【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • アキニレ

    基本情報

    • 学名:Ulmus parvifolia
    • 科名・属名:ニレ科ニレ属
    • 漢字名:秋楡

    名前の由来

    • 「アキ(秋)」は、春に花が咲くハルニレに対して、秋の9月頃に花が咲く
    • 「ニレ(楡)」は、樹皮をはぐとヌルヌルすることから「滑れ(ヌレ)」が転じて「ニレ」になった

    生育地

    • 山野の荒れ地、川岸や河原

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色、不ぞろいな鱗片状にはがれ、まだらな斑紋が残る

    • 葉序:互生
    • 葉形:左右不相称(特に基部)の平行四辺形状、葉身長2~7cm
    • 葉縁:山形で角張った鋸歯
    • 葉脈:羽状、側脈は8~14対、鋸歯の先端に達する
    • 質感:皮質で表面は光沢がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
    • 葉柄:3~8mm

    • : 両性花
    • 花序:葉腋に4~6個ずつ集まってつく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、鐘形で基部近くまで4裂、花被片は長さ2.5mmほどの舟形、雄しべ4個、雌しべ1個、花柱は2裂、内側が柱頭で白い毛が密生
    • 開花期9月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :扁平な楕円形、長さ1cmほど、周囲に膜状の翼、中央に種子、翼には網状脈が鮮明
    • :黄色→淡褐色
    • 成熟期:10~11月

    種子

    • :1個
    • :広楕円形、長さ5mm
    • :淡褐色
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~3mmのやや扁平な卵形、芽鱗は4~5個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 生け垣、庭木、街路樹、公園樹
    • :堅く粘りあり、くり物や器具材に用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1880]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[162]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-294P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[335P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上175]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[117P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
  • アカメヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix chaenomeloides
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:赤芽柳
    • 別名:マルバヤナギ(丸葉柳)

    名前の由来

    • 「アカメ(赤芽)」は、新葉が赤みを帯びる。
    • 「マルバ(丸葉)」は、葉が丸い。
    • 「ヤナギ(柳)」は、昔、矢を作る材料で「矢の木」と言ったことから「矢の木」が転訛した説など諸説あり。

    生育地

    • 湿地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色で縦に割れる

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長6~12cm
    • 葉縁:細鋸歯
    • 葉脈:羽状
    • 質感:両面無毛、裏面は粉白色
    • 葉柄:1~2cm、上面に溝あり、紅紫色、上部にイボ状の腺体あり、托葉はえり巻き状で縁に先端が腺状の鋸歯あり
    • 特記事項:若葉は赤みを帯びる

    • : 雌雄異株
    • 花序:穂状花序、雄花序:約7cm、雌花序:2~4cm
    • 花被:無花被花(萼と花冠なし)
      • 雄花:雄しべ3~5個、花糸は離生、葯は黄色
      • 雌花:雌しべ1個、子房は長い柄があり無毛、苞は円形で淡黄緑色で有毛
    • 開花期:4〜5月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒または風媒

    果実

    • 種類:蒴果、熟すと裂開
    • :卵状広楕円形、3mm内外、無毛
    • :褐色
    • 成熟期:5~6月

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • :‐
    • :‐
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5mmほどの三角形で先はとがる、無毛
    • 側芽は1個の芽鱗で、枝側に裂け目がある(帽子状でない

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2143]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[88]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-104P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[440P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上112]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[94P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
  • アカメガシワ

    基本情報

    • 学名:Mallotus japonicus
    • 科名・属名:トウダイグサ科アカメガシワ属
    • 漢字名:赤芽柏
    • 別名:ゴサイバ(五菜葉)、サイモリバ(菜盛葉)

    名前の由来

    • 「アカメ(赤芽)」は、新芽が赤い
    • 「ガシワ(柏)」は、カシワの葉のように、葉を食べ物の器にして神前に供えたり、団子を包んで蒸したりした

    生育地

    • 伐採跡地や崩壊地、林縁などの明るいところに多い

    樹形

    • 落葉高木
    • 成長が早い

    樹皮

    • 灰褐色、縦に浅い裂け目がある

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形または広卵形、不分裂または3浅裂(幼木が多い)、葉身長10~20cm
    • 葉縁:全縁(幼木は鈍鋸歯がある場合あり)、やや波打つ
    • 葉脈:3行の掌状が目立つ
    • 質感:薄く柔らかい
    • 葉柄:5~22cm、赤みを帯びる

    • : 雌雄異株
    • 花序:枝先に円錐花序、長さ7~20cm
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:苞のわきに数個ずつつき、萼は淡黄色で3~4裂する、雄しべ多数、花糸は長さ約3mm
      • 雌花:苞のわきに1個ずつつき、萼は2~3裂する、雌しべ1個、花柱は3~4個で、乳頭状突起が密生、乳頭状突起は紅色から黄色になる
    • 開花期:6~7月
    • 送粉方法:主に風媒、虫媒もあり?

