【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • スギ

    基本情報

    • 学名:Cryptomeria japonica
    • 科名・属名:ヒノキ科スギ属
    • 漢字名:杉

    名前の由来

    • 真っ直ぐの木「直ぐ木(すぐき)」から変化した説が有力、
    • 他、上へ進み上がる木「進木(すすぎ)」説あり

    生育地

    • 1属1種の日本固有種
    • 山地の沢沿いに多い
    • 「尾根マツ、谷スギ、中ヒノキ」は、地形と土壌水分に応じた樹木の植え分けを示す伝統的な林業の知恵。乾燥し栄養が乏しい「尾根」にはマツ、水が豊富で栄養が豊富な土壌の「谷」にはスギ、その中間的な斜面(中腹)にはヒノキが適していることを表す

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 赤褐色で厚く、縦に裂けてはがれ落ちる

    • 葉序:らせん状
    • 葉形:やや湾曲した針形、長さ0.5~2cm
    • :冬になると緑が薄くなり、黄褐~赤褐色になる。光合成機能が低下する低温条件下で太陽光による光阻害(強すぎる光によって光合成が阻害されること)を防ぐための適応

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序
      • 雄花:枝先に、淡黄色で長さ5~8mmの楕円形の花が多数つく
      • 雌花:枝先に、緑色で直径2~3cmの球形の花が1個ずつ下向きにつく。種鱗は針状。苞鱗は青みを帯びる
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:3~4月
    • 送粉方法:風媒。春先、枝先に着いたの雄花から風によって大量の花粉を撒き散らし、花粉症の原因になる

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径2cmmほどの球形
    • 成熟期:10~11月。褐色
    • 果鱗(種鱗):木質で20~30個あり、各果鱗に種子が2~5個つく。先端は指のように切れ込み、苞鱗の先はそり返る
    • 種子:長さ5~6mmの長楕円形で、ふちに狭い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :軽くて柔らかく、曲げやすく加工しやすいため、主に建築用材とされるが、建具、箱、下駄、箸など用途が広い。桶や樽などにも用いた
    • 樹皮:ヒノキ同様、昔は屋根や壁を葺くのに用いた
    • :杉線香として線香の原料になる

    特記事項

    • 日本で最も樹高が高くなり、寿命も長く大木になる
    • 成長が早く、単位面積当たりの収穫材積が大きく、昔から植林された
    • 造り酒屋が新酒を仕込んだ目印に、枝葉を丸い玉に束ねた「杉玉(すぎだま)」を軒先に掲げた

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-56]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[44]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-612P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[83P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上17]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[82P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-150P]

    写真

    スギ
    20240303_高山・市民の森
    スギ
    20240303_高山・市民の森
    スギ
    20240303_高山・市民の森
    スギ
    20250926_高山・市民の森
  • ネズミサシ(ネズ)

    基本情報

    • 学名:Juniperus rigida
    • 科名・属名:ヒノキ科ビャクシン属
    • 漢字名:鼠刺

    名前の由来

    • ネズミの穴にこの葉を詰めておくと痛いのでネズミの害を防ぐ

    生育地

    • 丘陵~山地。砂地や尾根などのやせ地

    樹形

    • 常緑小高木

    樹皮

    • 灰色を帯びた赤褐色。薄くはがれる

    • 葉序:3輪生
    • 葉形:針状。長さ10~25mm。先は鋭くとがり、触れると痛い
    • 葉質:表面に溝があり、白い気孔帯が1本あり

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:前年枝の葉腋につく
      • 雄花:長さ4~5mmの楕円形で黄褐色
      • 雌花:先のとがった鱗片3個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径8~10mmの球形で液果状
    • 成熟期:翌年または翌々年の10月頃。緑色→黒紫色。白いロウ質におおわれる
    • 果鱗(種鱗):肉質で完全に合着し、裂開しない(ビャクシン属)
    • 種子:長さ4~5mm。表面に樹脂のかたまりあり
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :芳香があり、以前は「和白檀(わびゃくだん)」といって、装飾用の柱や器具などに白檀(香木の一種)の代わりに用いた
    • 盆栽:杜松(としょう)
    • 果実:球果を乾燥させたものは生薬の「杜松子(としょうし)/杜松実(としょうじつ)」と呼び、利尿、尿道炎、リュウマチ、神経痛などに用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-49]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[67]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-644P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[82P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上23]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
  • サワラ

