【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • カシワ Quercus dentata

    ブナ科コナラ属
    漢字:柏
    名前の由来:炊(かし)き葉に由来し、食物を包んだり、食物の下に敷いた。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、雄花序は新枝のもとに下垂 黄褐色、雌花序は新枝の先の葉腋につく
    花期:5~6月
    果実:堅果
    果期:秋
    備考:
    葉は食物を包むのにも使われ、現在も柏餅として残っている。
    枯葉は冬芽を寒さから守るために、冬中ついている。新芽が芽生えるときに落葉する。

    カシワ
    20220410_その他
    カシワ
    20220504_その他
    カシワ
    20220504_その他
    カシワ
    20220504_その他
    カシワ
    20220508_高山・市民の森
    カシワ
    20220508_高山・市民の森
    カシワ
    20250105_朝鮮岩
    カシワ
    20250105_朝鮮岩
  • カジカエデ Acer diabolicum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:梶楓
    別名:オニモミジ(鬼紅葉)
    名前の由来:
    「カジ(梶)」は、葉がカジノキ(クワ科)に似ている。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    「オニモミジ(鬼紅葉)」は、葉がごわごわして厚く、果実に剛毛が多い。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄異株、散房花序、暗紅色、雄花は花弁や萼が合着して釣鐘状
    花期:4~5月
    果実:翼果、翼の開きは狭い(ほとんど平行)
    果期:10月頃
    備考:日本固有種

    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • カゴノキ Litsea coreana

    クスノキ科ハマビワ属
    漢字:鹿子の木
    別名:コガノキ(小鹿子の木)
    名前の由来:樹皮の模様が鹿(か)の子模様になる。
    樹形:常緑高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、淡黄色
    花期:8~9月
    果実:液果、赤色
    果期:翌年の秋
    備考:
    樹皮は暗褐色で、鱗状にはげ落ち、跡が灰白色のまだらな模様ができる。
    若枝や葉柄に褐色の毛がある。

    カゴノキ
    20220312_花沢山
    カゴノキ
    20240517_竜爪山
  • カクレミノ Dendropanax trifidus

    ウコギ科カクレミノ属
    漢字:隠れ蓑
    名前の由来:3裂した葉を天狗の宝物(ほうもつ)の隠れ蓑(着ると姿を消すことができる)に見立てた。蓑は稲藁などで編んで作られた雨具のこと。
    樹形:常緑小高木~高木
    葉:互生
    花:雌雄同株(両性花のみと雄花と両性花が混じる花序)、散形花序、淡黄緑色
    花期:7~8月
    果実:液果、黒紫色
    果期:10~11月
    備考:
    若木の葉は3中裂し、成木では裂けず楕円形。
    陰樹で、葉は効率よく光を受けるために、葉柄の長さを変えている。
    葉は1~2年ほどの寿命で、黄色になって落ちる。
    樹液にウルシと一緒の成分を含み、かぶれることもある。ウルシの代用品でもあった。

    カクレミノ
    20211030_遊木の森
    カクレミノ
    20211030_遊木の森
    カクレミノ
    20220312_朝鮮岩
    カクレミノ
    20220312_朝鮮岩
    カクレミノ
    20220619_遊木の森
    カクレミノ
    20220619_遊木の森
    カクレミノ
    20231011_遊木の森
    カクレミノ
    20231011_遊木の森
  • ガクウツギ Hydrangea scandens

    アジサイ科アジサイ属
    漢字:額空木
    名前の由来:
    「ガク(萼)」は、両性花を囲む装飾花を額縁に見立てた。
    「ウツギ(空木)」は、樹形がウツギに似ていることに由来。枝の中は空洞ではなく白い髄あり。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、散房花序、白色(装飾花の3枚の萼)、淡黄緑色(両性花)
    花期:5~6月
    果実:蒴果
    果期:
    備考:葉裏脈液に白い小さな毛叢あり。

    ガクウツギ
    20220613_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20220613_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20220613_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20240428_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20240428_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20240428_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20240428_高山・市民の森
    ガクウツギ
    20240517_竜爪山
    ガクウツギ
    20240517_竜爪山
    ガクウツギ
    20240517_竜爪山
  • カキノキ Diospyros kaki