    果実

    • 種類:蒴果、熟すと3~4裂し、3~4個の種子を出す
    • :扁球形、直径約8mm、刺状突起が密生
    • :褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :3~4個
    • :扁球形、直径約4mm
    • :黒色
    • 散布方法:主に鳥散布、重力散布または種子表面の脂肪体(エライオソーム)によるアリ散布もあり?

    冬芽

    • 裸芽
    • 灰色~褐色の星状毛が密生、頂芽は大きく長さ1~1.3cm、側芽はまるくて小さい

    葉痕

    • :円形で大きい
    • 維管束痕:多数

    用途


    特記事項

    • 新芽が赤色
      • 新芽は赤いが、赤いのは若葉そのものではなく、若葉の表面に密生している星状毛。赤色はアントシアニンで、有害な紫外線を吸収して未発達な葉の細胞を保護している説と、葉を食べる虫にとって忌避物質として働く説がある。
    • 花外蜜腺
      • 葉身の基部に2個の蜜腺があり、夏頃まではこれを舐めにアリが来ている。アリは蜜が欲しいから、花外蜜腺に近づく昆虫は追い払う。結果として、植物はやってくる害虫から守ってもらうことができる。
    • 先駆樹種(パイオニアツリー)
      • 暗い林内に到達した種子は発芽せず、伐採などで光環境がよくなると発芽する先駆樹種(パイオニアツリー)。一般に葉が大形で光を受けやい枝ぶりで初期成長が早いが、寿命は短いものが多い。他にヌルデ、カラズザンショウなど。
    • シードバンク(埋土種子)
      • 種子の中で、暗い林内に到達したものが土中で休眠し、光環境がよくなると発芽する性質のもの(埋土種子)。土中に貯めた埋土種子集団。陽性の先駆種(パイオニア種)など、芽生えの成長に良好な光条件を必要とする植物の種子は、他の植物にすでに占有されている場所では発芽せず、地表面付近の土壌中にシードバンクをつくり、休眠状態で数十年、数百年もの間寿命を保つ。ギャップが形成されると、ギャップ環境特有の大きな日格差、昼間の高温などが種子の休眠を解除する刺激となって発芽する。

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2086]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1459]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-204P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[425P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上114]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[210P]
    • 「読む」植物図鑑:[2-91P]

    写真

    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
    20220410_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240614_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250720_県立美術館
    アカメガシワ
    20250720_県立美術館
  • アカシデ

    基本情報

    • 学名:Carpinus laxiflora
    • 科名・属名:カバノキ科クマシデ属
    • 漢字名:赤四手

    名前の由来

    • 「アカ(赤)」は、新芽や若葉が赤いあるいは紅葉する
    • 「シデ(四手)」は、果穂が、神前に供えたり飾ったりする玉串や注連縄(しめなわ)などに付ける白い布や紙の「四手」に似ている

    生育地

    • 山野の川岸など、湿った肥沃なところを好む

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 暗灰色でなめらか。隆起した皮目が多く、老木では筋状のくぼみが目立つ

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形、葉身長4~8cm、先は尾状に長く伸びる
    • 葉縁:細重鋸歯
    • 葉脈:羽状、側脈は7~15対で平行で裏面で突出
    • 質感:薄い洋紙質、表面に長い伏毛散生、裏面の脈上と脈液に粗い毛あり
    • 葉柄:3~14mm

