キク科ヒヨドリバナ属
漢字:四葉鵯
名前の由来:
「ヨツバ(四葉)」は、葉が4枚(5,6枚もあり)輪生する。
「ヒヨドリ(鵯)」は、ヒヨドリバナの名前の由来参照。
葉:3~6枚輪生
花:筒状花の集まった頭状花序、淡紫色
花期:8~9月
習性:多年草
備考:
奥山に生える。
<フジバカマ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリとの葉の違い>
ヒヨドリバナの備考参照。
タグ: キク科
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アキノキリンソウ Solidago virgaurea ssp. asiatica
キク科アキノキリンソウ属
漢字:秋の麒麟草
名前の由来:
「アキノ(秋の)」は、晩夏から秋に花が咲く。
「キリンソウ(麒麟草)」は、ベンケイソウ科のキリンソウに似た花が咲く。
葉:茎葉は互生
花:まわりの舌状花(雌性)と中心の筒状花(両性)の集まった頭状花序、黄色
花期:8~11月
果実:瘦果、冠毛あり
習性:多年草
備考:
<ミヤマアキノキリンソウ(Solidago virgaurea subsp. leiocarpa)との違い>
ミヤマアキノキリンソウはアキノキリンソウの高山型とされ、花が頂部に固まってつく傾向があるのに対してアキノキリンソウは比較的まばらにつく。厳密な区別は難しい。ミヤマアキノキリンソウ
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フジアザミ Cirsium purpuratum
キク科アザミ属
漢字:富士薊
名前の由来:
「フジ(富士)」は、富士山麓に多く生える。
「アザミ(薊)」は、ノアザミの名前の由来参照。
葉:茎葉は互生、根生葉はとげが多い
花:筒状花の集まった頭状花序、紅紫色、下向き
花期:8~10月
習性:多年草
備考:
頭花は直径10cmにもなる。
根は食用になる。 -
ヒヨドリバナ Eupatorium chinense
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ハハコグサ Gnaphalium affine
キク科ハハコグサ属
漢字:母子草
別名:ホオコグサ、オギョウ
名前の由来:
葉や茎が白い綿毛に覆われている様子を、母親が子を包み混んでいるように見立てた説、
葉を餅に入れて草団子にして食べた「葉っこ草」が転訛した説など諸説あり。
「ホオコグサ」は、茎の白毛、頭花の冠毛がほおけ立っている。
葉:互生
花:頭状花序、筒状花(中心の両性花の周りに雌花)、黄色
花期:4~6月
果実:瘦果、黄白色の冠毛あり
習性:2年草
備考:
春の七草のオギョウ(御行)はロゼット。
全草を細かく刻んで乾燥させたものは生薬「鼠麹草(そきくそう)」と呼び、咳止め、痰切りに用いた。
かつてはハハコグサを摘んで蒸してついて「母子餅(ほうこもち)」を食べる習慣があったが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起がよくない」として、ヨモギが草餅に使われるようになった。