    基本情報

    • 学名:Chamaecyparis pisifera
    • 科名・属名:ヒノキ科ヒノキ属
    • 漢字名:椹

    名前の由来

    • ヒノキに比べ材が「さわらか(軽く粗い)」なので「さわら木」と呼んだ

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地から亜高山帯の沢沿い

    樹形

    • 常緑高木
    • ヒノキに比べて枝がまばらで、樹冠が透けている

    樹皮

    • すこし灰色を帯びた赤褐色。薄く縦に裂けて剥がれ落ちる。スギに似ている

    • 葉序:十字対生
    • 葉形:長さ3mmほどの鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、先端は針状にとがる
    • 葉質:ヒノキに比べてやや薄く、光沢もあまりない。裏面に白色のX字形に見える気孔帯あり

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:枝先につく
      • 雄花:紫褐色の楕円形で、鱗片内に葯3個
      • 雌花:泥白色の球形で、鱗片内に胚珠2個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径約7mmの球形
    • 成熟期:10月。果鱗が開いて種子を出す
    • 果鱗(種鱗):10~12個
    • 種子:長さ2~2.5mmの長楕円形で、両側に広い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :軽軟で強度的にはヒノキに劣るが、割裂性に優れ、建具や箱、漆器木地、また、耐水性に優れ、桶や樽材に用いた

    特記事項

    • ヒノキとの葉の違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-45]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[62]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-630P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[70P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上22]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[87P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    サワラ
    20240303_高山・市民の森
    サワラ
    20240303_高山・市民の森
    サワラ
    20240303_高山・市民の森
  • ヒノキ

    基本情報

    • 学名:Chamaecyparis obtusa
    • 科名・属名:ヒノキ科ヒノキ属
    • 漢字名:檜/桧

    名前の由来

    • 幹や枝がこすれるとすぐ火がつく説、
    • 火起こし道具の「火切り板」に多く用いたことから「火の木」から説など諸説あり

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 赤褐色。縦に裂けて剥がれ落ちる、スギより粗いはがれ方

    • 葉序:十字対生
    • 葉形:長さ1~3mmの鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、先端はとがらない
    • 葉質:表面は濃緑色で光沢あり、裏面は淡緑色で葉と葉が接触するところに白色のY字形に見える気孔帯あり

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:枝先につく
      • 雄花:長さ2~3mmの楕円形で、赤みを帯びる。雄しべの先は広がり、その内側に葯がつく
      • 雌花:長さ3~5mmの球形
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径約1cmの球形
    • 成熟期:10~11月。赤褐色。果鱗が開いて種子を出す
    • 果鱗(種鱗):8~10個。先は厚く楯状に広がる
    • 種子:果鱗に2~4個ずつつく、長さ約3mmの卵状楕円形で、両側に広い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :緻密で狂いがなく、加工が容易で、光沢があり、香りがよいため、最も優れた建築材とされる。また、耐久性があり、世界最古(1300年以上前)の木造建築である法隆寺がヒノキでつくられていることは有名
    • 樹皮:スギの皮と同様、屋根を葺くのに用いられ、葺いた屋根を「檜皮葺(ひわだぶき)」という

    特記事項

    • スギに比べると成長は遅いが、乾燥地にも耐えるので、スギに次いで植林されている
    • サワラとの葉の違い
    白い気孔帯側面の葉の先端
    ヒノキY字形とがらず内曲
    サワラX字形とがって開出

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-40]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[57]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-626P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[68P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上22]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[86P]
    • 「読む」植物図鑑:[3-25, 28, 31, 34P]

    写真

    ヒノキ
    20221105_朝鮮岩
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
  • ミツバアケビ

    基本情報

    • 学名:Akebia trifoliata
    • 科名・属名:アケビ科アケビ属
    • 漢字名:三葉木通/三葉通草

    名前の由来

    • 「ミツバ(三葉)」は、3出複葉
    • 「アケビ(木通)」は、アケビ名前の由来参照

    生育地

    • 山野

    樹形

    • 落葉つる性木本
    • 右巻き(ネジと同一方向として)