    • : 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:前年枝に下垂、長さ4~5cm、黄褐色
      • 雌花序:本年枝や短枝の先端に上向きにつくか下垂
    • 花被:なし、無花被花(萼片と花弁なし)
      • 雄花:苞は広卵形で紅色を帯び、先端は鋭く尖り、縁には軟毛が生える、苞に1個ずつつく、雄しべ8個、葯の先は紅色を帯び軟毛が生える
      • 雌花:苞は卵状披針形、苞に2個ずつつく、花被(萼)は子房に合着(単花被花とする説もあり)、雌しべ1個、柱頭2個
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果が集まった複合果
    • :葉状の果苞がまばらについた果穂、長さ4~10cm、果苞は長さ1~1.8cm、基部で3裂し、中央裂片の片側に鋸歯あり、果苞の基部に1個の堅果
    • :淡褐色
    • 成熟期:8~9月

    種子

    • :堅果は1個
    • :堅果は広卵形、長さ3.5mm、表面に縦の筋が7~10個あり
    • 散布方法:果苞による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5~10mmの紡錘形。葉芽の先端は鋭く尖る。芽鱗は16~18個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:‐

    用途


    特記事項

    • クマシデ属の葉と果穂の違い
    側脈葉脚葉形葉身果穂
    アカシデ7~15対広い楔形長卵形6cm前後細長い
    イヌシデ12~15対広い楔形卵形4~8cm短い
    クマシデ20~24対浅心形長楕円形6~11cm太い
    サワシバ15~23対心形倒卵形4~14cm太い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1977]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[110]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-196P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[401P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下198]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[101P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
    20241006_高山・市民の森
    アカシデ
    20241006_高山・市民の森
    アカシデ
    20241108_高山・市民の森
    アカシデ
    20241108_高山・市民の森
    アカシデ
    20250309_高山・市民の森
    アカシデ
    20250309_高山・市民の森
    アカシデ
    20250412_高山・市民の森
    アカシデ
    20250412_高山・市民の森
    アカシデ
    20251029_寸又峡
    アカシデ
    20251029_寸又峡
    アカシデ
    20251029_寸又峡
  • アカガシ

    基本情報

    • 学名:Quercus acuta
    • 科名・属名:ブナ科コナラ属
    • 漢字名:赤樫

    名前の由来

    • 「アカ(赤)」は、材色が淡紅褐色で赤みが強い
    • 「カシ(樫)」は、カタギ(堅い木)

    生育地

    • 山地

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 緑灰黒色。皮目は見立たない。老木は割れ目が目立つ

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長10~20cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:羽状、裏面の葉脈が盛り上がる
    • 質感:厚く革質で表面は光沢あり、裏面は淡緑色
    • 葉柄:2~4cm

    • : 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部から多数下垂、長さ6~12cm、白い軟毛密生、黄緑色
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に直立、褐色の軟毛が密生
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:苞は褐色で白い軟毛密生、長さ4mmほどの卵形で先端が尖る、萼は膜質で5~6裂、雄しべ5~9個
      • 雌花:苞は広卵形、5~6個つく、雌しべ1個、黄緑色の花柱3裂、さじ形でそり返る
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :卵球形、長さ2cmほど
    • :褐色
    • 殻斗:鱗片が合着した同心円状の輪が10個ほど並び、褐色の軟毛あり
    • 成熟期:翌年秋(10~11月頃)

    種子

    • :1個
    • 食用の可否:タンニンによるアクが強い。アク抜きすれば食べられる。
    • 散布方法:重力散布または動物(リス、ネズミ、カケスなど)による貯食散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 楕円形で細かい絹毛あり
    • <カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽>
      • 多数の鱗片が重なり合って砲弾形をしている
      • 頂生側芽(枝先にいくつかの同じような大きさの芽が着く)
      • 芽を上から見ると5稜があり、5角錐形になっている。コナラ属共通の形態

    葉痕

    • <カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕>
      • :半円~三角形
      • 維管束痕:多数散在

    用途

    • :カシ類の中でも特に堅くて重いため、高級な木刀に用いられる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1961]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[151]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-248P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[375P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下190]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[109P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカガシ
    20221105_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20221105_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20221105_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20230902_高山・市民の森
    アカガシ
    20230902_高山・市民の森
    アカガシ
    20230902_高山・市民の森
    アカガシ
    20231016_県立森林公園
    アカガシ
    20231016_県立森林公園
    アカガシ
    20231119_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20231119_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20240428_高山・市民の森
    アカガシ
    20240428_高山・市民の森
    アカガシ
    20250309_高山・市民の森
    アカガシ
    20250309_高山・市民の森
    アカガシ
    20250412_高山・市民の森
    アカガシ
    20250412_高山・市民の森
  • アオモジ

