キンポウゲ科センニンソウ属
漢字:仙人草
名前の由来:痩果の先に残る白くて長い毛が密生する花柱を、仙人のヒゲ、あるいは白髪にたとえた説あり。
樹形:蔓性落葉半低木
葉:対生、全縁、奇数羽状複葉(小葉1~3対)、丸みのある三角形状
花:両性花、散房花序、単花被花(4個の花冠に見えるのは萼)、白色、虫媒花
花期:8~9月
果実:瘦果、3cmほどにのびた白く長い毛のある花柱が残る、風散布
果期:11月
備考:[1-1295][617][野240P][156P][上74][2-242P]
小葉柄が長くのびて曲がりくねって他物に巻きつく。
有毒植物。茎や葉から出る液体が皮膚に付着すると水泡ができる。口にすると胃や腸の粘膜が炎症を起こし、血便になることもあり。
カテゴリー: 木本
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センニンソウ Clematis terniflora
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センダン Melia azedarach
センダン科センダン属
漢字:栴檀
名前の由来:
楕円形の果実が枝一面につく様子が数珠を重ねたように見える「センダマ(千玉)」説、
無数につく果実を団子に見立てた「千団子」説など諸説あり。
樹形:落葉高木
葉:互生、2~3回奇数羽状複葉
花:両性花、集散花序、淡紫色
花期:5~6月
果実:核果、黄褐色
果期:10~12月
備考:
材は軽く柔らかで加工しやすく、耐蟻性が強い。家具や下駄などに用いる。
果実は薬としても利用されるが、有毒成分が含まれる。子どもが6~8個の果実を摂取すれば死亡するとの報告あり。
果実を苦楝子(くれんし)、樹皮を苦楝皮(くれんぴ)の生薬名で、鎮痛、解熱、駆虫剤に用いる。 -
セイヨウバクチノキ Laurocerasus officinalis
バラ科サクラ属
漢字:西洋博打の木
名前の由来:
「セイヨウ(西洋)」は、ヨーロッパ原産。
「バクチ(博打)」は、樹皮が鱗片状にはがれるので、博打に負けて身ぐるみはがれることにたとえた。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:両性花、総状花序、白色
花期:4月
果実:核果、紫黒色
果期:7~9月
備考:
葉裏の主脈脇に2~3の大きな黒い腺あり。
材は重硬・強靭で家具材工具の柄などに用いる。
樹皮は紅~黄色の染料になる。
バクチノキとは葉柄が短いこと、葉の先端が長く尖らないことなどにより区別できる。 -
ズミ Malus toringo
バラ科リンゴ属
漢字:酸実
名前の由来:
果実の酸味を表す「酢実(すみ)」が転訛した説、
樹皮から黄色の染料をとった「染み(そみ)」が転訛した説あり。
樹形:落葉小高木
葉:互生
花:両性花、散形花序、白色
花期:4~6月
果実:ナシ状果、黄色または赤色
果期:9~10月
備考:
長枝と短枝があり、側芽はほとんど短枝化して、とげ状になるものが多い。
長枝:節間が長く伸び、葉が散在してつく通常みられる枝
大きな葉をつけて光合成を盛んに行い伸長成長する
短枝:節と節の間が年々わずかしか伸びない枝
小さい葉をたくさんつけ花芽をつけて結実する
果実は数回霜に当たると渋味が採れて甘酸っぱくなる。完熟前の果実を漬けて果実酒などにする。
材は緻密で堅く、斧や農具の柄、櫛や器具類に用いた。
<異形葉性>
短枝につく葉は楕円形、長枝につく葉は3~5裂(欠刻)するものが多い。
<根萌芽(こんぼうが)>
親株を中心に根を水平に伸ばして根萌芽幹を発生させる。他、タラノキ、ハリギリ、ハリエンジュ、ヤマナラシなど。 -
スノキ Vaccinium smallii var. glabrum
ツツジ科スノキ属
漢字:酢の木
別名:コウメ(小梅)
名前の由来:
葉を噛むと酸味があり酸っぱい。
「コウメ(小梅)」は、果実の酸味を梅の実になぞらえた。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:両性花、総状花序、鐘形、下垂、緑白色(まれに紅色)
花期:5~7月
果実:液果、緑色→紫黒色、先端に5個の萼歯が残る
果期:7~8月
備考:熟した果実は甘酸っぱく食べられる。口の中が紫色に染まる。 -
スイカズラ Lonicera japonica
