【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • ネズミサシ(ネズ)

    基本情報

    • 学名:Juniperus rigida
    • 科名・属名:ヒノキ科ビャクシン属
    • 漢字名:鼠刺

    名前の由来

    • ネズミの穴にこの葉を詰めておくと痛いのでネズミの害を防ぐ

    生育地

    • 丘陵~山地。砂地や尾根などのやせ地

    樹形

    • 常緑小高木

    樹皮

    • 灰色を帯びた赤褐色。薄くはがれる

    • 葉序:3輪生
    • 葉形:針状。長さ10~25mm。先は鋭くとがり、触れると痛い
    • 葉質:表面に溝があり、白い気孔帯が1本あり

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:前年枝の葉腋につく
      • 雄花:長さ4~5mmの楕円形で黄褐色
      • 雌花:先のとがった鱗片3個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径8~10mmの球形で液果状
    • 成熟期:翌年または翌々年の10月頃。緑色→黒紫色。白いロウ質におおわれる
    • 果鱗(種鱗):肉質で完全に合着し、裂開しない(ビャクシン属)
    • 種子:長さ4~5mm。表面に樹脂のかたまりあり
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :芳香があり、以前は「和白檀(わびゃくだん)」といって、装飾用の柱や器具などに白檀(香木の一種)の代わりに用いた
    • 盆栽:杜松(としょう)
    • 果実:球果を乾燥させたものは生薬の「杜松子(としょうし)/杜松実(としょうじつ)」と呼び、利尿、尿道炎、リュウマチ、神経痛などに用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-49]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[67]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-644P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[82P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上23]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
  • サワラ

    基本情報

    • 学名:Chamaecyparis pisifera
    • 科名・属名:ヒノキ科ヒノキ属
    • 漢字名:椹

    名前の由来

    • ヒノキに比べ材が「さわらか(軽く粗い)」なので「さわら木」と呼んだ

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地から亜高山帯の沢沿い

    樹形

    • 常緑高木
    • ヒノキに比べて枝がまばらで、樹冠が透けている

    樹皮

    • すこし灰色を帯びた赤褐色。薄く縦に裂けて剥がれ落ちる。スギに似ている

    • 葉序:十字対生
    • 葉形:長さ3mmほどの鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、先端は針状にとがる
    • 葉質:ヒノキに比べてやや薄く、光沢もあまりない。裏面に白色のX字形に見える気孔帯あり

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:枝先につく
      • 雄花:紫褐色の楕円形で、鱗片内に葯3個
      • 雌花:泥白色の球形で、鱗片内に胚珠2個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径約7mmの球形
    • 成熟期:10月。果鱗が開いて種子を出す
    • 果鱗(種鱗):10~12個
    • 種子:長さ2~2.5mmの長楕円形で、両側に広い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :軽軟で強度的にはヒノキに劣るが、割裂性に優れ、建具や箱、漆器木地、また、耐水性に優れ、桶や樽材に用いた

    特記事項

    • ヒノキとの葉の違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-45]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[62]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-630P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[70P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上22]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[87P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    サワラ
    20240303_高山・市民の森
    サワラ
    20240303_高山・市民の森
    サワラ
    20240303_高山・市民の森
  • ヒノキ

    基本情報

    • 学名:Chamaecyparis obtusa
    • 科名・属名:ヒノキ科ヒノキ属
    • 漢字名:檜/桧

    名前の由来

    • 幹や枝がこすれるとすぐ火がつく説、
    • 火起こし道具の「火切り板」に多く用いたことから「火の木」から説など諸説あり

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 赤褐色。縦に裂けて剥がれ落ちる、スギより粗いはがれ方

    • 葉序:十字対生
    • 葉形:長さ1~3mmの鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、先端はとがらない
    • 葉質:表面は濃緑色で光沢あり、裏面は淡緑色で葉と葉が接触するところに白色のY字形に見える気孔帯あり

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:枝先につく
      • 雄花:長さ2~3mmの楕円形で、赤みを帯びる。雄しべの先は広がり、その内側に葯がつく
      • 雌花:長さ3~5mmの球形
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径約1cmの球形
    • 成熟期:10~11月。赤褐色。果鱗が開いて種子を出す
    • 果鱗(種鱗):8~10個。先は厚く楯状に広がる
    • 種子:果鱗に2~4個ずつつく、長さ約3mmの卵状楕円形で、両側に広い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :緻密で狂いがなく、加工が容易で、光沢があり、香りがよいため、最も優れた建築材とされる。また、耐久性があり、世界最古(1300年以上前)の木造建築である法隆寺がヒノキでつくられていることは有名
    • 樹皮:スギの皮と同様、屋根を葺くのに用いられ、葺いた屋根を「檜皮葺(ひわだぶき)」という

