【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

カテゴリー: 木本

  • ミヤマイボタ Ligustrum tschonoskii

    モクセイ科イボタノキ属
    漢字:深山水蝋/深山疣取
    名前の由来:
    「ミヤマ(深山)」は、山に生える。
    「イボタ(水蝋/疣取)」は、イボタノキの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:5~7月
    果実:液果状の核果、黒紫色
    果期:10~11月
    備考:
    イボタノキの備考参照。
    イボタノキとの違い>
    ミヤマイボタは葉先が尖るが、イボタノキは丸みを帯びる。
    ミヤマイボタは短枝がよく発達する。
    ミヤマイボタは本州中部では、標高が1000~2000m付近の山地に生える。イボタノキはそれより低い低地に生える。

    ミヤマイボタ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ミヤマイボタ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ミヤマイボタ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ミヤマイボタ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ミミズバイ Symplocos glauca

    ハイノキ科ハイノキ属
    漢字:蚯蚓灰
    名前の由来:
    ハイノキの仲間で、果実がミミズの頭に似ている。
    「ハイノキ(灰の木)」は、木灰を染色の媒染剤に用いた。
    樹形:常緑小高木
    葉:互生
    花:両性花、穂状花序、白色
    花期:7~8月
    果実:核果、紫黒色
    果期:翌年の秋から冬
    備考:茎葉に異臭あり。

    ミミズバイ
    20231016_県立森林公園
    ミミズバイ
    20231016_県立森林公園
    ミミズバイ
    20231016_県立森林公園
    ミミズバイ
    20231016_県立森林公園
    ミミズバイ
    20231124_有度山
    ミミズバイ
    20231124_有度山
    ミミズバイ
    20231124_有度山
    ミミズバイ
    20240310_朝鮮岩
    ミミズバイ
    20240410_有度山
    ミミズバイ
    20240410_有度山
    ミミズバイ
    20250404_県立美術館
    ミミズバイ
    20250404_県立美術館
  • ミツマタ Edgeworthia chrysantha

    ジンチョウゲ科ミツマタ属
    漢字:三椏
    名前の由来:枝が3分岐(三股)する。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、筒状花の集まった頭状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄色
    花期:3~4月
    果実:核果(瘦果の記述もあり)、緑色で有毛、宿存萼に包まれる
    果期:6~7月
    備考:
    中国原産。
    内皮繊維が強靭で手ではちぎれない。和紙の原料となり、特に紙幣に用いる。
    コウゾやミツマタの樹皮をたたいて、樹皮細胞の中からリグニン分を取り除き、セルロースを取り出して水に浮かせて漉きとると、和紙ができる。
    (参考)
    「セルロース」「リグニン」「ヘミセルロース」は樹木の主要化学成分。セルロースは、主に細胞の⼆次壁部分(細胞壁の主要部分)に存在し、樹⽊を⽀える役割を果たしている。リグニンは、特に細胞間に⾼濃度で存在し、細胞壁と細胞壁をくっつける役割を果たしている。ヘミセルロースは、セルロースと同様に、主に⼆次壁部分に存在するが、その役割についてはよくわかっていない。

    ミツマタ
    20211113_高山・市民の森
    ミツマタ
    20211113_高山・市民の森
    ミツマタ
    20211113_高山・市民の森
    ミツマタ
    20220613_高山・市民の森_
    ミツマタ
    20220613_高山・市民の森_
    ミツマタ
    20240331_高山・市民の森
    ミツマタ
    20240331_高山・市民の森
    ミツマタ
    20240331_高山・市民の森
    ミツマタ
    20250309_高山・市民の森
    ミツマタ
    20250309_高山・市民の森
    ミツマタ
    20250309_高山・市民の森
  • ミツバツツジ Rhododendron dilatatum

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:三葉躑躅
    名前の由来:
    「ミツバ(三葉)」は、枝先に菱形の葉を3枚輪生する。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、枝先に3個輪生
    花:両性花、紅紫色
    花期:4~5月
    果実:蒴果
    果期:7~9月
    備考:
    ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。
    <他のミツバツツジ類との違い>
    雄しべが5本、他は10本。
    花柄に腺毛がある。他はなし。

    ミツバツツジ
    20230619_富士山こどもの国
    ミツバツツジ
    20230619_富士山こどもの国
  • ミツバウツギ Staphylea bumalda

    ミツバウツギ科ミツバウツギ属
    漢字:三葉空木
    名前の由来:
    「ミツバ(三葉)」は、葉が三出複葉。
    「ウツギ(空木)」は、白い花がウツギに似ている。
    樹形:落葉低木
    葉:対生、3出複葉
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:5月
    果実:蒴果、褐色、種子は光沢のある淡黄色
    果期:9~11月
    備考:
    若葉は山菜になる。
    材は堅く箸は櫛に用いる。
    袋状の果実は偏平で矢筈のような形をしており、振ると種子がカラカラと音を立てることもある?

    ミツバウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ミツバウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ミツバウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ミツバウツギ
    20230502_高山・市民の森
    ミツバウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ミツバウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ミツバウツギ
    20230626_富士山こどもの
    ミツバウツギ
    20230817_西臼塚
    ミツバウツギ
    20230817_西臼塚
    ミツバウツギ
    20230817_西臼塚
  • ミツバアケビ Akebia trifoliata

    アケビ科アケビ属
    漢字:三葉木通
    名前の由来:
    「ミツバ(三葉)」は、3出複葉。
    「アケビ(木通)」は、アケビの名前の由来参照。
    樹形:蔓性落葉木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生、3出掌状複葉
    花:雌雄同株、総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、濃赤紫色
    花期:4~5月
    果実:液果、薄紫色、熟すと果皮が裂開する、種子は黒褐色
    果期:10月
    備考:アケビの備考参照。

    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
    ミツバアケビ
    20231016_県立森林公園
  • ミツデカエデ Acer cissifolium

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:三出楓
    名前の由来:
    「ミツデ(三出)」は、3出複葉。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、3出複葉、葉柄は紅色
    花:雌雄異株、総状花序、黄色
    花期:4~5月
    果実:翼果、翼は鋭角に開く
    果期:7~10月
    備考:
    日本固有種。
    葉柄、小葉に毛はあるが疎らで、葉裏脈液に毛叢がある。
    メグスリノキとの花序の違い>
    ミツデカエデは、5~15cmの細長い総状で垂れ下がり、20~30と多数の花が着くが、メグスリノキは、散形で垂れ下がり、花は1~5個で少ない。

    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20250412_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20250412_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20250412_高山・市民の森
  • ミズメ Betula grossa

    カバノキ科カバノキ属
    漢字:水芽
    名前の由来:樹皮や太い枝が傷つくと水のような樹液がしみ出る。
    樹形:落葉高木
    葉:互生(長枝)、一対(短枝)
    花:雌雄同株(雄花序 長枝の先 下垂 褐黄色、雌花序 短枝の先 上向き 緑色)
    花期:4~5月
    果実:堅果が集まった複合果、褐色
    果期:10月
    備考:
    日本固有種。
    樹皮を傷つけるとサロメチール(サルチル酸メチル)の香りあり。
    材は重硬で肌目が緻密で美しく、弾力性に富んで割れにくく、狂いが少なく、加工性がよいため、家具材など多方面に用いられた。昔は弓材にも用いた。

    ミズメ
    20221112_高山・市民の森
    ミズメ
    20221112_高山・市民の森
    ミズメ
    20221112_高山・市民の森
    ミズメ
    20230502_高山・市民の森
    ミズメ
    20230502_高山・市民の森
    ミズメ
    20230502_高山・市民の森
  • ミズナラ Quercus crispula

    ブナ科コナラ属
    漢字:水楢
    別名:オオナラ(大楢)
    名前の由来:
    「ミズ(水)」は、材に水分を多く含む。
    「ナラ(楢)」は、コナラの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株
    花期:5~6月
    果実:堅果
    果期:秋
    備考:
    冷温帯でブナとともに夏緑樹林の主要な樹種。
    材は重硬で強度や弾性に優れ、建築内装材、家具材として有用。
    ウィスキーの樽材にも利用。
    薪炭材としても優れ、シイタケ栽培の原木にも用いられる。
    コナラとの違い>
    コナラの備考参照。

    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
    ミズナラ
    20221012_しらびそ高原
  • ミズキ Cornus controversa

    ミズキ科ミズキ属
    漢字:水木
    名前の由来:春先に枝を切ると樹液/水が滴り落ちる。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、枝先に集まってつく(葉が重ならない)
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:核果、緑色→赤色→紫黒色
    果期:6~10月
    備考:
    葉の6~8本の側脈は、裏面に隆起し、湾曲して先端に向かうが、葉縁には届かない。
    葉をそっとちぎると、維管束の一部の白い糸が出てくる。
    材は重硬・緻密で加工性がよく、漆器木地や杓子、寄木細工、こけしに用いられる。
    白い花が平たく集まっていて、甲虫(ハナカミキリやハナムグリなど)が停まりやすくなっている。
    <仮軸分岐(かじくぶんし)>
    枝が車輪状に仮軸分岐して水平に張るため、階段状の樹形になる。
    主軸が短枝化し、代わって側枝が伸長することをくり返す。
    クマノミズキとの違い>

    葉と枝葉柄冬芽
    ミズキ互生長いものがまじる5月頃白い花が咲く数枚の芽鱗に包まれやや丸みがある
    クマノミズキ対生
    葉はミズキよりやや大きく細長い
    同じ長さ6月頃黄白色の花が咲く2枚の芽鱗に包まれ尖っており黒褐色
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20220613_高山・市民の森
    ミズキ
    20230502_高山・市民の森
    ミズキ
    20230502_高山・市民の森
    ミズキ
    20230502_高山・市民の森
    ミズキ
    20230702_高山・市民の森
    ミズキ
    20240303_高山・市民の森
    ミズキ
    20240303_高山・市民の森
    ミズキ
    20250407_朝霧高原
    ミズキ
    20241108_高山・市民の森
    ミズキ
    20250309_高山・市民の森
    ミズキ
    20250309_高山・市民の森
    ミズキ
    20250412_高山・市民の森
    ミズキ
    20250427_高山・市民の森