【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

タグ: トウダイグサ科

  • シナアブラギリ

    基本情報

    • 学名:Vernicia fordii
    • 科名・属名:トウダイグサ科アブラギリ属
    • 漢字名:支那油桐
    • 別名:オオアブラギリ(大油桐)

    名前の由来

    • 「シナ(支那)」は、中国原産
    • 「アブラギリ(油桐)」は、葉がキリに似ていて、種子から油(桐油:とうゆ)を採った
    • 「オオアブラギリ(大油桐)」は、花や果実がアブラギリより少し大きい

    生育地

    • 中国原産。大正時代に渡来
    • 果実が大きく、アブラギリより桐油がたくさん採れることから、油を採る目的で中国から移入され、野生化している

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色でなめらか。小さな皮目あり

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形、不分裂または3浅裂もあり、葉身長12~22cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:裏面全体に褐色の細毛あり
    • 葉柄:6~25cm
    • 葉身基部表側にいぼ状の蜜腺が1対あり。アブラギリのような柄はない

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序:枝先に円錐花序をだし、白い花をつける
      • 雄花序:雄花が多数、まれに雌花がまじる
      • 雌花序:単生または少数
    • 花被:花弁は5~10個、基部に褐紫色の筋あり、萼2裂
      • 雄花:雄しべは内外2列に並び、内側が長い
      • 雌花:子房は楕円形。花柱は3~5個で、先は2裂
    • 開花期:5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :直径3~4.5cmの球形で溝なし、先端が急にとがる
    • 成熟期:10~11月、裂開しない

    種子

    • :4~5個
    • :長さ約2.5cm
    • 散布方法:重力散布?

    冬芽

    • 鱗芽
    • 頂芽は大きく発達し、側芽は小さい。頂芽は卵形で長さ8~12mm、芽鱗4~6個

    葉痕

    • :半円~楕円形
    • 維管束痕:多数、環状に並ぶ

    用途

    • 種子:乾燥して温庄搾(おんあっさく)して得られる桐油は、和紙に染み込ませて油紙とし、和傘や提灯、雨合羽などに用いたり、印刷用インク、ニスなどにも用いた。毒性あり
    • 樹皮:材は床板や下駄材、樹皮はタンニンを多く含むため、革のなめし剤や染色剤に用いた

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2091] ※アブラギリ
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1464] ※アブラギリ
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-202P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[427P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上117]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[208P] ※アブラギリ
    • 「読む」植物図鑑:[5-34P]

    写真

    シナアブラギリ
    20240331_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240331_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240428_高山・市民の森
    シナアブラギリ
    20240614_高山・市民の森
  • ナンキンハゼ

    基本情報

    • 学名:Triadica sebifera
    • 科名・属名:トウダイグサ科ナンキンハゼ属
    • 漢字名:南京櫨

    名前の由来

    • 中国原産で、種子にロウ分が多く、ハゼノキと同様に木蝋を採取した

    生育地

    • 中国原産。江戸時代に渡来。各地に植栽されている

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色。不規則に縦に裂ける

    • 葉序:互生
    • 葉形:菱状卵形、葉身長4~10cm、先は尾状に伸びてとがる
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:両面無毛
    • 葉柄:2~8cm
    • 葉身基部にいぼ状の蜜腺が1対あり

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序:枝先に長さ6~18cmの総状花序をだし、黄色の小さな花をつける。上部に雄花多数と下部に雌花0~数個。花柄の基部に卵形の苞があり、左右に大きな腺体がつく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:長さ2~3mmの柄あり。萼は皿状で3浅裂。雄しべ2個
      • 雌花:長さ3mmほどの柄あり。萼3裂。子房は3室で長さ約2mm。花柱3個
    • 開花期:7月
    • 送粉方法:主に風媒、虫媒もあり?
    • 雌雄異熟雄花と雌花の開花の順序が木によって異なる

    果実

    • 種類:蒴果
    • :直径約1.5cmの3稜のある扁球形
    • 成熟期:10~11月、褐色に熟すと裂開し、3個の種子を出す。果皮は落ちるが、種子は中軸についたまま残ることが多い