    特記事項

    • スギに比べると成長は遅いが、乾燥地にも耐えるので、スギに次いで植林されている
    • サワラとの葉の違い
    白い気孔帯側面の葉の先端
    ヒノキY字形とがらず内曲
    サワラX字形とがって開出

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-40]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[57]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-626P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[68P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上22]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[86P]
    • 「読む」植物図鑑:[3-25, 28, 31, 34P]

    写真

    ヒノキ
    20221105_朝鮮岩
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
  • ミツバアケビ

    基本情報

    • 学名:Akebia trifoliata
    • 科名・属名:アケビ科アケビ属
    • 漢字名:三葉木通/三葉通草

    名前の由来

    • 「ミツバ(三葉)」は、3出複葉
    • 「アケビ(木通)」は、アケビ名前の由来参照

    生育地

    • 山野

    樹形

    • 落葉つる性木本
    • 右巻き(ネジと同一方向として)

    樹皮

    • 灰黒褐色。円形の皮目あり

    • 葉序:長枝で互生、短枝で束生
    • 葉形:3出複葉。長さ7~25cm
    • 小葉形:卵形。長さ3~10cm(小葉柄0.5~5cm)
    • 小葉縁:波状の粗鋸歯
    • 小葉質:両面無毛

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:葉腋から総状花序を下垂。濃紫色の花をつける。先端に雄花が数10個、基部側に雌花が1~3個
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼片3個
      • 雄花:直径4~5mm。花柄長約3mm。雄しべ6個
      • 雌花:直径約1.5cm。花柄長2~4cm。円柱形の雌しべ3~6個
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:漿果(液果)
    • :長さ約10cmの長楕円形
    • 成熟期:10月、紫色を帯び裂開する。果肉は白色
    • 食用:果肉は甘くて生食可。厚い果皮はほろ苦く、油炒めや肉詰めにされる

    種子

    • :多数
    • :いろいろ。長さ4~5mm
    • :黒褐色
    • 散布方法:動物(鳥や哺乳類)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~4mmの卵形。芽鱗は12~16個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:多数

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1157]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[654]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-152P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[143P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上66]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[233P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-95P]

    写真

    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
  • ツルグミ

    基本情報

    • 学名:Elaeagnus glabra
    • 科名・属名:グミ科グミ属
    • 漢字名:蔓茱萸

    名前の由来

    • 「ツル(蔓)」は、枝がつる状になる
    • 「グミ(茱萸)」は、アキグミ名前の由来参照

    生息地

    • 海岸や沿海地、丘陵などの林内や林縁、崖のふちなど

    樹形

    • つる性常緑低木
    • 直立せず、ほかの樹木などに寄りかかるようにして枝をのばす

    樹皮

    • 灰黒色。まるい皮目があり、縦に細長い浅い割れ目ができる

    • 側枝は枝の伸びる方向と逆の下向きにのび、他の樹木にひっかかって上にのびていく

      • 葉序:互生
      • 葉形:長楕円形、葉身長4~10cm
      • :全縁。少し波打つ
      • 葉質:革質でかたい。表面に若葉では銀色の鱗状毛あるが、成葉では落ちて光沢あり。裏面に赤褐色の鱗状毛が密生し、金色の光沢感あり
      • 葉柄:5~10mm

      • 花性:雌雄同株/同花
      • 花序:葉腋に淡褐色の花が数個下垂
      • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼筒は細く長さ4~6mm、基部に向かってしだいに細くなる。萼片4個。萼筒と萼片の外面に赤褐色の鱗状毛が密生
      • 開花期:10~11月
      • 送粉方法:虫媒
      • におい:甘い芳香あり?

      果実

      • 種類:液果状の偽果
      • :長さ1.5cmほどの長楕円形。表面に赤褐色や白色の鱗片あり。先端に萼筒の上部が残る
      • 成熟期:4月、赤色
      • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

      種子

      • :1個
      • :?
      • 散布方法:動物(鳥)散布

      冬芽

      • 裸芽

      葉痕

      • :?
      • 維管束痕:1個?