スイカズラ科スカイズラ属
漢字:吸葛
別名:忍冬(にんどう)、金銀花(きんぎんか)
名前の由来:
「スイ(吸)」は、花筒の奥にある甘い蜜を味わうために花冠を引き抜いて「吸う」行為とする説や、
花弁の形が人がものを吸い込むときの唇の形に似ている説あり。
「カズラ(葛)」は、つるを表す。
「忍冬(にんどう)」は、暖地では冬に落葉せず、葉を内側に丸めて耐え忍んでいるように見える。生薬名でもあり、葉茎を乾燥したもので、痔や腰痛、腫物の薬とした。
「金銀花(きんぎんか)」は、花色が白色から黄色へ変わり、それらが混ざって咲く様子による。生薬名でもあり、花を乾燥したもので、関節痛や解熱の薬とした。
樹形:蔓性半落葉(半常緑)木本、左巻き(ネジと同一方向として)
葉:対生
花:両性花、白色→黄色
花期:5~7月
果実:液果、黒色
果期:9~12月
備考:
白い花は甘い芳香あり。白は闇に浮き立つ色で夜咲く。芳香は昼間より夜のほうが強くなる。花粉を媒介するスズメガを誘うためとされる。
株元に近いところ(”若い茎”の記述もあり)の葉は羽状に切れ込むことがある。 -
シロヤシオ(ゴヨウツツジ) Rhododendron quinquefolium
ツツジ科ツツジ属
漢字:白八入/白八汐
別名:ゴヨウツツジ(五葉躑躅)
名前の由来:
「白」は、花の色。
「八入(やしお)」は、布を幾度も染汁(そめしる)に浸して濃く染めること。八は多いことを意味し、純白の花の色が布を幾度も染めるほど鮮やかに見える。
「ゴヨウツツジ(五葉躑躅)」は、葉が5個輪生するツツジ。
樹形:落葉小高木
葉:互生
花:両性花、白色
花期:5月下旬~6月
果実:蒴果
果期:9~10月
備考:ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。 -
シラビソ Abies veitchii
マツ科モミ属
漢字:白檜曽
名前の由来:
白ヒノキ。
「シラ(白)」は、材や樹皮が白い、あるいは葉の裏が白い。
「ビソ(檜曽)」は、ヒノキの細材を意味する古語ヒソ(檜楚)に由来している説あり。
樹形:常緑高木
花:雌雄同株
花期:5~6月
種子:球果、黒っぽい青紫色
種期:10月頃
備考:
亜高山帯に生える。
材は建築材、器具材、土木用材、パルプなどに用いる。
<モミ属>
モミの特記事項参照。
<トウヒ属との違い>
モミの特記事項参照。
<オオシラビソとの違い>若枝 葉の着き方 シラビソ 灰色の細毛あり 上から見ると枝が見える。
枝の上の葉が立ち上がっているためオオシラビソ 赤褐色の軟毛あり 上から見ると枝が見えない。
枝の上の葉が張りつくように着くため -
シャリンバイ Rhaphiolepis indica var. umbellata
バラ科シャリンバイ属
漢字:車輪梅
名前の由来:
「シャリン(車輪)」は、枝葉が輪生(車輪)状に出る。
「バイ(梅)」は、花が梅に似ている。
樹形:常緑低木~小高木
葉:互生、枝先に輪生状につく、裏は細かい葉脈の網目が鮮明、備考の<海岸植物>参照
花:両性花、円錐花序、白色、虫媒花
花期:5~6月
果実:ナシ状果、球形(径1cm)、黒紫色、頂端に萼片の落ちた痕が輪状に残る、動物(主に鳥)散布
果期:10~11月
備考:[1-1720][1075][1-654P][272P][上163]
樹皮を煮出して得られるタンニン染料が世界三大織物の大島紬に用いられる。
<海岸植物>
ウバメガシの特記事項参照。 -
シャシャンボ Vaccinium bracteatum
ツツジ科スノキ属
漢字:小小坊
名前の由来:丸い小さな果実を多数つける様子を「小さい坊や」の意味で「小小ん坊(ささんぼ)」と呼んだものが転訛した。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:両性花、総状花序、白色
花期:5~7月
果実:液果、紫黒色
果期:9~10月
備考:
葉裏の主脈に数個の小さい突起があり、他と区別できる。
花柄の基部に葉状の苞葉があり、花後も残存して大きくなり、果実が熟してもついている。
果実は、甘酸っぱくて食べられる。
材は堅く重く、床柱、くり物細工、家具に用いた。



























































































