キク科ムカシヨモギ属
漢字:春紫苑
名前の由来:秋に咲くキク科の「シオン(紫苑)」に似ていて、春に咲く。
葉:茎葉は互生
花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序
花期:5~7月
習性:多年草
備考:
北アメリカ原産。
若芽は食べられる。
<ヒメジョオンとの違い>
茎 | 葉の基部 | つぼみ | ロゼット | |
ハルジオン | 中空 | 茎を抱く | 下向きに垂れる | 葉柄がはっきりしない 花期にも残る |
ヒメジョオン | 中空ではない | 茎を抱かない | 下を向かない | 葉柄がはっきりしている 花期は消える |
【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。
キク科ムカシヨモギ属
漢字:春紫苑
名前の由来:秋に咲くキク科の「シオン(紫苑)」に似ていて、春に咲く。
葉:茎葉は互生
花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序
花期:5~7月
習性:多年草
備考:
北アメリカ原産。
若芽は食べられる。
<ヒメジョオンとの違い>
茎 | 葉の基部 | つぼみ | ロゼット | |
ハルジオン | 中空 | 茎を抱く | 下向きに垂れる | 葉柄がはっきりしない 花期にも残る |
ヒメジョオン | 中空ではない | 茎を抱かない | 下を向かない | 葉柄がはっきりしている 花期は消える |
キク科ハハコグサ属
漢字:母子草
別名:ホオコグサ、オギョウ
名前の由来:
葉や茎が白い綿毛に覆われている様子を、母親が子を包み混んでいるように見立てた説、
葉を餅に入れて草団子にして食べた「葉っこ草」が転訛した説など諸説あり。
「ホオコグサ」は、茎の白毛、頭花の冠毛がほおけ立っている。
葉:互生
花:頭状花序、筒状花(中心の両性花の周りに雌花)、黄色
花期:4~6月
果実:瘦果、黄白色の冠毛あり
習性:2年草
備考:
春の七草のオギョウ(御行)はロゼット。
全草を細かく刻んで乾燥させたものは生薬「鼠麹草(そきくそう)」と呼び、咳止め、痰切りに用いた。
かつてはハハコグサを摘んで蒸してついて「母子餅(ほうこもち)」を食べる習慣があったが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起がよくない」として、ヨモギが草餅に使われるようになった。
キク科アザミ属
漢字:野薊
名前の由来:
「ノ(野)」は、野原に多い。
「アザミ(薊)」は、トゲに触れて「あざむ(興ざめする)」に由来する。
葉:茎葉は互生、基部は茎を抱く、とげが多い
花:筒状花の集まった頭状花序、紅紫色
花期:5~8月
習性:多年草
備考:
総苞片は6~7裂で直立し、粘着する。
<雄性先熟>
アザミの仲間は花に虫が触ると、その刺激で筒状の葯(葯筒)の花糸が弓形に縮み、葯筒の中の花柱にある毛(集粉毛)が葯筒の上部にある花粉を外へ押し出す。この時、雌しべは成熟していないので受粉はしない。自分の株の花粉がなくなった頃、成熟して他の株の花粉を受粉する。
キク科タンポポ属
漢字:西洋蒲公英
名前の由来:
「セイヨウ(西洋)」は、ヨーロッパ原産。
「タンポポ(蒲公英)」は、花の蕾を「鼓(づづみ)」に見立て、鼓を叩く音で「タン、ポ、ポ」説など諸説あり。
葉:
花:舌状花の集まった頭状花序、黄色
花期:3~9月
果実:瘦果
習性:多年草
備考:
食べられる。
民間薬として健胃、整腸、解熱、発汗、催乳に用いた。
<在来種との違い>
在来種は、総苞片が瓦状に重なり合う。舌状花の雌しべは真っ直ぐ伸びているか、ゆるくわん曲している。
外来種は、総苞片がくるりと反り返る。舌状花の雌しべの先が強くカールしている。
セイヨウタンポポと在来のタンポポの交雑により雑種も増えている。
<在来種との生態的な性質の違い>
・春だけでなく、夏から冬も開花結実し、多数のタネをつける。
・タネは在来種に比べて軽く、遠くまで飛ぶ。
・タネの発芽温度は幅広く、いつでも発芽できる。
・成熟が早く、小さな個体でも開花する。
・一年を通じて葉を広げ、光合成を行う。
・染色体数の面で3倍体である。
・無融合生殖によってタネをつくる。
→ 外来種は、都会のような環境で有利。
在来種(自家不和合性)は、自然度の高い環境で有利。
<無融合生殖(無性生殖の一型)>
雌しべの体細胞が減数分裂や受精という過程を経ず、そのまま育って種子になる。
種子やそれが育った娘植物は、完全に親と同一な遺伝子をもつ「クローン」。
[利点]
受粉が不要。
増殖スピードが、有性生殖に比べて2倍(子を産む雌のみ)の速さ。
[欠点]
病気が流行したり環境が変化した場合に同じ運命をたどることになり、全滅の危険性が高い。