      用途


      特記事項

      • <グミ属の特徴

      参考

      • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1857]
      • 新牧野日本植物圖鑑:[1788]
      • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-580P]
      • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[321P]
      • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上168]
      • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[187P]
      • 「読む」植物図鑑:[‐]

      写真

      ツルグミ
      20231023_県立森林公園
      ツルグミ
      20231023_県立森林公園
      ツルグミ
      20231115_遊木の森
      ツルグミ
      20231115_遊木の森
      ツルグミ
      20231115_遊木の森
      ツルグミ
      20251029_寸又峡
      ツルグミ
      20251029_寸又峡
      ツルグミ
      20251029_寸又峡
      ツルグミ
      20251130_県立美術館
      ツルグミ
      20251207_朝鮮岩
    • ナワシログミ

      基本情報

      • 学名:Elaeagnus pungens
      • 科名・属名:グミ科グミ属
      • 漢字名:苗代茱萸

      名前の由来

      • 「ナワシロ(苗代)」は、稲作の苗代をつくるころに果実が熟す
      • 「グミ(茱萸)」は、アキグミ名前の由来参照

      生息地

      • 海岸や沿海地の林縁

      樹形

      • 常緑低木

      樹皮

      • 灰褐色。まるい小さな皮目が多く、古くなると縦に割れ目が入ってはがれ落ちる

      • 小枝はとげに変化しやすく、葉腋にも小さなとげがでる

      • 葉序:互生
      • 葉形:長楕円形、葉身長5~9cm
      • :全縁。裏面にそり返り、細かく波打つ
      • 葉質:革質でかたい。表面に若葉では銀色の鱗状毛あるが、成葉では落ちて光沢あり。裏面に銀色の鱗状毛が密生、褐色の鱗状毛が点在
      • 葉柄:5~10mm

      • 花性:雌雄同株/同花
      • 花序:葉腋に淡黄褐色の花が数個つく
      • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼筒は長さ6~7mm、4個の稜あり、基部でくびれて子房につながる。萼片4個、卵状三角形。萼筒と萼片の外面に銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛がまじる
      • 開花期:10~11月
      • 送粉方法:虫媒
      • におい:甘い芳香あり?

      果実

      • 種類:液果状の偽果
      • :長さ1.5cmほどの長楕円形。表面に赤褐色や白色の鱗片あり。先端に萼筒の上部が残る
      • 成熟期:5~6月/4~5月?、赤色
      • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

      種子

      • :1個
      • :?
      • 散布方法:動物(鳥)散布

      冬芽

      • 裸芽
      • 3個の幼葉が向かいあってつき、褐色の鱗状毛におおわれる

      葉痕

      • :平たい円形
      • 維管束痕:1個

      用途


      特記事項

      • <グミ属の特徴

      参考

      • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1856]
      • 新牧野日本植物圖鑑:[1787]
      • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-574P]
      • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[323P]
      • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上168]
      • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[187P]
      • 「読む」植物図鑑:[‐]

      写真

      ナワシログミ
      20230626_富士山こどもの国
      ナワシログミ
      20230626_富士山こどもの国
    • マメグミ

      基本情報

      • 学名:Elaeagnus montana
      • 科名・属名:グミ科グミ属
      • 漢字名:豆茱萸

      名前の由来

      • 「マメ(豆)」は、果実が小さい
      • 「グミ(茱萸)」は、アキグミ名前の由来参照

      生息地

      • 日本固有種
      • 山地の林内や林縁

      樹形

      • 落葉低木

      樹皮

      • 灰黒色

      • 葉序:互生
      • 葉形:楕円形、葉身長4~9cm、先は突き出てとがる
      • 葉縁:全縁、波打つ
      • 葉質:表面に若葉では銀色の鱗状毛あり。裏面に銀色の鱗状毛が密生、赤褐色の鱗状毛が点在
      • 葉柄:7~12mm

      • 花性:雌雄同株/同花
      • 花序:葉腋に1~3個の花が下垂。花は白色→黄色を帯びる
      • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼筒は長さ6~8mmの円筒形で、子房の上部でくびれる。萼筒の内面に星状毛あり。萼片4個、広卵状三角形で長さ3~4mm。萼筒と萼片の外面に銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛がまじる。花柄長8~15mm、赤褐色の鱗状毛が密生
      • 開花期:6~7月
      • 送粉方法:虫媒

      果実

      • 種類:液果状の偽果
      • :長さ約1cmの卵状球形。表面に赤褐色や白色の鱗片あり
      • 成熟期:7~9月、赤色
      • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

      種子

      • :1個
      • :長さ8mmほどの長楕円形。表面に縦の溝が8個あり
      • 散布方法:動物(鳥)散布

      冬芽

      • 裸芽
      • 長さ4mmほどの幼葉が5~6個つき、赤褐色の鱗状毛が密生

      葉痕

      • :半円形
      • 維管束痕:1個

      用途


      特記事項

      • <グミ属の特徴

      参考

      • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1851]
      • 新牧野日本植物圖鑑:[1782]
      • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-566P]
      • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[318P]
      • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上169]
      • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
      • 「読む」植物図鑑:[‐]

