【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • コマツナギ Indigofera pseudotinctoria

    マメ科コマツナギ属
    漢字:駒繋ぎ
    名前の由来:
    茎が強靭で馬を繋ぎ止めることさえできる説、
    馬が好み、これを食べだすと動かない説あり。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:両性花、総状花序、蝶形花、紅紫色
    花期:7~9月
    果実:豆果
    果期:
    備考:マメ科の植物は、根に空気中の窒素を固定する根粒菌が共生して窒素を効率よく吸収でき、土地を肥沃にする。また、タンパク質が多く家畜の飼料として優れている。

    コマツナギ
    20230702_高山・市民の森
    コマツナギ
    20230702_高山・市民の森
    コマツナギ
    20230702_高山・市民の森
    コマツナギ
    20230702_高山・市民の森
    コマツナギ
    20231028_朝鮮岩
    コマツナギ
    20231028_朝鮮岩
  • ゴマギ Viburnum sieboldii

    ガマズミ科ガマズミ属
    漢字:胡麻木
    名前の由来:若枝や葉を傷つけるとゴマ(胡麻)の香りがする。秋になると香りはなくなる。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:両性花、円錐/散房花序、白色
    花期:4~6月
    果実:核果、赤色→黒色
    果期:8~10月(赤色)
    備考:
    日本固有種。
    果実は赤から黒く熟し、果軸や花柄が赤く、鳥に目立つ「二色効果」あり。

    ゴマギ
    20230619_富士山こどもの国
    ゴマギ
    20230619_富士山こどもの国
    ゴマギ
    20230619_富士山こどもの国
    ゴマギ
    20240911_箱根湿生花園
    ゴマギ
    20240911_箱根湿生花園
    ゴマギ
    20240911_箱根湿生花園
    ゴマギ
    20240911_箱根湿生花園
  • コバノガマズミ Viburnum erosum

    ガマズミ科ガマズミ属
    漢字:小葉莢蒾
    名前の由来:
    「コバノ(小葉)」は、ガマズミより葉が小さい。
    「ガマズミ(莢蒾)」は、ガマズミの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:4~5月
    果実:核果、暗赤色
    果期:9~11月
    備考:ガマズミの備考参照。

    コバノガマズミ
    20220619_遊木の森
    コバノガマズミ
    20220619_遊木の森
    コバノガマズミ
    20220619_遊木の森
    コバノガマズミ
    20231115_遊木の森
    コバノガマズミ
    20231115_遊木の森
    コバノガマズミ
    20240410_有度山
    コバノガマズミ
    20240410_有度山
  • コブシ Magnolia praecocissima

    モクレン科モクレン属
    漢字:辛夷
    名前の由来:
    蕾あるいは果実が拳(こぶし)に似ている。
    漢字「辛夷」は、本来はモクレンなどの名で誤用。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:両性花、白色、香気あり
    花期:3~4月
    果実:袋果が集まった集合果、種子は赤色
    果期:10月
    備考:
    緑色の小枝を折ると香気あり。
    赤い種子には辛味あり。
    蕾を乾燥させたものは生薬「辛夷(しんい)」と呼び、鎮静や鎮痛、鼻炎、蓄膿症に用いる。
    タムシバとの違い>

    生息地
    コブシ淡乳白色
    花のすぐ下に小さな葉(托葉)あり
    幅が広く、先端に近い部分が最も広い沢沿いや沼端、平坦地
    タムシバ純白で基部が黄緑色
    托葉なし
    細長く、中央部が最も幅が広い斜面や尾根筋、二次林

    <モクレン科の花>
    ハクモクレンやコブシは、花の形が原始的で大きく目立つが、花蜜がない。地球上にハチが現れる前に花が進化したため。当初は甲虫相手で、大きな花弁の白さと雄しべの花粉、花弁の香りでひきつけた。

    コブシ
    20211103_その他
    コブシ
    20211103_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220613_高山・市民の森
    コブシ
    20220613_高山・市民の森
    コブシ
    20220613_高山・市民の森
    コブシ
    20230304_その他
    コブシ
    20230304_その他
    コブシ
    20230304_その他
    コブシ
    20230902_高山・市民の森
    コブシ
    20230902_高山・市民の森
    コブシ
    20230902_高山・市民の森
    コブシ
    20231202_高山・市民の森
    コブシ
    20240303_高山・市民の森
    コブシ
    20240303_高山・市民の森
    コブシ
    20240331_高山・市民の森
    コブシ
    20240331_高山・市民の森
  • コハウチワカエデ Acer sieboldianum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:小羽団扇楓
    別名:イタヤメイゲツ(板屋名月)
    名前の由来:
    「ハウチワカエデ」に似て、樹形、葉が小さい。
    「ハウチワカエデ(羽団扇楓)」は、ハウチワカエデの名前の由来参照。
    「イタヤメイゲツ(板屋名月)」は、オオイタヤメイゲツの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(雄花と両性花が混じる)、散房花序、淡黄色
    花期:5~6月
    果実:翼果、ほぼ水平に開く
    果期:6~9月
    備考:ハウチワカエデと同じように葉柄に短毛が密生している。

