【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

タグ: ツツジ科

  • スノキ Vaccinium smallii var. glabrum

    ツツジ科スノキ属
    漢字:酢の木
    別名:コウメ(小梅)
    名前の由来:
    葉を噛むと酸味があり酸っぱい。
    「コウメ(小梅)」は、果実の酸味を梅の実になぞらえた。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、総状花序、鐘形、下垂、緑白色(まれに紅色)
    花期:5~7月
    果実:液果、緑色→紫黒色、先端に5個の萼歯が残る
    果期:7~8月
    備考:熟した果実は甘酸っぱく食べられる。口の中が紫色に染まる。

    スノキ
    20231023_県立森林公園
    スノキ
    20231023_県立森林公園
    スノキ
    20240911_箱根湿生花園
    スノキ
    20240911_箱根湿生花園
    スノキ
    20240911_箱根湿生花園
    スノキ
    20241121_環境省生物多様性センター
    スノキ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • シロヤシオ(ゴヨウツツジ) Rhododendron quinquefolium

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:白八入/白八汐
    別名:ゴヨウツツジ(五葉躑躅)
    名前の由来:
    「白」は、花の色。
    「八入(やしお)」は、布を幾度も染汁(そめしる)に浸して濃く染めること。八は多いことを意味し、純白の花の色が布を幾度も染めるほど鮮やかに見える。
    「ゴヨウツツジ(五葉躑躅)」は、葉が5個輪生するツツジ。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生
    花:両性花、白色
    花期:5月下旬~6月
    果実:蒴果
    果期:9~10月
    備考:ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。

    シロヤシオ
    20230527_岩岳
    シロヤシオ
    20230527_岩岳
    シロヤシオ
    20230527_岩岳
    シロヤシオ
    20230527_岩岳
    シロヤシオ
    20230527_岩岳
  • シャシャンボ Vaccinium bracteatum

    ツツジ科スノキ属
    漢字:小小坊
    名前の由来:丸い小さな果実を多数つける様子を「小さい坊や」の意味で「小小ん坊(ささんぼ)」と呼んだものが転訛した。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、総状花序、白色
    花期:5~7月
    果実:液果、紫黒色
    果期:9~10月
    備考:
    葉裏の主脈に数個の小さい突起があり、他と区別できる。
    花柄の基部に葉状の苞葉があり、花後も残存して大きくなり、果実が熟してもついている。
    果実は、甘酸っぱくて食べられる。
    材は堅く重く、床柱、くり物細工、家具に用いた。

    シャシャンボ
    20220801_県立美術館
    シャシャンボ
    20220801_県立美術館
    シャシャンボ
    20230804_県立美術館
    シャシャンボ
    20230804_県立美術館
    シャシャンボ
    20230804_県立美術館
    シャシャンボ
    20231016_県立森林公園
    シャシャンボ
    20231016_県立森林公園
    シャシャンボ
    20231016_県立森林公園
  • サラサドウダン Enkianthus campanulatus

    ツツジ科ドウダンツツジ属
    漢字:更紗灯台/更紗満天星
    名前の由来:
    「サラサ(更紗)」は、花冠が更紗染め(さらさぞめ)の模様に似ている。
    「ドウダン(灯台)」は、ドウダンツツジの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、枝先に集まる
    花:両性花、下垂する総状花序、淡紅白色で紅色の縦筋あり
    花期:5~7月
    果実:蒴果、熟すと5裂し不規則な翼をもった種子を散らす
    果期:9~11月
    備考:果穂は下垂するが、果実は上を向く。

    サラサドウダン
    20230527_地蔵峠
    サラサドウダン
    20230527_地蔵峠
    サラサドウダン
    20230527_地蔵峠
    サラサドウダン
    20230527_地蔵峠
    サラサドウダン
    20230619_富士山こどもの国
    サラサドウダン
    20230619_富士山こどもの国
    サラサドウダン
    20230619_富士山こどもの国
    サラサドウダン
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    サラサドウダン
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    サラサドウダン
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
  • サツキ Rhododendron indicum

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:皐月
    別名:サツキツツジ(皐月躑躅)
    名前の由来:陰暦の5月(皐月)に花が咲く。
    樹形:半落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、朱赤色
    花期:5~7月
    果実:蒴果
    果期:9~12月
    備考:ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。

    サツキ
    20240515_その他
    サツキ
    20240515_その他
    サツキ
    20240515_その他
  • コバノイチヤクソウ Pyrola alpina