    樹皮

    • 灰黒褐色。円形の皮目あり

    • 葉序:長枝で互生、短枝で束生
    • 葉形:3出複葉。長さ7~25cm
    • 小葉形:卵形。長さ3~10cm(小葉柄0.5~5cm)
    • 小葉縁:波状の粗鋸歯
    • 小葉質:両面無毛

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:葉腋から総状花序が垂れ下がり、濃紫色の花をつける。先端に雄花が数10個、基部側に雌花が1~3個
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼片3個
      • 雄花:直径4~5mm。花柄長約3mm。雄しべ6個
      • 雌花:直径約1.5cm。花柄長2~4cm。円柱形の雌しべ3~6個
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:漿果(液果)
    • :長さ約10cmの長楕円形
    • 成熟期:10月、紫色を帯び裂開する。果肉は白色
    • 食用:果肉は甘くて生食可。厚い果皮はほろ苦く、油炒めや肉詰めにされる

    種子

    • :多数
    • :いろいろ。長さ4~5mm
    • :黒褐色
    • 散布方法:動物(鳥や哺乳類)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~4mmの卵形。芽鱗は12~16個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:多数

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1157]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[654]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-152P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[143P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上66]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[233P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-95P]

    写真

    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
  • ツルグミ

    基本情報

    • 学名:Elaeagnus glabra
    • 科名・属名:グミ科グミ属
    • 漢字名:蔓茱萸

    名前の由来

    • 「ツル(蔓)」は、枝がつる状になる
    • 「グミ(茱萸)」は、アキグミ名前の由来参照

    生息地

    • 海岸や沿海地、丘陵などの林内や林縁、崖のふちなど

    樹形

    • つる性常緑低木
    • 直立せず、ほかの樹木などに寄りかかるようにして枝をのばす

    樹皮

    • 灰黒色。まるい皮目があり、縦に細長い浅い割れ目ができる

    • 側枝は枝の伸びる方向と逆の下向きにのび、他の樹木にひっかかって上にのびていく

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長4~10cm
    • :全縁。少し波打つ
    • 葉質:革質でかたい。表面に若葉では銀色の鱗状毛あるが、成葉では落ちて光沢あり。裏面に赤褐色の鱗状毛が密生し、金色の光沢感あり
    • 葉柄:5~10mm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:葉腋に淡褐色の花が数個垂れ下がる
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼筒は細く長さ4~6mm、基部に向かってしだいに細くなる。萼片4個。萼筒と萼片の外面に赤褐色の鱗状毛が密生
    • 開花期:10~11月
    • 送粉方法:虫媒
    • におい:甘い芳香あり?

    果実

    • 種類:液果状の偽果
    • :長さ1.5cmほどの長楕円形。表面に赤褐色や白色の鱗片あり。先端に萼筒の上部が残る
    • 成熟期:4月、赤色
    • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

    種子

    • :1個
    • :?
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 裸芽

    葉痕

    • :?
    • 維管束痕:1個?

    用途


    特記事項

    • <グミ属の特徴

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1857]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1788]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-580P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[321P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上168]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[187P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ツルグミ
    20231023_県立森林公園
    ツルグミ
    20231023_県立森林公園
    ツルグミ
    20231115_遊木の森
    ツルグミ
    20231115_遊木の森
    ツルグミ
    20231115_遊木の森
    ツルグミ
    20251029_寸又峡
    ツルグミ
    20251029_寸又峡
    ツルグミ
    20251029_寸又峡
    ツルグミ
    20251130_県立美術館
    ツルグミ
    20251207_朝鮮岩
  • ナワシログミ

    基本情報

    • 学名:Elaeagnus pungens
    • 科名・属名:グミ科グミ属
    • 漢字名:苗代茱萸

    名前の由来

    • 「ナワシロ(苗代)」は、稲作の苗代をつくるころに果実が熟す
    • 「グミ(茱萸)」は、アキグミ名前の由来参照

    生息地

    • 海岸や沿海地の林縁

    樹形

    • 常緑低木

    樹皮

    • 灰褐色。まるい小さな皮目が多く、古くなると縦に割れ目が入ってはがれ落ちる

    • 小枝はとげに変化しやすく、葉腋にも小さなとげがでる

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長5~9cm
    • :全縁。裏面にそり返り、細かく波打つ
    • 葉質:革質でかたい。表面に若葉では銀色の鱗状毛あるが、成葉では落ちて光沢あり。裏面に銀色の鱗状毛が密生、褐色の鱗状毛が点在
    • 葉柄:5~10mm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:葉腋に淡黄褐色の花が数個つく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼筒は長さ6~7mm、4個の稜あり、基部でくびれて子房につながる。萼片4個、卵状三角形。萼筒と萼片の外面に銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛がまじる
    • 開花期:10~11月
    • 送粉方法:虫媒
    • におい:甘い芳香あり?