    カキノキ科カキノキ属
    漢字:柿の木
    名前の由来:
    赤い実がなる「赤木(アカキ)」が「カキ」に転訛した説が有力、
    秋に紅葉する「赤」い葉と、「黄」色い実から「赤黄」が転訛した説などもあり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、淡黄色
    花期:5~6月
    果実:液果、黄赤色
    果期:10~11月
    備考:
    ヤマガキ(var. sylvestris)は、葉がやや小型で毛が多く、子房にも毛がある。
    柿の渋味はタンニンによるもの。実が熟す前に食べられないようにするため。干し柿等にすると、タンニンが固まって不溶性になるため渋味がなくなる。糖が増加するものではない。
    昔は渋柿から「柿渋」をとり防腐、防水、補強材として紙や糸、布、革、木材に塗布し、漁家では床下の瓶に1年分の柿渋を蓄えて漁網(ぎょもう)の防水や防腐に用いたり、和傘の防水剤にしたり、火傷や虫刺され等に民間薬としても用いた。

    カキノキ
    20220801_県立美術館
    カキノキ
    20220801_県立美術館
    カキノキ
    20220801_県立美術館
    カキノキ
    20220801_県立美術館
  • オリーブ Olea europaea

    モクセイ科オリーブ属
    漢字:阿列布
    名前の由来:古代ギリシャやローマの神話
    樹形:常緑高木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、黄白色、芳香あり
    花期:5~7月
    果実:核果、緑色→黒紫色
    果期:10~11月
    備考:
    未熟果を塩漬けにしてピクルスにし、完熟した果肉からはオリーブ油を採取し、食用、薬用とする。
    地中海沿岸で栽培され、江戸時代末期に日本に渡来、香川県の小豆島(しょうどしま)が最大産地。

    オリーブ
    20241125_佐鳴湖
    オリーブ
    20241125_佐鳴湖
  • オニツルウメモドキ Celastrus orbiculatus var. strigillosus

    ニシキギ科ツルウメモドキ属
    漢字:鬼蔓梅擬
    名前の由来:
    「オニ(鬼)」は、ツルウメモドキより葉が大きい。
    「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」は、ツルウメモドキの名前の由来参照。
    樹形:蔓性落葉木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生
    花:雌雄異株、集散花序、黄緑色
    花期:5~6月
    果実:蒴果、黄色に熟すと3裂し橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す
    果期:10~12月
    備考:
    ツルウメモドキの変種。

    オニツルウメモドキ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニツルウメモドキ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニツルウメモドキ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • オニシバリ Daphne pseudomezereum

    ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
    漢字:鬼縛り
    別名:ナツボウズ(夏坊主)
    名前の由来:
    樹皮の繊維が強靭で鬼をも縛ることができる。
    「ナツボウズ(夏坊主)」は、冬に葉をつけて夏に落葉する。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:雌雄異株、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄緑色
    花期:2~4月
    果実:液質の核果、赤色
    果期:5~7月
    備考:
    果実は有毒で辛味がある。
    樹皮は和紙の原料になる。
    落葉樹の林の中で育つオニシバリは低木のため、夏の間、葉の繁った高木に太陽の光を奪われる。そのため、夏の期間は葉を落として休眠し、秋、落葉樹の葉が落ち始めて林が明るくなるころ芽を吹く。

    オニシバリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニシバリ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    オニシバリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    オニシバリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • オニグルミ Juglans mandshurica

    クルミ科クルミ属
    漢字:鬼胡桃
    名前の由来:
    「オニ」は、核果の表面が凸凹で、これを鬼面に見立てた説、
    殻が厚く堅い説あり。
    「クルミ」は、中国を意味する「呉(ご)」の国の「呉実(クレミ)」が転訛した説、
    くるくると転がる丸い実の意味とする説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:雌雄同株
    花期:5~6月
    果実:核果状の堅果、黄緑色
    果期:9~10月
    備考:
    種子は食用。栽培されるクルミのほとんどは、カシグルミとシナノグルミ。
    種子を食べられるのは、歯の鋭いネズミやリスぐらい。ネズミは殻に穴を開けて中の種子を食べるが、リスは殻の継ぎ目に歯を入れて割って中の種子を食べる。また、貯食を行う。
    サワグルミとの違い>
    果実が、オニグルミは、径4cmぐらいの球形で、果皮を取り除くと堅い凸凹のある3cm前後に核が現れる、サワグルミは、2cmぐらいの広い翼のような苞に1cmほどの小さい堅い実が着く。
    サワグルミは、側芽に1~5cmほどの柄がある。

    オニグルミ
    20220613_高山・市民の森
    オニグルミ
    20220613_高山・市民の森
    オニグルミ
    20220613_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20230702_高山・市民の森
    オニグルミ
    20231202_高山・市民の森
    オニグルミ
    20240303_高山・市民の森
    オニグルミ
    20240428_高山・市民の森 雄花序
    オニグルミ
    20240428_高山・市民の森 雄花序
    オニグルミ
    20240504_高山・市民の森 雌花序
    オニグルミ
    20240504_高山・市民の森 雌花序