    基本情報

    • 学名:Litsea cubeba
    • 科名・属名:クスノキ科ハマビワ属
    • 漢字名:青文字
    • 別名:ショウガノキ

    名前の由来

    • 樹皮の色が薄い緑褐色

    生育地

    • 山野の日当たりのよいところ

    樹形

    • 常緑小高木

    樹皮

    • 緑褐色。縦に裂けた灰色の皮目が散在する

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:披針形、葉身長7~15cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:羽状
    • 質感:薄い洋紙質、裏面は粉白色を帯びる
    • 葉柄:1~2.5cm
    • 香り:枝葉を揉むとレモンのような芳香がある(精油成分:シトラール)

    • : 雌雄異株
    • 花序:前年枝の葉腋に4,5個集まった散形花序
    • 花被:同花被花(花冠と萼が同形で区別できない→花被片)
      • 総苞片:雄花は卵円形で長さ6mmほどで4,5個、雌花はやや小さく3,4個
      • 花被片:雄花は長さ3mmの楕円形で6個、雌花は少し小さい、白色
      • 雄花:雄しべ9個、内側の3個の雄しべの基部に黄色の腺体2個ずつつく、葯は4室
      • 雌花:葯が退化した仮雌しべ9個、雌しべ1個、内側の3個の仮雄しべに腺体が2個ずつつく、雌しべの子房は球体で、花柱は短い
    • 開花期:3〜4月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:漿果(液果)
    • :ほぼ球形、直径5mmほど
    • :赤色→黒紫色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :1個
    • :倒卵形球形、基部が盛り上がり、縦に走る隆起が目立つ
    • :茶褐色~暗褐色
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
      • 葉芽:紡錘形で長さ7~15mm、先端は長く尖り、葉状の大きな芽鱗に包まれる
      • 花芽:やや扁平な球形で直径3mmほど、葉のわきに多数下を向いてつく、柄は湾曲し長さ約1cm

    葉痕

    • :半円形~三日月形で隆起する
    • 維管束痕:1個

    用途

    • :白い材から楊枝をつくる
    • 果実:香料に使われる
    • 雄株の花:切り花に利用される

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-151]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[492]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-440P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[124P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上39]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオモジ
    20211212_県立森林公園
    アオモジ
    20211212_県立森林公園
    アオモジ
    20211212_県立森林公園
    アオモジ
    20231016_県立森林公園
    アオモジ
    20231016_県立森林公園
    アオモジ
    20231016_県立森林公園
  • アオハダ

    基本情報

    • 学名:Ilex macropoda
    • 科名・属名:モチノキ科モチノキ属
    • 漢字名:青肌

    名前の由来

    • 樹皮の表皮が薄く容易にはげて緑色の内皮が見える

    生育地

    • 山地の落葉樹林内

    樹形

    • 落葉高木
    • 短枝がよく発達する

    樹皮

    • 灰白色で皮目が多い。外皮は爪で容易にはがれ、緑色の内皮が見える

    • 葉序:互生、短枝の先端では束生に見える
    • 葉形:広楕円形、葉身長4~8cm
    • 葉縁:細鋸歯
    • 葉脈:羽状、表で凹み裏で浮き出る
    • 質感:薄い、表面に細かい毛が散生し裏面脈上に開出毛あり
    • 葉柄:1~2cm
    • その他:紅葉時は淡い黄色

    • : 雌雄異株
    • 花序:短枝の先に束生、雄花多数、雌花数個
    • 花被:萼片と花弁は4~5個、萼片は三角状で縁に毛あり、花弁は卵状楕円形で萼片の倍位の長さ、緑白色
      • 雄花:雄しべ4~5個、花弁と同じ長さ
      • 雌花:小形雌しべ4~5個、雌しべ1個、卵状球形大形の子房
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :球形、直径約7mm
    • :赤色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :核4~5個、中に種子1個
    • :核は三角状楕円形、長さ約5mm、縦の稜あり
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ1~3mmの円錐形、先端は尖り、芽鱗は6~8個

