【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • コブシ Magnolia praecocissima

    モクレン科モクレン属
    漢字:辛夷
    名前の由来:
    蕾あるいは果実が拳(こぶし)に似ている。
    漢字「辛夷」は、本来はモクレンなどの名で誤用。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:両性花、白色、香気あり
    花期:3~4月
    果実:袋果が集まった集合果、種子は赤色
    果期:10月
    備考:
    緑色の小枝を折ると香気あり。
    赤い種子には辛味あり。
    蕾を乾燥させたものは生薬「辛夷(しんい)」と呼び、鎮静や鎮痛、鼻炎、蓄膿症に用いる。
    タムシバとの違い>

    生息地
    コブシ淡乳白色
    花のすぐ下に小さな葉(托葉)あり
    幅が広く、先端に近い部分が最も広い沢沿いや沼端、平坦地
    タムシバ純白で基部が黄緑色
    托葉なし
    細長く、中央部が最も幅が広い斜面や尾根筋、二次林

    <モクレン科>
    ・枝を一周する托葉痕あり。
    ・花
    ハクモクレンやコブシは、花の形が原始的で大きく目立つが、花蜜がない。地球上にハチが現れる前に花が進化したため。当初は甲虫相手で、大きな花弁の白さと雄しべの花粉、花弁の香りでひきつけた。

    コブシ
    20211103_その他
    コブシ
    20211103_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220515_その他
    コブシ
    20220613_高山・市民の森
    コブシ
    20220613_高山・市民の森
    コブシ
    20220613_高山・市民の森
    コブシ
    20230304_その他
    コブシ
    20230304_その他
    コブシ
    20230304_その他
    コブシ
    20230902_高山・市民の森
    コブシ
    20230902_高山・市民の森
    コブシ
    20230902_高山・市民の森
    コブシ
    20231202_高山・市民の森
    コブシ
    20240303_高山・市民の森
    コブシ
    20240303_高山・市民の森
    コブシ
    20240331_高山・市民の森
    コブシ
    20240331_高山・市民の森
  • コハウチワカエデ Acer sieboldianum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:小羽団扇楓
    別名:イタヤメイゲツ(板屋名月)
    名前の由来:
    「ハウチワカエデ」に似て、樹形、葉が小さい。
    「ハウチワカエデ(羽団扇楓)」は、ハウチワカエデの名前の由来参照。
    「イタヤメイゲツ(板屋名月)」は、オオイタヤメイゲツの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(雄花と両性花が混じる)、散房花序、淡黄色
    花期:5~6月
    果実:翼果、ほぼ水平に開く
    果期:6~9月
    備考:ハウチワカエデと同じように葉柄に短毛が密生している。

    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • コナラ Quercus serrata

    ブナ科コナラ属
    漢字:小楢
    名前の由来:
    ミズナラの別名「オオナラ」に対して「小さい葉の楢」。
    「ナラ(楢)」は、奈良の都の周囲にこの木の林ができたので、「奈良の木」と言われたとする説、
    風が吹くとカサカサと乾いた葉擦れの音が「鳴る」が転訛した説など諸説ありはっきりしない。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、粗い鋸歯、先寄りで幅が最大になる菱形状
    花:雌雄同株、雄花序は新枝の下部に下垂、雌花序は新枝の先の葉腋につく、風媒花
    花期:4~5月
    果実:堅果、殻斗は鱗模様、重力散布または動物(貯食)散布
    果期:秋
    備考:[1-1950][140][1-229P][362P][下193]
    クヌギとともに、シイタケ栽培の原木(ほだ木)や薪炭材に用いた。
    ミズナラの仲間は、アカシジミなどシジミチョウ類の食餌木。また、樹液はクヌギに次いで昆虫類が好む。
    <ラマスシュート(土用芽)>
    頂芽が休眠芽となって越冬せずに、同じ年のうちに再び伸びはじめる枝の二度伸び現象。コナラやクヌギなどのコナラ属で顕著。
    ミズナラとの違い>
    ミズナラは葉柄がほとんどなし、コナラは1cm程度あり。
    ミズナラの樹皮は割れ目の縁が薄くめくれたようになる、コナラは固く密着している。

    コナラ
    20211018_城北公園
    コナラ
    20211030_遊木の森
    コナラ
    20220619_遊木の森
    コナラ
    20220619_遊木の森
    コナラ
    20231011_遊木の森
    コナラ
    20231011_遊木の森
    コナラ
    20240410_有度山
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240809_静岡県立美術館
    コナラ
    20250404_県立美術館
    コナラ
    20250404_県立美術館
    コナラ
    20250430_県立美術館
    コナラ
    20250430_県立美術館
  • コデマリ Spiraea cantoniensis

    バラ科シモツケ属
    漢字:小手鞠
    名前の由来:球形の花序を小さな手鞠に見立てた。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:4~5月
    果実:袋果
    果期:6~8月
    備考:
    中国原産。
    枝は細く束生し、先が下垂する。

    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20250430_県立美術館
    コデマリ
    20250430_県立美術館
    コデマリ
    20250430_県立美術館
  • コシアブラ Acanthopanax sciadophylloides

    ウコギ科ウコギ属
    漢字:漉油/金漆
    名前の由来:樹脂を漉(こ)したものを「金漆(こんうるし/ごんぜつ)」と呼んで槍や刀の錆止め用の漆として用いた。(脂を漉す→コシアブラ)
    樹形:落葉高木
    葉:互生、5出の掌状複葉
    花:両性花、散形花序、黄緑色
    花期:8~9月
    果実:液果、黒紫色
    果期:10~11月
    備考:新芽(若芽)は栄養価が高く、血圧降下などに役立つといわれる。