    種子

    • :3個
    • :直径約7mmの広卵形、黒い斑紋あり
    • :白。白いロウ質の仮種皮に包まれる
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • まるみのある三角形で、外側の2個の芽鱗が目立つ

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 種子:ロウ質の仮種皮からハゼノキと同様に木蝋を採取し、和ろうそくの原料にした他、整髪料・口紅などの化粧品やクレヨン・色鉛筆などに用いた

    特記事項

    • 若枝や葉を傷つけると白い乳液が出る(トウダイグサ科)

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2093]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1466]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-196P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[423P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上116]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[181P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ナンキンハゼ
    20211018_城北公園
    ナンキンハゼ
    20211018_城北公園
    ナンキンハゼ
    20211026_駿府城公園
    ナンキンハゼ
    20211026_駿府城公園
    ナンキンハゼ
    20211026_駿府城公園
    ナンキンハゼ
    20241125_佐鳴湖
    ナンキンハゼ
    20241125_佐鳴湖
    ナンキンハゼ
    20241125_佐鳴湖
  • シラキ

    基本情報

    • 学名:Neoshirakia japonica
    • 科名・属名:トウダイグサ科シラキ属
    • 漢字名:白木

    名前の由来

    • 材が白い

    生育地

    • 山地の落葉広葉樹林内。渓谷沿いに多い

    樹形

    • 落葉小高木/高木

    樹皮

    • 灰褐色または灰白色でなめらか。縦に浅い裂け目がある

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形、葉身長7~17cm、先はとがる
    • 葉縁:全縁、細かく波打つものもあり
    • 葉脈:平行に並び、ふちの手前で繋がる
    • 葉質:両面無毛
    • 葉柄:1~3cm
    • :葉身基部に1対の腺点あり

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序:枝先に長さ6~8cmの総状花序をだし、黄色の花をつける。上部に小さな雄花多数と下部に大きな雌花0~数個。花柄の基部に先が長くとがった狭卵形の苞があり、左右に黄色の腺体がつく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:長さ2~3mmの柄あり。萼は皿状で3裂。雄しべ2~3個
      • 雌花:長さ7mmほどの柄あり。萼は3裂し、裂片は三角形。子房は3室、卵形で長さ約2mm。花柱3個
    • 開花期:5~7月
    • 送粉方法:主に風媒、虫媒もあり?

    果実

    • 種類:蒴果
    • :直径1.8cmほどの三角状扁球形、花柱が残る
    • 成熟期:10~11月、黒褐色に熟すと3裂し、3個?の種子を出す

    種子

    • :3個?
    • :直径約7mmの球形、黒い斑紋あり
    • :黒色
    • 散布方法:動物(鳥)散布、または自発散布?

    冬芽

    • 鱗芽
    • 仮頂芽は長さ3~5mmの長三角形。芽鱗2個、無毛

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:3個
    • 仮頂芽と葉痕は、とんがり帽子をかぶった妖精の顔のように見える

    用途

    • 種子:油分が多く、かつては絞って、食用油や灯油に用いた

    特記事項

    • 若枝や葉を傷つけると白い乳液が出る(トウダイグサ科)

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2094]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1467]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-194P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[422P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上115]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    シラキ
    20230902_高山・市民の森
    シラキ
    20230902_高山・市民の森
    シラキ
    20250926_高山・市民の森
    シラキ
    20250926_高山・市民の森
    シラキ
    20250926_高山・市民の森
    シラキ
    20251029_寸又峡
    シラキ
    20251029_寸又峡
    シラキ
    20251029_寸又峡
    シラキ
    20251029_寸又峡
  • アカメガシワ

    基本情報

    • 学名:Mallotus japonicus
    • 科名・属名:トウダイグサ科アカメガシワ属
    • 漢字名:赤芽柏
    • 別名:ゴサイバ(五菜葉)、サイモリバ(菜盛葉)

