マメ科シャジクソウ属
漢字:米粒詰草
名前の由来:
「コメツブ(米粒)」は、花や葉が小さいことによる説あり。
「ツメクサ(詰草)」は、シロツメクサの名前の由来参照。
葉:3出複葉
花:黄色
花期:5~7月
習性:1年草
備考:ヨーロッパ~西アジア原産
タグ: マメ科
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コメツブツメクサ Trifolium dubium
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ゲンゲ(レンゲソウ) Astragalus sinicus
マメ科ゲンゲ属
漢字:紫雲英
漢名:翹揺
別名:レンゲソウ
名前の由来:
「ゲンゲ(紫雲英)」は、漢名「翹揺」の音読みとする説などあり。漢字「紫雲英」は、一面に咲いた花を紫の雲にたとえたあて字。
「レンゲソウ(蓮華草)」は、蝶形花が輪状に並んだ様子がハス(蓮)の花(華)に似ている。
葉:互生、奇数羽状複葉
花:蝶形花
花期:4~6月、紅紫色
果実:豆果、黒色
習性:越年草
備考:
中国原産。
<緑肥として>
冬の田んぼで育て、花が咲きそろった頃に土にすきこんで肥料にする。
根に寄生する「根粒菌」が空気中からとりこんだ分だけ土の窒素が増えて、窒素肥料を与えるのと同じ効果が得られる。「根粒菌」については、シロツメクサの備考参照。 -
カラスノエンドウ Vicia sativa ssp. nigra
マメ科ソラマメ属
漢字:烏野豌豆
別名:ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
名前の由来:
スズメノエンドウに比べて、花、葉、豆果が大形で、豆果が黒く熟すのをカラスにたとえた。
「ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)」は、小葉の先のくぼみの形を矢筈にたとえた。
葉:互生、偶数羽状複葉
花:蝶形花、紅紫色
花期:3~6月
果実:豆果、黒く熟し乾くと裂けて種子が飛ぶ。
習性:蔓性の越年草
備考:
葉柄の基部にある三角形の黒っぽい部分がふちに歯状突起がある托葉で、1個の花外蜜腺になっている。
若い芽や若いさやは、豆苗(とうみょう)のような味で食べられる。
<スズメノエンドウ/カスマグサとの違い>花のサイズとつき方 小葉の長さ 鞘 カラスノエンドウ 10~18mm
葉の付け根に1、2個20~30mm 無毛 スズメノエンドウ 3~4mm
枝先に3~7個10~17mm 有毛 カスマグサ 5~6mm
枝先に2個8~15mm 無毛 -
イヌエンジュ Maackia amurensis
マメ科イヌエンジュ属
漢字:犬槐
名前の由来:
「イヌ(犬)」は、中国原産のエンジュ(槐)からは、漢方薬の止血剤の槐花(かいか)が作られるが、日本産のイヌエンジュでは用いられなかった。
「エンジュ(槐)」は、古名「エニス(恵爾須)」の転化で、 エニスは、エンジュの種子を意味する「エス(槐子)」に由来。
樹形:落葉高木
葉:互生、奇数羽状複葉
花:両性花、総状花序、蝶形花、淡黄白色
花期:7~8月
果実:豆果
果期:10~11月
備考:
枝を折るとソラマメに似た匂いがする。
材はエンジュより優れる。堅く強靭で、狂いが少なく粘りがある。床柱、家具、器具材、三味線や鼓(つづみ)の胴に用いる。