【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • ミツバアケビ Akebia trifoliata

    アケビ科アケビ属
    漢字:三葉木通
    名前の由来:
    「ミツバ(三葉)」は、3出複葉。
    「アケビ(木通)」は、アケビの名前の由来参照。
    樹形:蔓性落葉木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生、3出掌状複葉
    花:雌雄同株、総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、濃赤紫色
    花期:4~5月
    果実:液果、薄紫色、熟すと果皮が裂開する、種子は黒褐色
    果期:10月
    備考:アケビの備考参照。

    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
  • ミツデカエデ Acer cissifolium

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:三出楓
    名前の由来:
    「ミツデ(三出)」は、3出複葉。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、3出複葉、葉柄は紅色
    花:雌雄異株、総状花序、黄色
    花期:4~5月
    果実:翼果、翼は鋭角に開く
    果期:7~10月
    備考:
    日本固有種。
    葉柄、小葉に毛はあるが疎らで、葉裏脈液に毛叢がある。
    メグスリノキとの花序の違い>
    ミツデカエデは、5~15cmの細長い総状で垂れ下がり、20~30と多数の花が着くが、メグスリノキは、散形で垂れ下がり、花は1~5個で少ない。

    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240504_高山・市民の森
  • ミズメ Betula grossa

    カバノキ科カバノキ属
    漢字:水芽
    名前の由来:樹皮や太い枝が傷つくと水のような樹液がしみ出る。
    樹形:落葉高木
    葉:互生(長枝)、一対(短枝)
    花:雌雄同株(雄花序 長枝の先 下垂 褐黄色、雌花序 短枝の先 上向き 緑色)
    花期:4~5月
    果実:堅果が集まった複合果、褐色
    果期:10月
    備考:
    日本固有種。
    樹皮を傷つけるとサロメチール(サルチル酸メチル)の香りあり。
    材は重硬で肌目が緻密で美しく、弾力性に富んで割れにくく、狂いが少なく、加工性がよいため、家具材など多方面に用いられた。昔は弓材にも用いた。

    ミズメ
    20221112_高山・市民の森
    ミズメ
    20221112_高山・市民の森
    ミズメ
    20221112_高山・市民の森
    ミズメ
    20230502_高山・市民の森
    ミズメ
    20230502_高山・市民の森
    ミズメ
    20230502_高山・市民の森
  • ミズナラ Quercus crispula

    ブナ科コナラ属
    漢字:水楢
    別名:オオナラ(大楢)
    名前の由来:
    「ミズ(水)」は、材に水分を多く含む。
    「ナラ(楢)」は、コナラの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株
    花期:5~6月
    果実:堅果
    果期:秋
    備考:
    冷温帯でブナとともに夏緑樹林の主要な樹種。
    材は重硬で強度や弾性に優れ、建築内装材、家具材として有用。
    ウィスキーの樽材にも利用。
    薪炭材としても優れ、シイタケ栽培の原木にも用いられる。
    コナラとの違い>
    コナラの備考参照。

    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
  • ミズキ Cornus controversa

    ミズキ科ミズキ属
    漢字:水木
    名前の由来:春先に枝を切ると樹液/水が滴り落ちる。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、枝先に集まってつく(葉が重ならない)
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:核果、緑色→赤色→紫黒色
    果期:6~10月
    備考:
    葉の6~8本の側脈は、裏面に隆起し、湾曲して先端に向かうが、葉縁には届かない。
    葉をそっとちぎると、維管束の一部の白い糸が出てくる。
    材は重硬・緻密で加工性がよく、漆器木地や杓子、寄木細工、こけしに用いられる。
    白い花が平たく集まっていて、甲虫(ハナカミキリやハナムグリなど)が停まりやすくなっている。
    <仮軸分岐(かじくぶんし)>
    枝が車輪状に仮軸分岐して水平に張るため、階段状の樹形になる。
    主軸が短枝化し、代わって側枝が伸長することをくり返す。
    クマノミズキとの違い>

    葉と枝葉柄冬芽
    ミズキ互生長いものがまじる5月頃白い花が咲く数枚の芽鱗に包まれやや丸みがある
    クマノミズキ対生
    葉はミズキよりやや大きく細長い
    同じ長さ6月頃黄白色の花が咲く2枚の芽鱗に包まれ尖っており黒褐色
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20230502_高山・市民の森
    ミズキ
    20230502_高山・市民の森
    ミズキ
    20230502_高山・市民の森
    ミズキ
    20230702_高山・市民の森
    ミズキ
    20240303_高山・市民の森
    ミズキ
    20240303_高山・市民の森
    ミズキ
    20241108_高山・市民の森
    ミズキ
    20241108_高山・市民の森
  • マンリョウ Ardisia crenata

