トウダイグサ科ナンキンハゼ属
漢字:南京櫨
名前の由来:中国原産で、種子に蝋分が多く、ハゼノキと同様に木蝋を採取した。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株、総状花序、黄色、香気あり
花期:7月
果実:蒴果、褐色、種子は白い蝋質の仮種皮に包まれている
果期:10~11月
備考:
中国原産。
総状花序の基部の数個が雌花で、それ以外は雄花。雌雄異熟で、雄花と雌花の開花の順序が木によって異なる。
葉身基部に1対の蜜腺がある。
タグ: トウダイグサ科
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ナンキンハゼ Triadica sebifera
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シナアブラギリ Aleurites fordii
トウダイグサ科アブラギリ属
漢字:支那油桐
名前の由来:
「シナ(支那)」は、中国原産。
「アブラギリ(油桐)」は、葉がキリに似ていて、種子から油(桐油:とうゆ)を採った。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株、円錐花序、白色
花期:5月
果実:堅果、種子は4,5個
果期:10~11月
備考:
果実が大きく、アブラギリより桐油がたくさん採れることから、油を採る目的で中国から移入され、野生化している。
葉は楕円形または、3浅裂するものあり。葉身基部に2個蜜腺が隆起している。
種子を乾燥して温庄搾(おんあっさく)して得られる桐油は、和紙に染み込ませて油紙とし、和傘や提灯、雨合羽などに用いたり、印刷用インク、ニスなどにも用いた。毒性あり。
材は床板や下駄材、樹皮はタンニンを多く含むため、革のなめし剤や染色剤に用いた。 -
アカメガシワ Mallotus japonicus
トウダイグサ科アカメガシワ属
漢字:赤芽柏
名前の由来:
「アカメ(赤芽)」は、新芽が赤い。
「ガシワ(柏)」は、カシワの葉のように、葉を食べ物の器にして神前に供えたり、団子を包んで蒸したりした。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄異株、円錐花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、緑黄色
花期:5~7月
果実:蒴果、褐色、熟すと3裂して黒い種子を出す
果期:8~10月
備考:
紅色の葉柄は、枝の基部の葉は長く20cmほど、先端の葉は短く5センチほどで、日光を効率よく利用。葉柄の中には太い維管束が通っている。
新芽は赤いが、赤いのは若葉そのものではなく、若葉の表面に密生している星状毛。赤色はアントシアニンで、有害な紫外線を吸収して未発達な葉の細胞を保護している。
種子だけでなく、根からもよく萌芽する。
<花外蜜腺>
葉身の基部に2個の蜜腺があり、夏頃まではこれを舐めにアリが来ている。
蜜を報酬としてアリを雇い入れている。
アリは蜜が欲しいから、花外蜜腺に近づく昆虫は追い払う。結果として、植物はやってくる害虫から守ってもらうことができる。
<先駆樹種(パイオニアツリー)>
暗い林内に到達した種子は発芽せず、伐採などで光環境がよくなると発芽する先駆樹種(パイオニアツリー)。一般に葉が大形で光を受けやい枝ぶりで初期成長が早いが、寿命は短いものが多い。他にヌルデ、カラズザンショウなど。
<シードバンク(埋土種子)>
種子の中で、暗い林内に到達したものが土中で休眠し、光環境がよくなると発芽する性質のもの(埋土種子)。土中に貯めた埋土種子集団。
陽性の先駆種(パイオニア種)など、芽生えの成長に良好な光条件を必要とする植物の種子は、他の植物にすでに占有されている場所では発芽せず、地表面付近の土壌中にシードバンクをつくり、休眠状態で数十年、数百年もの間寿命を保つ。ギャップが形成されると、ギャップ環境特有の大きな日格差、昼間の高温などが種子の休眠を解除する刺激となって発芽する。