    葉痕

    • :半円形、左右に微小な突起(托葉)あり
    • 維管束痕:1個

    用途

    • 材は器具材や寄木細工など
    • 新芽は食べられ、天ぷらにすると少しほろ苦い
    • 昔はお茶の代用品だった

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3693]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1639]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-454P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[712P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下314]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[183P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオハダ
    20230619_富士山こどもの国
    アオハダ
    20230619_富士山こどもの国
    アオハダ
    20230626_富士山こどもの国
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231115_遊木の森
    アオハダ
    20231115_遊木の森
    アオハダ
    20231115_遊木の森
    アオハダ
    20250427_高山・市民の森
    アオハダ
    20250427_高山・市民の森
    アオハダ
    20250427_高山・市民の森
    アオハダ
    20251029_寸又峡
    アオハダ
    20251029_寸又峡
  • アオツヅラフジ

    基本情報

    • 学名:Cocculus trilobus
    • 科名・属名:ツヅラフジ科アオツヅラフジ属
    • 漢字名:青葛藤
    • 別名:カミエビ

    名前の由来

    • 「アオ(青)」は、果実の色。「ツヅラフジ(葛藤)」は、蔓で葛籠(つづら:衣服を入れる編みかご)を作った

    生育地

    • 低地の草原や道ばた、林縁など

    樹形

    • 落葉つる性木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    • 他の木に巻きつきながら伸びる

    樹皮

    • つるは緑色で淡黄褐色の毛あり

    • 葉序:互生
    • 葉形:広卵形、3浅裂したり変化が多い、葉身長3~10cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:3行の掌状
    • 質感:薄い、両面に淡黄褐色の毛あり
    • 葉柄:1~3cm

    • : 雌雄異株
    • 花序:枝先と葉腋に円錐花序
    • 花被:萼も花弁も6個、長楕円形、黄白色
      • 雄花:雄しべ6個
      • 雌花:仮雄しべ6個、雌しべ6個
    • 開花期:7〜8月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:液果状の核果
    • :球形、直径6~7mm
    • :粉白を帯びた黒色
    • 成熟期:10~11月
    • 食用の可否:不可(有毒)

    種子

    • :核1個
    • :核は中心が凹んで、巻貝、アンモナイトのような形、直径約5mm
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 仮頂芽で、頂・側芽に大きさの違いがほとんどなく尖っている

    葉痕

    • :‐
    • 維管束痕:‐

    用途

    • かつては、丈夫でしなやかなつるが葛籠(つづら)や籠細工の材料として用いた
    • 民間薬として、かつて根を乾燥させたものを生薬の「防已(ぼうい)」として利尿や鎮痛に用いた

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1159]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[656]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-157P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[145P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上68]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオツヅラフジ
    20240912_有度山
    アオツヅラフジ
    20240912_有度山
    アオツヅラフジ
    20250926_高山・市民の森
    アオツヅラフジ
    20250929_県立美術館
    アオツヅラフジ
    20250929_県立美術館
    アオツヅラフジ
    20250929_県立美術館
    アオツヅラフジ
    20251029_寸又峡
    アオツヅラフジ
    20251029_寸又峡
  • アオダモ

    基本情報

    • 学名:Fraxinus lanuginosa
    • 科名・属名:モクセイ科 トネリコ属
    • 漢字名:青梻
    • 別名:コバノトネリコ、アオタゴ

    名前の由来

    • 「アオ」
      • トネリコ属の樹皮には蛍光物質を含み、枝を切って水に浸して暗い場所で紫外線を当てると青く蛍光する。殺菌性の強いクマリン配糖体のエスクリン等が水に溶け出し、青(藍)色の蛍光を発行するため
    • 「タモ」「タゴ」
      • 水田の畦の稲架木(はさぎ)として植えていたため「田面(たも)」由来説、材の粘りが強くて大きくたわむ「たわむ木」から転訛説など諸説あり
    • 「コバノトネリコ」のトネリコについては、シマトネリコの名前の由来参照

    生育地

    • 山地の林内

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 若木は灰白色で滑らか、成長すると縦に浅い筋

    • 葉序:対生
    • 葉形:奇数羽状複葉、小葉数2~4対、葉身長12~25cm
    • 小葉形:長楕円形、葉身長4~10cm
    • 小葉縁:細鋸歯
    • 小葉脈:羽状
    • 質感:薄い
    • 葉柄:小葉柄はほどんどない