    名前の由来

    • 「アカメ(赤芽)」は、新芽が赤い
    • 「ガシワ(柏)」は、カシワの葉のように、葉を食べ物の器にして神前に供えたり、団子を包んで蒸したりした

    生育地

    • 伐採跡地や崩壊地、林縁などの明るいところに多い

    樹形

    • 落葉高木
    • 成長が早い

    樹皮

    • 灰褐色。縦に浅い裂け目がある

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形または広卵形、不分裂または3浅裂(幼木が多い)、葉身長10~20cm
    • 葉縁:全縁(幼木は鈍鋸歯がある場合あり)、やや波打つ
    • 葉質:薄く柔らかい
    • 葉柄:5~22cm、赤みを帯びる

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:枝先に長さ7~20cmの円錐花序
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:苞のわきに数個ずつつき、萼は淡黄色で3~4裂する。雄しべ多数。花糸は長さ約3mm
      • 雌花:苞のわきに1個ずつつき、萼は2~3裂する。子房は刺状の突起あり、紅色の星状毛と白い腺点におおわれる。花柱3~4個で、乳頭状突起が密生、乳頭状突起は紅色から黄色になる
    • 開花期:6~7月
    • 送粉方法:主に風媒、虫媒もあり?

    果実

    • 種類:蒴果
    • :直径約8mmの扁球形、刺状突起が密生
    • 成熟期:9~10月、褐色に熟すと3~4裂し、3~4個の種子を出す

    種子

    • :3~4個
    • :直径約4mmの扁球形
    • :黒色
    • 散布方法:主に動物(鳥)散布、重力散布または種子表面の脂肪体(エライオソーム)による動物(アリ)散布もあり?

    冬芽

    • 裸芽
    • 灰色~褐色の星状毛が密生。頂芽は大きく長さ1~1.3cm。側芽はまるくて小さい

    葉痕

    • :円形で大きい
    • 維管束痕:多数

    用途


    特記事項

    • 新芽が赤色
      • 新芽は赤いが、赤いのは若葉そのものではなく、若葉の表面に密生している星状毛。赤色はアントシアニンで、有害な紫外線を吸収して未発達な葉の細胞を保護している説と、葉を食べる虫にとって忌避物質として働く説がある。
    • 花外蜜腺
      • 葉身の基部に2個の蜜腺があり、夏頃まではこれを舐めにアリが来ている。アリは蜜が欲しいから、花外蜜腺に近づく昆虫は追い払う。結果として、植物はやってくる害虫から守ってもらうことができる
    • 先駆樹種(パイオニアツリー)
      • 暗い林内に到達した種子は発芽せず、伐採などで光環境がよくなると発芽する先駆樹種(パイオニアツリー)。一般に葉が大形で光を受けやい枝ぶりで初期成長が早いが、寿命は短いものが多い。他にヌルデ、カラズザンショウなど
    • シードバンク(埋土種子)
      • 種子の中で、暗い林内に到達したものが土中で休眠し、光環境がよくなると発芽する性質のもの(埋土種子)。土中に貯めた埋土種子集団。陽性の先駆種(パイオニア種)など、芽生えの成長に良好な光条件を必要とする植物の種子は、他の植物にすでに占有されている場所では発芽せず、地表面付近の土壌中にシードバンクをつくり、休眠状態で数十年、数百年もの間寿命を保つ。ギャップが形成されると、ギャップ環境特有の大きな日格差、昼間の高温などが種子の休眠を解除する刺激となって発芽する

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2086]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1459]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-204P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[425P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上114]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[210P]
    • 「読む」植物図鑑:[2-91P]

    写真

    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
    20220410_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240614_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250720_県立美術館
    アカメガシワ
    20250720_県立美術館
  • タカトウダイ Euphorbia lasiocaula

    トウダイグサ科トウダイグサ属
    漢字:高燈台
    名前の由来:
    背丈の高い「トウダイグサ」。
    「トウダイグサ(燈台草)」は、草の形が、昔の 照明器具「燈明(とうみょう)」を置く 「燈台(とうだい)」に 似ている。
    葉:互生
    花:杯状花序、黄緑色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、表面にいぼ状突起があり3裂する
    習性:多年草
    備考:
    有毒植物。
    葉の縁に細かい鋸歯あり。
    茎や葉を切ると白い汁が出る。

    タカトウダイ
    20230724_八島湿原
    タカトウダイ
    20230724_八島湿原