      写真

      マメグミ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      マメグミ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      マメグミ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      マメグミ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      マメグミ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      マメグミ
      20240719_富士山太郎坊周辺
    • ケヤキ

      基本情報

      • 学名:Zelkova serrata
      • 科名・属名:ニレ科ケヤキ属
      • 漢字名:欅
      • 別名:ツキ(槻)

      名前の由来

      • けやけき(尊い、秀でた、美しい、目立つ)木に由来

      生育地

      • 丘陵や山地。川岸に多い
      • 街路樹や公園樹として植栽される

      樹形

      • 落葉高木
      • ホウキを立てたようなおうぎ形の樹形。苗木の時におうぎの要の高さで伐るため

      樹皮

      • 灰白色。若木はなめらかだが、老木になると鱗片状にはがれる。小さな皮目が多い

      • 葉序:互生
      • 葉形:卵形、葉身長5~13cm、先端はとがる。若木の葉は成木に比べて大きい
      • 葉縁弧を描くような鋸歯で、先は鋭い
      • 葉脈:側脈は8~18対、鋸歯の先端に達する
      • 葉質:表面は微毛がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
      • 葉柄:2~12mm

      • 花性:雌雄同株/異花
      • 花序
        • 雄花序:新枝の下部に数個ずつ集まってつく
        • 雌花序:新枝の上部の葉腋に1個ずつつく
      • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
        • 雄花:花被4~6裂。雄しべ4~6個
        • 雌花:雌しべ1個。花柱2深裂。内側の柱頭の上面に乳頭状の突起が密生
      • 開花期:4~5月、葉の展開と同時
        • 葉が伸びる前に雄花が花粉を飛ばし、小さな葉脇に雌花が咲く
      • 送粉方法:風媒

      果実

      • 種類:そう果
      • :稜角のあるゆがんだ扁球形。先端に花柱が2本くちばしのように残る
      • 成熟期:10月。暗褐色

      種子

      • :1個
      • 散布方法:風散布(着果短枝)
      • 着果短枝
        • 果実が熟すと、果実と枯れ葉をつけたまま枝先の小枝(着果枝)ごと風に乗り、回転しながら浮力を得て遠方に運ぶ。果実がつく枝の葉は小型化し翼の役割をもつ

      冬芽

      • 鱗芽
      • 卵状円錐形で長さ2~4mm、枝から離れてつく。芽鱗は紫花色で8~10個
      • 新芽の展開時期:葉芽は、混芽(花と葉)より2週間近く遅れて展開する

      葉痕

      • :半円形
      • 維管束痕:3個

      用途

      • :材質がかたく、木目が美しく、腐りにくく、耐用年数があるとして、神社仏閣や城、仏像、家具、臼、盆、和太鼓の胴、弓などに用いた。「清水寺」の舞台の柱の建材

      特記事項


      参考

      • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1881]
      • 新牧野日本植物圖鑑:[164]
      • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-284P]
      • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[338P]
      • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上176]
      • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[118P]
      • 「読む」植物図鑑:[4-110P, 113P]

      写真

      ケヤキ
      20211103_その他
      ケヤキ
      20211103_その他
      ケヤキ
      20220515_その他
      ケヤキ
      20220515_その他
      ケヤキ
      20220515_その他
      ケヤキ
      20250404_県立美術館
      ケヤキ
      20250404_県立美術館
      ケヤキ
      20250412_高山・市民の森
      ケヤキ
      20250430_県立美術館
      ケヤキ
      20250430_県立美術館
      ケヤキ
      20250430_県立美術館
      ケヤキ
      20250430_県立美術館
      ケヤキ
      20250430_県立美術館
      ケヤキ
      20250929_県立美術館
      ケヤキ
      20250929_県立美術館

      着果短枝

      ケヤキ
      20251029_寸又峡
      ケヤキ
      20251103_県立美術館
      ケヤキ
      20251103_県立美術館
    • ハルニレ

      基本情報

      • 学名:Ulmus davidiana var. japonica
      • 科名・属名:ニレ科ニレ属
      • 漢字名:春楡
      • 別名:ニレ(楡)