    コシアブラ
    20221012_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    コシアブラ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • コゴメウツギ Stephanandra incisa

    バラ科コゴメウツギ属
    漢字:小米空木
    名前の由来:
    「コゴメ(小米)」は、白い小さな花を小米(米粒を砕いたもの)に見立てた。
    「ウツギ(空木)」は、花がウツギの花に似ている。髄は充実しており、葉形も葉序もウツギとは異なる。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:袋果、球形で永存性の萼があり有毛
    果期:9~10月
    備考:
    枝は1年で先端の成長が止まり、次の年には側芽が伸びて新しい枝が出る。側芽は枝の下にあり、毎年枝が出るので枝は縦一列に並び、下の枝ほど若い枝で太くなっている。また、この枝は一年毎に出る方向が右と左にずれている。

    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
  • コクサギ Orixa japonica

    ミカン科コクサギ属
    漢字:小臭木
    名前の由来:全体に臭気があり、葉の大きいクサギに対して葉が小さい。
    樹形:落葉低木
    葉:コクサギ型葉序(枝の片側に2枚づつ交互につく)
    花:雌雄異株、雄花は総状花序、淡黄緑色
    花期:4~5月
    果実:蒴果(3~4個の分果、自発散布)、種子は光沢のある黒褐色
    果期:7~10月
    備考:
    葉を日に透かすと全面に細かい油点が白く透けて見える。
    花は2枚1組ずつの葉のうちの、必ず根本側の葉腋に咲き、先のほうの葉腋からは花をつけないシュートが伸びる。
    枝葉に殺虫力のある成分があり、昔は便所に入れて蛆を殺した。

    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    コクサギ
    20220504_朝鮮岩
    コクサギ
    20220504_朝鮮岩
    コクサギ
    20231001_高山・市民の森
    コクサギ
    20231001_高山・市民の森
    コクサギ
    20240310_朝鮮岩
    コクサギ
    20240310_朝鮮岩
    コクサギ
    20250323_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250407_朝霧高原
    コクサギ
    20250407_朝霧高原
  • コウヨウザン Cunninghamia lanceolata

    ヒノキ科コウヨウザン属
    漢字:広葉杉
    名前の由来:スギに比べて葉の幅が広い。
    樹形:常緑高木
    花:雌雄同株
    花期:4月
    種子:球果、褐色で光沢あり
    種期:10~11月
    備考:
    中国・台湾原産。
    葉は、偏平な披針形でやや鎌状に曲がり、硬く、先は鋭く尖っており、葉先に触れると痛い。

    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
  • コウヤボウキ Pertya scandens

    キク科コウヤボウキ属
    漢字:高野箒
    名前の由来:高野山では、ほうきにこの枝を使った。
    樹形:落葉低木
    葉:1年枝は互生で卵形、2年枝は節毎に束生で楕円形、まばらに小さい突起状鋸歯、3行脈が目立つ
    花:両性花、筒状花の集まった頭状花序、1年枝の先端、白色、虫媒花
    花期:9~10月
    果実:瘦果、長さ6mm、先端に赤褐色の冠毛あり、風散布
    果期:11~12月
    備考:[2-3754][2945][3-488P][723P][下336]
    日本固有種。
    春になると新しい枝が根元から伸び、互生で葉をつけ、秋には落葉する(1年枝)。2年目の春には新しい1年枝が伸び、昨年の1年枝の互生の葉がついていた所が短枝化して3~5枚の細長い葉が束生し、秋には枯れる(2年枝)。
    枝には短毛が密生してざらつき、側芽には白毛が密生。

    コウヤボウキ
    20231028_朝鮮岩
    コウヤボウキ
    20231028_朝鮮岩
    コウヤボウキ
    20231028_朝鮮岩
    コウヤボウキ
    20231115_遊木の森
    コウヤボウキ
    20231115_遊木の森
    コウヤボウキ
    20231115_遊木の森
    コウヤボウキ
    20251029_寸又峡
    コウヤボウキ
    20251029_寸又峡
  • コアジサイ Hydrangea hirta

    アジサイ科アジサイ属
    漢字:小紫陽花
    名前の由来:
    小さい「アジサイ」。
    「アジサイ(紫陽花)」は、真の藍(青)色の花が集まって咲く様子「集真藍(アヅサアイ)」が転訛した。
    漢字名「紫陽花」は、白楽天(中国,唐代の詩人の一人)の詩に紫陽花が詠まれ、日本で最初の漢和辞典にアジサイとして記載されたことによるが誤用とされる。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、散房花序、淡青色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、褐色になり裂ける
    果期:9~10月
    備考:
    アジサイ属では唯一装飾花(大きくなった萼片)がなく、すべて両性花。
    花が咲く前の若葉は、茹でた後に水でさらすことにより、天ぷら、酢みそ和え、ゴマ和え、油炒めにして食べられる。

    コアジサイ
    20220515_朝鮮岩
    コアジサイ
    20220515_朝鮮岩
    コアジサイ
    20220515_朝鮮岩
    コアジサイ
    20220613_高山・市民の森
    コアジサイ
    20220613_高山・市民の森
    コアジサイ
    20240517_竜爪山
    コアジサイ
    20240517_竜爪山
    コアジサイ
    20240614_高山・市民の森
    コアジサイ
    20240614_高山・市民の森_
    コアジサイ
    20240614_高山・市民の森
    コアジサイ
    20250323_朝鮮岩
    コアジサイ
    20250323_朝鮮岩
    コアジサイ
    20250323_朝鮮岩