キンポウゲ科センニンソウ属
漢字:半鐘蔓
名前の由来:花の形が半鐘に似ている。
樹形:蔓性落葉低木
葉:対生、3出複葉
花:両性花、単花被花(紅紫色の花冠に見えるのは4個の萼片)、鐘形で下垂、紅紫色
花期:5~6月
果実:瘦果、宿存した花柱は羽毛状
果期:10~11月
カテゴリー: 木本
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ハルニレ Ulmus davidiana var. japonica
ニレ科ニレ属
漢字:春楡
名前の由来:
「ハル(春)」は、春に花が咲く。
「ニレ(楡)」は、アキニレの名前の由来参照。
樹形:落葉高木
葉:互生、基部は左右不相称、裏面の脈液に毛が密生
花:両性花、帯黄緑色
花期:3~5月
果実:翼果、偏平で膜質の広い翼あり先端はくぼむ、黄緑色
果期:5~6月 -
ハリギリ Kalopanax pictus
ウコギ科ハリギリ属
漢字:針桐
名前の由来:とげがあって、大きな葉が「キリ」の葉に似ている。
樹形:落葉高木
葉:互生、5~7片に中裂する掌状葉、枝先に集まる
花:両性花、散形花序、黄緑色、約は赤褐色
花期:5~7月
果実:液果、赤褐色→黒色
果期:10月
備考:
鋭いとげが多い。
新芽は山菜になる。
材は軽軟で加工性がよく、家具や建築内装、漆器木地、合板などに用いる有用材。 -
ハナイカダ Helwingia japonica
ハナイカダ科ハナイカダ属
漢字:花筏
名前の由来:葉を筏、その上に乗る花や実を船頭に見立てた。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:雌雄異株、淡緑色
花期:4~6月
果実:核果、紫黒色
果期:8~10月
備考:
葉腋から出た花柄が葉の主脈と合着している。
新芽(若葉)は軟らかく、菜飯(なめし)や汁の実、おひたし、炒め物、天ぷら、炊き込みご飯にする。
葉や果実は民間薬として下痢止めに、根は咳止めに用いた。
熟した果実は甘くて食べれるようだが、渋くてまずい記述もあり。 -
バッコヤナギ Salix bakko
ヤナギ科ヤナギ属
漢字:跋扈柳
別名:ヤマネコヤナギ(山猫柳)
名前の由来:
「バッコ」は、「婆っこ(お婆さん)」のことで、灰白色の雌花序を老女の白髪に見立てた説など諸説あり。
「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギの名前の由来参照。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄異株、穂状花序、無花被花(萼と花冠なし)
花期:3~5月
果実:蒴果、柄があり開出した短い毛が密生し先は尖り柱頭が4つに分かれる
果期:5月
備考:
日本固有種。
枝を剥皮すると、縦長に隆起した筋が多数あり。
葉裏面は白綿毛を密生。 -
ハゼノキ Rhus succedanea
ウルシ科ウルシ属
漢字:櫨/黄櫨
名前の由来:
「埴締(ハニシメ):蝋を採ること」の略→ハニシ→ハジ→ハゼ。と転訛した説、
紅葉の色が、埴土(ハニツチ:埴輪を作る粘土)の色に似ている。ハニシ(埴師:埴輪をつくる工人)→ハジ→ハゼ。と転訛した説あり。
樹形:落葉高木
葉:互生、奇数羽状複葉
花:雌雄異株、円錐花序、黄緑色
花期:5~6月
果実:核果、淡褐色
果期:9~10月
備考:
中国原産。
樹液に触れるとかぶれることがある。
果実の中果皮にあるロウ(脂肪分)を木蝋として採取し、和蝋燭の原料にした他、整髪料・口紅などの化粧品やクレヨン・色鉛筆などに用いた。
材は寄木(よせぎ)、木像嵌(もくぞうがん)などに用いる。
<ヤマウルシやヤマハゼとの違い>
ヤマウルシやヤマハゼは、葉に毛があるが、ハゼノキの葉は無毛。
葉の先端は長く尖る。ヤマウルシの備考参照。