    サクラソウ科ヤブコウジ属
    漢字:万両
    名前の由来:
    カラタチバナを漢名で「百両金」と書くため、よく似た植物でより実の美しいセンリョウを「千両」、それより趣のあるマンリョウを「万両」とした説、
    カラタチバナの園芸品種が江戸時代に非常で高価で、百両以下では手に入れられない「百両金」と名づけ、これに準じて実の量が多いマンリョウを「万両」とした説あり。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、散形花序、白色
    花期:7~8月
    果実:核果、赤色
    果期:10月頃熟し、翌年の2月頃まで残る
    備考:
    江戸時代の植物ブームで、万両を出す価値があると鑑賞用に流通していた人気植物。センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)と続き、冬に赤い実のなる「千両、万両、有り通し」の語呂合わせで植えると金運に恵まれるとされ、庭先に植えられたり、正月飾りに用いる。

    マンリョウ
    20211103_その他
    マンリョウ
    20211103_その他
    マンリョウ
    20211114_その他
    マンリョウ
    20240303_高山・市民の森
  • マンサク Hamamelis japonica

    マンサク科マンサク属
    漢字:満作
    名前の由来:
    早春に他の木の花に先駆けて花が咲くので「まず咲く」説、
    枝に花をたくさん咲かせる様子から「豊年満作」説あり。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生
    花:両性花、黄色
    花期:3月頃
    果実:蒴果、2裂して光沢のある黒色の種子をはじき飛ばす
    果期:9~10月
    備考:
    日本固有種。
    葉は枯れても落ちにくく、春まで着いているものあり。
    材(枝)は極めて強靭で、薪や柴などを縛るのに縄の代わりに用いた。

    マンサク
    20220613_高山・市民の森
    マンサク
    20220613_高山・市民の森
    マンサク
    20220613_高山・市民の森
    マンサク
    20230702_高山・市民の森
    マンサク
    20230702_高山・市民の森
    マンサク
    20230702_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
  • マルバノキ Disanthus cercidifolius

    マンサク科マルバノキ属
    漢字:丸葉の木
    別名:ベニマンサク(紅満作)
    名前の由来:
    葉が丸い。
    「ベニマンサク(紅満作)」は、花の色が紅色で形がマンサクの花に似る。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、花期に紅葉
    花:両性花、暗紅紫色、背中合わせに2個、ドクダミに似たにおいあり
    花期:10~11月
    果実:蒴果、腎臓形、暗褐色、種子は黒色、熟すと2裂して種子を弾き飛ばす
    果期:花の咲いた翌年の秋
    備考:
    日本固有種。
    本州中部地方以西、四国に自生。
    落葉樹ではめずらしく、秋の落葉して休眠する時期に、紅葉しながら花を咲かせる。

    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
  • マルバウツギ Deutzia scabra

    アジサイ科ウツギ属
    漢字:丸葉空木
    名前の由来:
    「マルバ(丸葉)」は、葉の形がウツギより円い。
    「ウツギ(空木)」は、ウツギの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:4~6月
    果実:蒴果
    果期:10~11月
    備考:
    株立ちし枝を分ける。
    全体に星状毛を密生する。
    花序をつける枝の葉は無柄。

    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20230423_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20230423_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20230423_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20250105_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20250105_朝鮮岩
  • マルバアオダモ Fraxinus sieboldiana

    モクセイ科トネリコ属
    漢字:丸葉青梻
    名前の由来:
    「マルバ(丸葉)」は、葉の形ではなく、葉縁の鋸歯が低く不明慮。
    「アオダモ(青梻)」は、アオダモの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、奇数羽状複葉
    花:雌雄異株(雄株と両性花)、円錐花序、白色
    花期:4~5月
    果実:翼果
    果期:10~11月
    備考:
    アオダモの備考参照。
    アオダモとの違い>
    葉の鋸歯が低く不明瞭だが、アオダモは明瞭。
    若枝、葉軸、花軸などに微細な粉状毛あり。
    基部の小葉が特に丸みが強く小型。

    マルバアオダモ
    20230702_高山・市民の森
    マルバアオダモ
    20230702_高山・市民の森
    マルバアオダモ
    20230702_高山・市民の森
    マルバアオダモ
    20240608_遊木の森
    マルバアオダモ
    20240608_遊木の森
    マルバアオダモ
    20240608_遊木の森