アオイ科アオギリ属
漢字:青桐/梧桐
名前の由来:若い木の樹皮が緑色でキリに似た葉をつける。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株(ひとつの花序に雄花と雌花がまじる)、円錐花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡黄褐色
花期:5~7月
果実:袋果、種子が成熟する前に裂開し舟形となって果皮のふちに球状で皺のある種子を数個つける
果期:9~10月
備考:
中国原産。
果実は、1個の雌しべをつくっている5枚の心皮が開花後に離れてしまい、5個の分果になった。これらが熟すと、1枚の心皮の縁が合わさっていた部分に沿って裂け、舟のような形になり、縁に種子がついている。
昔、木材は、器具材や下駄材に利用し、幹や枝を黒焼きにして粉末にしたものは火傷に塗布した。種子は、炒っておやつにしたり、カフェインを含むため焙煎してコーヒーの代用にしたり、黒焼きにして円形脱毛症に用いた。
カテゴリー: 木本
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アオギリ Firmiana simplex
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アオキ Aucuba japonica
アオキ科アオキ属
漢字:青木
名前の由来:枝が青い。
樹形:常緑低木
葉:対生
花:雌雄異株、円錐花序、紫褐色
花期:3~5月
果実:核果、緑色→赤色
果期:12~5月
備考:
日本固有種。
葉を火であぶり、黒変したものをやけど、腫れ物などの患部に張る。
<陰樹>
林内の低木で、日陰に特化した陰樹。
大きな葉を水平に伸ばし、枝も緑色で、光合成して暗さに耐える。
樹体が大きくなると、消費するエネルギーも増えるため、3~5mに生長すると、その場で受ける光の量に応じて、幹から枯れ始める。
自らの樹体を捨てて株立ちで根本から新しい芽を出し再生する。
暗い環境の中では、株立ちで生き続ける木が生き残れる。