    果実

    • 種類:液果状の偽果
    • :長さ1.5cmほどの長楕円形。表面に赤褐色や白色の鱗片あり。先端に萼筒の上部が残る
    • 成熟期:5~6月/4~5月?、赤色
    • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

    種子

    • :1個
    • :?
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 裸芽
    • 3個の幼葉が向かいあってつき、褐色の鱗状毛におおわれる

    葉痕

    • :平たい円形
    • 維管束痕:1個

    用途


    特記事項

    • <グミ属の特徴

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1856]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1787]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-574P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[323P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上168]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[187P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ナワシログミ
    20230626_富士山こどもの国
    ナワシログミ
    20230626_富士山こどもの国
  • マメグミ

    基本情報

    • 学名:Elaeagnus montana
    • 科名・属名:グミ科グミ属
    • 漢字名:豆茱萸

    名前の由来

    • 「マメ(豆)」は、果実が小さい
    • 「グミ(茱萸)」は、アキグミ名前の由来参照

    生息地

    • 日本固有種
    • 山地の林内や林縁

    樹形

    • 落葉低木

    樹皮

    • 灰黒色

    • 葉序:互生
    • 葉形:楕円形、葉身長4~9cm、先は突き出てとがる
    • 葉縁:全縁、波打つ
    • 葉質:表面に若葉では銀色の鱗状毛あり。裏面に銀色の鱗状毛が密生、赤褐色の鱗状毛が点在
    • 葉柄:7~12mm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:葉腋に1~3個の花が垂れ下がる。花は白色→黄色を帯びる
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)。萼筒は長さ6~8mmの円筒形で、子房の上部でくびれる。萼筒の内面に星状毛あり。萼片4個、広卵状三角形で長さ3~4mm。萼筒と萼片の外面に銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛がまじる。花柄長8~15mm、赤褐色の鱗状毛が密生
    • 開花期:6~7月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:液果状の偽果
    • :長さ約1cmの卵状球形。表面に赤褐色や白色の鱗片あり
    • 成熟期:7~9月、赤色
    • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

    種子

    • :1個
    • :長さ8mmほどの長楕円形。表面に縦の溝が8個あり
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 裸芽
    • 長さ4mmほどの幼葉が5~6個つき、赤褐色の鱗状毛が密生

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:1個

    用途


    特記事項

    • <グミ属の特徴

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1851]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1782]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-566P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[318P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上169]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ケヤキ

    基本情報

    • 学名:Zelkova serrata
    • 科名・属名:ニレ科ケヤキ属
    • 漢字名:欅
    • 別名:ツキ(槻)

    名前の由来

    • けやけき(尊い、秀でた、美しい、目立つ)木に由来

    生育地

    • 丘陵や山地。川岸に多い
    • 街路樹や公園樹として植栽される

    樹形

    • 落葉高木
    • ホウキを立てたようなおうぎ形の樹形。苗木の時におうぎの要の高さで伐るため

    樹皮

    • 灰白色。若木はなめらかだが、老木になると鱗片状にはがれる。小さな皮目が多い

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形、葉身長5~13cm、先端はとがる。若木の葉は成木に比べて大きい
    • 葉縁弧を描くような鋸歯で、先は鋭い
    • 葉脈:側脈は8~18対、鋸歯の先端に達する
    • 葉質:表面は微毛がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
    • 葉柄:2~12mm