    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • コナラ Quercus serrata

    ブナ科コナラ属
    漢字:小楢
    名前の由来:
    ミズナラの別名「オオナラ」に対して「小さい葉の楢」。
    「ナラ(楢)」は、奈良の都の周囲にこの木の林ができたので、「奈良の木」と言われたとする説、
    風が吹くとカサカサと乾いた葉擦れの音が「鳴る」が転訛した説など諸説ありはっきりしない。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、雄花序は新枝の下部に下垂、雌花序は新枝の先の葉腋につく
    花期:4~5月
    果実:堅果
    果期:秋
    備考:
    クヌギとともに、シイタケ栽培の原木(ほだ木)や薪炭材に用いた。
    ミズナラの仲間は、アカシジミなどシジミチョウ類の食餌木。また、樹液はクヌギに次いで昆虫類が好む。
    <ラマスシュート(土用芽)>
    頂芽が休眠芽となって越冬せずに、同じ年のうちに再び伸びはじめる枝の二度伸び現象。コナラやクヌギなどのコナラ属で顕著。
    ミズナラとの違い>
    ミズナラは葉柄がほとんどなし、コナラは1cm程度あり。
    ミズナラの樹皮は割れ目の縁が薄くめくれたようになる、コナラは固く密着している。

    コナラ
    20211018_城北公園
    コナラ
    20211018_城北公園
    コナラ
    20211030_遊木の森
    コナラ
    20211030_遊木の森
    コナラ
    20220619_遊木の森
    コナラ
    20220619_遊木の森
    コナラ
    20220801_県立美術館
    コナラ
    20231011_遊木の森
    コナラ
    20231011_遊木の森
    コナラ
    20240410_有度山
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240809_県立美術館
  • コデマリ Spiraea cantoniensis

    バラ科シモツケ属
    漢字:小手鞠
    名前の由来:球形の花序を小さな手鞠に見立てた。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:4~5月
    果実:袋果
    果期:6~8月
    備考:
    中国原産。
    枝は細く束生し、先が下垂する。

    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20240414_県立美術館
  • コシアブラ Acanthopanax sciadophylloides

    ウコギ科ウコギ属
    漢字:漉油/金漆
    名前の由来:樹脂を漉(こ)したものを「金漆(こんうるし/ごんぜつ)」と呼んで槍や刀の錆止め用の漆として用いた。(脂を漉す→コシアブラ)
    樹形:落葉高木
    葉:互生、5出の掌状複葉
    花:両性花、散形花序、黄緑色
    花期:8~9月
    果実:液果、黒紫色
    果期:10~11月
    備考:新芽(若芽)は栄養価が高く、血圧降下などに役立つといわれる。

    コシアブラ
    20221012_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    コシアブラ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • コゴメウツギ Stephanandra incisa

    バラ科コゴメウツギ属
    漢字:小米空木
    名前の由来:
    「コゴメ(小米)」は、白い小さな花を小米(米粒を砕いたもの)に見立てた。
    「ウツギ(空木)」は、花がウツギの花に似ている。髄は充実しており、葉形も葉序もウツギとは異なる。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:袋果、球形で永存性の萼があり有毛
    果期:9~10月
    備考:
    枝は1年で先端の成長が止まり、次の年には側芽が伸びて新しい枝が出る。側芽は枝の下にあり、毎年枝が出るので枝は縦一列に並び、下の枝ほど若い枝で太くなっている。また、この枝は一年毎に出る方向が右と左にずれている。

    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
  • コクサギ Orixa japonica

    ミカン科コクサギ属
    漢字:小臭木
    名前の由来:全体に臭気があり、葉の大きいクサギに対して葉が小さい。
    樹形:落葉低木
    葉:コクサギ型葉序(枝の片側に2枚づつ交互につく)
    花:雌雄異株、雄花は総状花序、淡黄緑色
    花期:4~5月
    果実:蒴果(3~4個の分果、自発散布)、種子は光沢のある黒褐色
    果期:7~10月
    備考:
    葉を日に透かすと全面に細かい油点が白く透けて見える。
    花は2枚1組ずつの葉のうちの、必ず根本側の葉腋に咲き、先のほうの葉腋からは花をつけないシュートが伸びる。
    枝葉に殺虫力のある成分があり、昔は便所に入れて蛆を殺した。

    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    コクサギ
    20220504_朝鮮岩
    コクサギ
    20220504_朝鮮岩
    コクサギ
    20231001_高山・市民の森
    コクサギ
    20231001_高山・市民の森
    コクサギ
    20240310_朝鮮岩
    コクサギ
    20240310_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