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タグ: キク科

  • ノコンギク Aster microcephalus var. ovatus

    キク科シオン属
    漢字:野紺菊
    名前の由来:
    野に生えるコンギク(紺菊)。
    「コンギク(紺菊)」は、花が紺色の菊。
    葉:互生、粗い鋸歯、両面に毛がありざらつく、
    花:まわりに1列に並んだ舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序、舌状花は淡青紫色で筒状花は黄色
    花期:8~11月
    果実:瘦果、4~6mmの冠毛あり
    習性:多年草
    備考:[2-3787][2981][野542P, 山514P]

    ノコンギク
    20251103_県立美術館
    ノコンギク
    20251103_県立美術館
    ノコンギク
    20251103_県立美術館
  • リュウノウギク Chrysanthemum makinoi

    キク科キク属
    漢字:竜脳菊
    名前の由来:茎や葉に含まれる揮発油の香りが竜脳に似ている。竜脳は、東南アジア原産のフタバガキ科のリュウノウジュ(竜脳樹)の樹脂から得られる天然香料。樟脳の香りに似ている。
    葉:互生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序、舌状花は白色(淡紅色を帯びるものもある)、総苞片は3列に並びほぼ同じ長さ
    花期:10~11月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:[2-3905][3096][山495P 野517P]

    リュウノウギク
    20251029_寸又峡
    リュウノウギク
    20251029_寸又峡
    リュウノウギク
    20251029_寸又峡
    リュウノウギク
    20251112_寸又峡
  • ナガバノコウヤボウキ Pertya glabrescens

    キク科コウヤボウキ属
    漢字:長葉の高野箒
    名前の由来:
    葉が長い「コウヤボウキ」。
    「コウヤボウキ(高野箒)」は、コウヤボウキの名前の由来参照。樹形:落葉低木
    葉:1年枝は互生で卵形、2年枝は節毎に束生で長楕円形で小低鋸歯あり
    花:両性花、筒状花の集まった頭状花序、2年枝の束生した葉の中央、白色、虫媒花
    花期:8~9月
    果実:瘦果、長さ7mm、先端に淡褐色の冠毛あり、風散布
    果期:9~10月
    備考:[2-3755][2946][3-486][723P][下336]
    日本固有種。
    コウヤボウキは枝に短毛が密生するが、本種は無毛。

    ナガバノコウヤボウキ
    20251029_寸又峡
    ナガバノコウヤボウキ
    20251029_寸又峡
  • ダンドボロギク Erechtites hieraciifolius

    キク科タケダグサ属
    漢字:段戸襤褸菊
    名前の由来:
    「ダンド(段戸)」は、愛知県の段戸山で帰化が確認された。
    「ボロギク(襤褸菊)」は、白い冠毛が、古くなった布切れであるボロのように見える説、
    サワギク(ボロギク)に似るが、その頭花が集まって咲く様子が、ボロ切れが集まったように見える説あり。
    葉:互生
    花:筒状花の集まった頭状花序、黄色、総苞片が1列に並ぶ
    花期:9~10月
    果実:瘦果
    習性:1年草
    備考:北アメリカ原産。

    ダンドボロギク
    20250914_高山・市民の森
    ダンドボロギク
    20250914_高山・市民の森
    ダンドボロギク
    20250914_高山・市民の森
  • シロヨメナ Aster ageratoides var. ageratoides

    キク科シオン属
    漢字:白嫁菜
    別名:ヤマシロギク(山白菊)
    名前の由来:
    ヨメナに似て花が白い。または、芽立ちの茎が赤味を帯びない。
    「ヨメナ(嫁菜)」は、ムコナ(シラヤマギク)に対したなど諸説あり。
    葉:互生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序、舌状花は白色
    花期:8~11月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:
    <イナカギクとの違い>
    茎の下部は無毛。
    葉は茎を抱かない。

    シロヨメナ
    20250819_まなびの森
    シロヨメナ
    20250819_まなびの森
    シロヨメナ
    20250825_まなびの森
  • ヒメジョオン Erigeron annuus

    キク科ムカシヨモギ属
    漢字:姫女苑
    名前の由来:中国語で「ジョオン(女苑)」と呼ばれるヒメシオンという植物に似ていて、その花より小さい。
    葉:茎葉は互生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序
    花期:6~10月
    習性:1~2年草(越年草の記述もあり)
    備考:
    北アメリカ原産。
    若芽は食べられる。
    <ハルジオンとの違い>
    ハルジオンの備考参照。

    ヒメジョオン
    20250720_県立美術館
    ヒメジョオン
    20250720_県立美術館
    ヒメジョオン
    20250720_県立美術館

  • ニガナ Ixeridium dentatum

    キク科ニガナ属
    漢字:苦菜
    名前の由来:茎や葉を切ると苦味のある乳液が出る。
    葉:茎葉は互生
    花:舌状花(通常5個)の集まった頭状花序、黄色
    花期:5~7月
    果実:瘦果
    習性:多年草

    ニガナ
    20250430_県立美術館
    ニガナ
    20250430_県立美術館
    ニガナ
    20250430_県立美術館
  • ヨツバヒヨドリ Eupatorium glehnii

    キク科ヒヨドリバナ属
    漢字:四葉鵯
    名前の由来:
    「ヨツバ(四葉)」は、葉が4枚(5,6枚もあり)輪生する。
    「ヒヨドリ(鵯)」は、ヒヨドリバナの名前の由来参照。
    葉:3~6枚輪生
    花:筒状花の集まった頭状花序、淡紫色
    花期:8~9月
    習性:多年草
    備考:
    奥山に生える。
    フジバカマヒヨドリバナサワヒヨドリとの葉の違い>
    ヒヨドリバナの備考参照。

    ヨツバヒヨドリ
    20230724_八島湿原
    ヨツバヒヨドリ
    20230724_八島湿原
    ヨツバヒヨドリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ヨツバヒヨドリ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ヤハズヒゴタイ Saussurea triptera

    キク科トウヒレン属
    漢字:矢筈平江帯
    名前の由来:
    「ヤハズ(矢筈)」は、葉の付け根の形が矢をつがえる矢筈に似る。
    「ヒゴタイ(平江帯)」は、キク科の「ヒゴタイ」に似るが、由来は不明。
    葉:茎葉は互生
    花:筒状花が集まった頭状花序、淡紅紫色
    花期:8~10月
    習性:多年草
    備考:
    亜高山帯から高山帯に生える。
    茎には翼あり。

    ヤハズヒゴタイ
    20230821_宝永遊歩道
    ヤハズヒゴタイ
    20230821_宝永遊歩道
  • ミヤマオトコヨモギ Artemisia pedunculosa

    キク科ヨモギ属
    漢字:深山男蓬
    名前の由来:
    奥山に生える「オトコヨモギ」。
    「オトコヨモギ(男蓬)」は、漢名「牡蒿(ぼうこう)」の訳で、種子が小さいために種子がないものと誤認して、牡と名づけた説、
    果実がヨモギに比べて小さく、雌花だけ結実し、両性花は結実しない説あり。
    葉:茎葉は互生
    花:筒状花(雌花と両性花)の集まった頭状花序、下向き、淡黄色
    花期:7~8月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:亜高山帯に生える。

    ミヤマオトコヨモギ
    20230817_富士山五合目付近
    ミヤマオトコヨモギ
    20230817_富士山五合目付近