ツツジ科ドウダンツツジ属
漢字:灯台躑躅/満天星躑躅
名前の由来:
「ドウダン(灯台)」は、花の枝分かれの様子が昔の灯火を支えた結び灯台(3本の棒を結び、上に油皿を置いて灯火をともす道具)の形に似ている。
「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
樹形:落葉低木
葉:互生、枝先に集まる
花:両性花、下垂する散形花序、白色
花期:4~5月
果実:蒴果
果期:8~10月
備考:果穂は下垂するが、果実は上を向く。
カテゴリー: 木本
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ドウダンツツジ Enkianthus perulatus
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トウカエデ Acer buergerianum
ムクロジ科カエデ属
漢字:唐楓
名前の由来:
「トウ(唐)」は。中国(唐)原産。
「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
樹形:落葉高木
葉:対生
花:雌雄同株(ひとつの花序に雄花と両性花が混じる)、散房花序、淡黄色
花期:4~5月
果実:翼果、翼は幅が広くあまり開かない
果期:7~9月
備考:
剪定や大気汚染に強く、紅葉が美しいため街路樹に用いる。
幼木の葉には葉縁に細かい鋸歯があるが、成木ではなくなる。 -
テイカカズラ Trachelospermum asiaticum
キョウチクトウ科テイカカズラ属
漢字:定家葛
名前の由来:
「定家」は、平安朝の歌人、藤原定家に因む。
藤原定家が式子(しょくし)内親王(後白河天皇の娘)に思いを寄せつづけ、内親王の没後もその墓に葛(かずら)となって絡みついたという伝説による。
樹形:蔓性常緑木本
葉:対生
花:両性花、集散花序、白色→黄色、芳香あり
花期:5~6月
果実:袋果、鞘状で熟すと赤くなり裂けて冠毛をもつ種子を出す
果期:10~11月
備考:蔓は最初は地面をはうが、木の幹を見つけると高みによじ登る。その際、茎の途中から粘液を分泌する気根(付着根)を出してへばりつき、木の幹をはい上がって側面をおおう。 -
ツルコウジ Ardisia pusilla
サクラソウ科ヤブコウジ属
漢字:蔓柑子
名前の由来:枝がつる状に匍匐し、葉や果実がミカン科のコウジ(柑子)に似る。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:両性花、白色
花期:5~8月
果実:核果、赤色
果期:12月頃
備考:
<ヤブコウジとの違い>
ヤブコウジの備考参照。 -
ツルグミ Elaeagnus glabra
グミ科グミ属
漢字:蔓茱萸
名前の由来:
「ツル(蔓)」は、枝が蔓状になる。
「グミ(茱萸)」は、「グイ(とげのこと)」のある木になる実で「グイミ」から説、
小さな実をつけることから「小実(コミ)」が転訛した説など諸説あり。
樹形:蔓性常緑低木
葉:互生
花:両性花、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡褐色
花期:10~11月
果実:液果状の偽果、赤色
果期:4月
備考:
側枝は枝の伸びる方向と逆向きに出て、他の植物にひっかかって上に伸びていく。
赤く熟した果実は食べられる。
<グミ属>
萼が筒状に細長く伸び、先端が4裂している。萼筒にはくびれがあり、くびれから上部は花後脱落し、基部は肥大して偽果になる。
葉や枝だけでなく、萼や果実にも多数の星や菊の花のような形をした鱗片(鱗状毛や星状毛)が密生する。
多くは短い枝がとげ状になっている。 -
ツリバナ Euonymus oxyphyllus
ニシキギ科ニシキギ属
漢字:吊花
名前の由来:花や実が垂れ下がっている。
樹形:落葉小高木
葉:対生
花:両性花、集散花序、緑白色または淡紫色
花期:4~6月
果実:蒴果、紅色に熟すと5裂し赤い種子を5個覗かせて目立つ
果期:9~10月
備考:
マユミの備考参照。 -
ツノハシバミ Corylus sieboldiana
カバノキ科ハシバミ属
漢字:角榛
名前の由来:
「ツノ(角)」は、4つの堅果を包んでいる長い苞を角に見立てた。
「ハシバミ(榛)」は、葉に皺が多いことからの「葉皺(はしわ)」が転化した説、
実を「榛紫実(はりしばみ)」と呼んだ説などあり。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:雌雄同株(枝の途中に雄花序、枝の先端に雌花序)
花期:3~5月
果実:総苞に包まれた堅果が集まった複合果
果期:9~10月
備考:
堅果はクリのような味がしておいしい。渋みがほとんど無く生でも食べられるが、炒ると香ばしくなる。ただし、総苞にガラス質の刺毛(しもう)があるので素手で触れる時は注意が必要。
<叢生型低木>
数本の細い株を株立ちさせ、数十年で世代交代する。一度定着すると、幹や枝だけを若返らせる。