    • 花性:雌雄同株/異花
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部に数個ずつ集まってつく
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に1個ずつつく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:花被4~6裂。雄しべ4~6個
      • 雌花:雌しべ1個。花柱2深裂。内側の柱頭の上面に乳頭状の突起が密生
    • 開花期:4~5月、葉の展開と同時
      • 葉が伸びる前に雄花が花粉を飛ばし、小さな葉脇に雌花が咲く
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:そう果
    • :稜角のあるゆがんだ扁球形。先端に花柱が2本くちばしのように残る
    • 成熟期:10月。暗褐色

    種子

    • :1個
    • 散布方法:風散布(着果短枝)
    • 着果短枝
      • 果実が熟すと、果実と枯れ葉をつけたまま枝先の小枝(着果枝)ごと風に乗り、回転しながら浮力を得て遠方に運ぶ。果実がつく枝の葉は小型化し翼の役割をもつ

    冬芽

    • 鱗芽
    • 卵状円錐形で長さ2~4mm、枝から離れてつく。芽鱗は紫花色で8~10個
    • 新芽の展開時期:葉芽は、混芽(花と葉)より2週間近く遅れて展開する

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • :材質がかたく、木目が美しく、腐りにくく、耐用年数があるとして、神社仏閣や城、仏像、家具、臼、盆、和太鼓の胴、弓などに用いた。「清水寺」の舞台の柱の建材

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1881]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[164]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-284P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[338P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上176]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[118P]
    • 「読む」植物図鑑:[4-110P, 113P]

    写真

    ケヤキ
    20211103_その他
    ケヤキ
    20211103_その他
    ケヤキ
    20220515_その他
    ケヤキ
    20220515_その他
    ケヤキ
    20220515_その他
    ケヤキ
    20250404_県立美術館
    ケヤキ
    20250404_県立美術館
    ケヤキ
    20250412_高山・市民の森
    ケヤキ
    20250430_県立美術館
    ケヤキ
    20250430_県立美術館
    ケヤキ
    20250430_県立美術館
    ケヤキ
    20250430_県立美術館
    ケヤキ
    20250430_県立美術館
    ケヤキ
    20250929_県立美術館
    ケヤキ
    20250929_県立美術館

    着果短枝

    ケヤキ
    20251029_寸又峡
    ケヤキ
    20251103_県立美術館
    ケヤキ
    20251103_県立美術館
  • ハルニレ

    基本情報

    • 学名:Ulmus davidiana var. japonica
    • 科名・属名:ニレ科ニレ属
    • 漢字名:春楡
    • 別名:ニレ(楡)

    名前の由来

    • 「ハル(春)」は、春に花が咲く
    • 「ニレ(楡)」は、アキニレ名前の由来参照

    生育地

    • 丘陵~山地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰色。縦に割れ目が入り、不規則な鱗片状にはがれる

    • 葉序:互生
    • 葉形:倒卵形、左右不相称(特に基部)、葉身長6~15cm、先端は急にとがる
    • 葉縁:重鋸歯
    • 葉脈:側脈は10~20対、鋸歯の先端に達する
    • 葉質:表面は微毛がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
    • 葉柄:4~16mm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:前年枝の葉腋に7~15個ずつ集まってつく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、長さ3mmほどの鐘形で、上部は浅く4裂。雄しべ4個。葯は赤褐色→暗褐色。花柱は2裂し、白い毛が密生
    • 開花期:3~5月、葉の展開前
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :長さ12~15cmの倒卵形で、周囲に膜状の翼、中心より少し上部に種子あり、翼には網状脈が鮮明、先端はくぼむ
    • 成熟期:5~6月

    種子

    • :1個
    • :長さ5~6mmの楕円形
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ3~5mmの卵形、芽鱗5~6個

    葉痕

    • :浅い半円形/三角形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • :合板や家具、彫刻材などに用いられる。割れにくいため、太鼓の胴や臼にも

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1878]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[160]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-290P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[336P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上175]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[117P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ハルニレ
    20230702_高山・市民の森
    ハルニレ
    20230702_高山・市民の森
    ハルニレ
    20240428_高山・市民の森
    ハルニレ
    20240428_高山・市民の森
    ハルニレ
    20240428_高山・市民の森
    ハルニレ
    20250309_高山・市民の森
    ハルニレ
    20250309_高山・市民の森
    ハルニレ
    20250309_高山・市民の森
    ハルニレ
    20250412_高山・市民の森
    ハルニレ
    20250412_高山・市民の森