    • : 雄性両性異株
    • 花序:葉の展開前に、枝先に円錐花序
    • 花被:無花被花(萼片と花弁なし(正確には退化して非常に小さい))、白く見えるのは花糸の集まり
      • 雄花:雄しべ2個
      • 両性花:雄しべ2個、雌しべ1個
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :倒披針形、長さ2~2.8cm、幅4~5mm
    • :淡褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :翼の付け根の中に1個
    • :楕円形、5~7mm
    • 散布方法:風散布(翼で回転し遠くに飛ぶ)

    冬芽

    • 鱗芽

    葉痕

    • :‐
    • 維管束痕:‐

    用途

    • :アオダモ類の材は縦に割りやすく、粘りがあり狂いも少ないため、公式用の野球のバットに用いた。他、床柱や木槌等の器具材や薪(生でもよく燃える)に用いた
    • 樹皮:生薬の「秦皮(しんぴ)」と呼ばれ、下痢止め、解熱、洗眼剤に用いた

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3346]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[2284]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-244P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[676P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下297]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[2-88P]

    写真

    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20240428_高山・市民の森
    アオダモ
    20240428_高山・市民の森
    アオダモ
    20250309_高山・市民の森
    アオダモ
    20250309_高山・市民の森
    アオダモ
    20250427_高山・市民の森
    アオダモ
    20250427_高山・市民の森
  • アオギリ

    基本情報

    • 学名:Firmiana simplex
    • 科名・属名:アオイ科アオギリ属
    • 漢字名:青桐/梧桐
    • 別名:アオノキ

    名前の由来

    • 若い木の樹皮が緑色でキリに似た葉をつける

    生育地

    • 中国原産
    • 公園、街路樹、寺社の境内などに植えらる。暖地の山地に野生化

    樹形

    • 落葉高木
    • 幹はまっすぐ伸びる

    樹皮

    • 若木は緑色でなめらか。老木になるとやや灰白色になる

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:大きな掌状、葉身長15~30cm、3〜5浅裂、基部は深い心形
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:放射状に広がる掌状
    • 質感:薄くてやわらかい、裏面有毛
    • 葉柄:15〜40cm

    • : 雌雄同株(ひとつの花序に雄花と雌花がまじる)
    • 花序:枝先に円錐花序
    • 花被:単花被花(花弁なし5個の萼のみ)、淡黄褐色
      • 雄花:雄しべは、花糸が合着した1本の筒状になり葯は先端にかたまってつく
      • 雌花:雌しべは、柱の上部に立って尖り柱頭は広がる。
    • 開花期:6〜7月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:袋果、合着した5個の雌しべをつくっている5枚の心皮が開花後に離れて5個の分果になり、放射状に開出する
    • :各分果は、1枚の心皮の縁が合わさっていた部分に沿って裂け、舟形になり、縁にいくつかの種子をつける、8~10cm
    • :黄褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :果皮の縁に1~4個
    • :球形、直径4~6mm
    • :濃い黄色〜黄褐色
    • 散布方法:裂けた果皮が風を受けることによる風散布

    冬芽

    • 裸芽、赤褐色の毛を密生
    • 頂芽は直径8~15mm、側芽は小さい

    葉痕

    • :半円~楕円形
    • 維管束痕:環状に多数並ぶ

    用途

    • 木材:非常に軽くやわらかくて加工しやすい。器具材や下駄材に利用し、幹や枝を黒焼きにして粉末にしたものは火傷に塗布した
    • 種子:炒っておやつにしたり、カフェインを含むため焙煎してコーヒーの代用にしたり、黒焼きにして円形脱毛症に用いた

    特記事項

    • 中国の故事では、鳳凰がとまる神聖な樹とされた
    • 平和のシンボル
      • 広島市の平和記念公園にあるアオギリは、被爆アオギリとして有名。原爆の爆風と熱線に耐え生き残った樹木で、平和のシンボルとされている

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2456]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1760]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-554P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[529P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下204]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[207P]
    • 「読む」植物図鑑:[2-106P]

    写真

    アオギリ
    20220801_県立美術館
    アオギリ
    20220801_県立美術館
    アオギリ
    20220801_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20250430_県立美術館
    アオギリ
    20250430_県立美術館
    アオギリ
    20250720_県立美術館
    アオギリ
    20250720_県立美術館
    アオギリ
    20250806_県立美術館
    アオギリ
    20250806_県立美術館
    アオギリ
    20250929_県立美術館
    アオギリ
    20250929_県立美術館