    ツツジ科イチヤクソウ属
    漢字:小葉の一薬草
    名前の由来:
    「コバノ(小葉の)」は、イチヤクソウより葉が小さい。
    「イチヤクソウ(一薬草)」は、全草を1本まるごと乾燥させて薬用にする。
    葉:
    花:白色
    花期:7~8月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:亜高山帯に生える。

    コバノイチヤクソウ
    20230817_宝永遊歩道
  • ギンリョウソウ Monotropastrum humile

    ツツジ科ギンリョウソウ属
    漢字:銀竜草
    別名:ユウレイタケ(幽霊茸)
    名前の由来:
    下向きにつく花と鱗片葉を銀色の竜に見立てた。
    「ユウレイタケ(幽霊茸)」は、薄暗い森林内で、白くひっそりと咲くのを幽霊に見立てた。
    葉:互生、葉の退化した鱗片葉
    花:白色
    花期:5~8月
    果実:液果、熟すと種子を落とす
    習性:多年草
    備考:
    光合成をしないため、葉緑素をもたない。
    <菌従属栄養植物>
    菌類に寄生して栄養を奪うため、「菌従属栄養植物」と呼ばれる。
    ギンリョウソウの場合、外生菌根菌(ベニタケ科(ベニタケ属・チチタケ属)のキノコ)を根に誘導して養分吸収器官を作らせ、外生菌根菌が樹木から獲得した栄養分を奪う。
    <ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)との違い>
    花期が8~9月(本種より遅い)。
    果実は蒴果で、果実は直立して上向きにつく。
    本種は黒く腐ったように枯れるのに対して、褐色のかさかさした感じに枯れる。

    ギンリョウソウ
    20240414_有度山
    ギンリョウソウ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • イワナンテン Leucothoe keiskei

    ツツジ科イワナンテン属
    漢字:岩南天
    名前の由来:岩場に生え、葉が「ナンテン(南天)」に似る。
    樹形:常緑低木、枝は垂れ下がる
    葉:互生
    花:両性花、総状花序、下垂、白色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、上向き
    果期:10月頃

    イワナンテン
    20240918_箱根湿生花園
    イワナンテン
    20240918_箱根湿生花園
  • アセビ Pieris japonica

    ツツジ科アセビ属
    漢字:馬酔木
    名前の由来:
    万葉集で「あしび」の名で読まれており、有毒の実を指す「悪し実(あしみ)」を意味する説が有力。
    酔った馬が足を曳(ひ)く「脚曳き」説、
    足が痺(しび)れるので「足痺れ」から転訛した説など諸説あり。
    漢字「馬酔木」は当て字とされ、馬が食べると酩酊状態になる様子を表現。
    樹形:常緑低木
    葉:互生、枝先に集まる
    花:両性花、下垂、複総状花序、白色
    花期:3~4月
    果実:蒴果、褐色、先端に花柱が残る
    果期:9~10月
    備考:
    葉や花に有毒成分が含まれ、中毒すると嘔吐、腹痛、下痢、四股麻痺などを起こす。奈良公園にアセビが多いのは、鹿が食べないため。葉の煎液は、殺虫剤に用いた。
    ツツジ科の植物は、葉や花に有毒物質を含むものが多い。
    鳥媒花:開花時期は、まだ昆虫が少ないため、メジロなどが花粉を媒介する。

    アセビ
    20211026_駿府城公園
    アセビ
    20211026_駿府城公園
    アセビ
    20220321_その他
    アセビ
    20220321_その他
    アセビ
    20220801_県立美術館
    アセビ
    20220801_県立美術館
    アセビ
    20220801_県立美術館
    アセビ
    20240407_駿府城公園
    アセビ
    20240407_駿府城公園
  • アズマシャクナゲ Rhododendron degronianum

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:東石楠花
    名前の由来:
    「アズマ」は、東日本に多い。
    「シャクナゲ」は、漢名「石南花」を呉音(ごおん)読みした「しゃくなんげ」が転訛したものだが、「石南花」は、本来バラ科のオオカナメモチで誤用。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、淡紅紫~紅紫色
    花期:5~6月
    果実:蒴果
    果期:7~10月

    アマギシャクナゲ
    20211113_高山・市民の森
    アマギシャクナゲ
    20211113_高山・市民の森
    アマギシャクナゲ
    20211113_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240428_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240428_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240428_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20241108_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20241108_高山・市民の森