。
<ツルニンジン(ジイソブ)との違い>
本種は葉の裏面や縁に白い毛がある