      名前の由来

      • 「ハル(春)」は、春に花が咲く
      • 「ニレ(楡)」は、アキニレ名前の由来参照

      生育地

      • 丘陵~山地

      樹形

      • 落葉高木

      樹皮

      • 灰色。縦に割れ目が入り、不規則な鱗片状にはがれる

      • 葉序:互生
      • 葉形:倒卵形、左右不相称(特に基部)、葉身長6~15cm、先端は急にとがる
      • 葉縁:重鋸歯
      • 葉脈:側脈は10~20対、鋸歯の先端に達する
      • 葉質:表面は微毛がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
      • 葉柄:4~16mm

      • 花性:雌雄同株/同花
      • 花序:前年枝の葉腋に7~15個ずつ集まってつく
      • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、長さ3mmほどの鐘形で、上部は浅く4裂。雄しべ4個。葯は赤褐色→暗褐色。花柱は2裂し、白い毛が密生
      • 開花期:3~5月、葉の展開前
      • 送粉方法:風媒

      果実

      • 種類:翼果
      • :長さ12~15cmの倒卵形で、周囲に膜状の翼、中心より少し上部に種子あり、翼には網状脈が鮮明、先端はくぼむ
      • 成熟期:5~6月

      種子

      • :1個
      • :長さ5~6mmの楕円形
      • 散布方法:風散布

      冬芽

      • 鱗芽
      • 長さ3~5mmの卵形、芽鱗5~6個

      葉痕

      • :浅い半円形/三角形
      • 維管束痕:3個

      用途

      • :合板や家具、彫刻材などに用いられる。割れにくいため、太鼓の胴や臼にも

      特記事項


      参考

      • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1878]
      • 新牧野日本植物圖鑑:[160]
      • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-290P]
      • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[336P]
      • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上175]
      • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[117P]
      • 「読む」植物図鑑:[‐]

      写真

      ハルニレ
      20230702_高山・市民の森
      ハルニレ
      20230702_高山・市民の森
      ハルニレ
      20240428_高山・市民の森
      ハルニレ
      20240428_高山・市民の森
      ハルニレ
      20240428_高山・市民の森
      ハルニレ
      20250309_高山・市民の森
      ハルニレ
      20250309_高山・市民の森
      ハルニレ
      20250309_高山・市民の森
      ハルニレ
      20250412_高山・市民の森
      ハルニレ
      20250412_高山・市民の森
    • ミヤマヤナギ

      基本情報

      • 学名:Salix reinii
      • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
      • 漢字名:深山柳
      • 別名:ミネヤナギ(峰柳)

      名前の由来

      • 「ミヤマ(深山)」は、高山に生える
      • 「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギ名前の由来参照

      生育地

      • 亜高山帯~高山帯

      樹形

      • 落葉低木。樹形や樹高は変化が多い

      樹皮

      • 暗灰色

      • 葉序:互生
      • 葉形:楕円形~倒卵形、葉身長4~9cm
      • 葉縁:波状の低鋸歯
      • 葉脈:表面で凹んで裏面で隆起
      • 葉質:両面無毛、裏面は粉白色を帯びる
      • 葉柄:10~30mm

      • 花性: 雌雄異株
      • 花序:穂状花序。苞は楕円形、上部はしばしば褐色、下部は淡黄緑色、両面とも有毛
        • 雄花序:長さ2.5~6cm、幅1~1.2cmの円柱形。雄しべ2個。花糸は離生し、基部に黄緑色の腺体1個。葯は黄色で2個
        • 雌花序:長さ2.5~5cm、幅5~7mm。子房は狭卵形で、ほとんど無毛。腺体1個
      • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
      • 開花期:5~6月(自生地)、葉の展開と同時
      • 送粉方法:虫媒

      果実

      • 種類:蒴果
      • 成熟期:6~7月(自生地)、熟すと裂開

      種子

      • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
      • 散布方法:風散布

      冬芽

      • 鱗芽
      • 花芽は黄褐色で、長さ6mmほどの狭卵形で無毛、先は長くとがる。葉芽は卵形で、花芽より小さい
      • 芽鱗1個で光沢あり、切れ目がなく帽子のよう

      葉痕

      • :細く浅いV字形
      • 維管束痕:3個

      用途


      特記事項


      参考

      • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2159]
      • 新牧野日本植物圖鑑:[105]
      • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-84P]
      • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[443P]
      • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上113]
      • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
      • 「読む」植物図鑑:[‐]

      写真

      ミヤマヤナギ
      20230817_富士山五合目付近
      ミヤマヤナギ
      20230817_富士山五合目付近
      ミヤマヤナギ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      ミヤマヤナギ
      20240719_富士山太郎坊周辺
      ミヤマヤナギ
      20240719_富士山太郎坊周辺