【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

タグ: モクレン科

  • オガタマノキ

    基本情報

    • 学名:Magnolia compressa
    • 科名・属名:モクレン科オガタマノキ属
    • 漢字名:招霊の木

    名前の由来

    • 招霊(おきたま)の転化、枝を神前に供えて招禱(おき)たてまつるのに基づく

    生育地

    • 暖地の沿岸林に多い
    • 神社によく植えられ、神事に使われる

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 暗褐色

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長6~12cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:表面は深緑色で光沢あり、裏面は白色を帯びる
    • 葉柄:2~3.5cm。褐色の伏毛あり

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序葉腋に直径約3cmの白色の花をつける
    • 花被:花被片12個、基部は紅色を帯びる
    • 開花期:2~4月
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:強い芳香あり

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ5~10cmのブドウの房状
    • 成熟期:9~10月、裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる?

    種子

    • :2~3個/袋果1個
    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい?
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は大きく、葉芽は小さい、ともに伏毛が密生

    葉痕


    用途

    • :やや軽軟で緻密、剥皮した磨き丸太を床柱にしたり、家具に用いる

    特記事項

    • カラタネオガタマ(トウオガタマ)との違い
      • カラタネオガタマは、小高木(5m以下)で、花はバナナに似た強い香りがあり、若枝や葉柄に褐色毛が多い
    • オガタマノキ属とモクレン属の違い
      • オガタマノキ属は花床につく雄しべと雌しべの着く位置に隙間あり。モクレン属は枝先に花芽がつくがオガタマ属は葉腋につく
    • モクレン科

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-130]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[468]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-384P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[102P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上34]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    オガタマノキ
    20250404_県立美術館
    オガタマノキ
    20250404_県立美術館
    オガタマノキ
    20250404_県立美術館
    オガタマノキ
    20250404_県立美術館
  • ユリノキ

    基本情報

    • 学名:Liriodendron tulipifera
    • 科名・属名:モクレン科ユリノキ属
    • 漢字名:百合の木
    • 別名:ハンテンボク(半纏木)、チューリップツリー

    名前の由来

    • 大正天皇が皇太子の時に小石川植物園でこの木を見て命名した説、
    • 属名の Liriodendron(lirion ユリ + dendron 木)を「ユリノキ」と訳した説あり
    • 「ハンテンボク(半纏木)」は、葉を上下ひっくり返すと半纏(はんてん)のように見える
    • 「チューリップツリー」は、チューリップのような花を咲かせる

    生育地

    • 北米原産、明治初期に渡来

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色。縦に浅く裂ける

    • 葉序:互生
    • 葉形:4浅裂が多いが6浅裂もあり、先が凹むか直線的になる独特な形、葉身長10~20cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:両面無毛
    • 葉柄:4~15cm、葉柄基部の托葉は大きく目立つ

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径5~6cmのチューリップのような形の花をつける
    • 花被:花被片9個。外側の3個は緑白色の萼状で、ほぼ水平に広がる。内側の6個は花弁状で、黄緑色を帯び、基部にオレンジ色の斑紋あり
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒
    • におい:芳香あり
    • その他:モクレン科の中では花蜜あり。花被片基部のオレンジ色の斑紋部分から多量の蜜を分泌して、萼状の花被片などに溜まり蜜源となる

    果実

    • 種類:翼果が上向きに集まった集合果
    • :松かさ状
    • 成熟期:10月
    • 翼果:長さ約3cm。晩秋から初冬にかけて、中心から外れてゆき、外側だけ残ることが多い

    種子

    • :1~2個/1翼果?
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 頂芽は長さ1~1.5cm、側芽は長さ4~8mm、基部に小さな副芽あり、ともに無毛

    葉痕

    • :円形
    • 維管束痕:多数が散在(10個の記載もあり)

    用途

    • :軽軟だが狂いが少なく、加工性もよく、合板に用いる

    特記事項

    • モクレン科

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-131]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[469]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-386P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[110P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上32]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[129P]
    • 「読む」植物図鑑:[5-38P]

    写真

    ユリノキ
    20230804_県立美術館
    ユリノキ
    20230804_県立美術館
    ユリノキ
    20230804_県立美術館
    ユリノキ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ユリノキ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ユリノキ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ユリノキ
    20250929_県立美術館
    ユリノキ
    20250929_県立美術館
  • タイサンボク

    基本情報

    • 学名:Magnolia grandiflora
    • 科名・属名:モクレン科モクレン属
    • 漢字名:大山木/泰山木
    • 別名:ハクレンボク(白蓮木)

    名前の由来

    • 大きな花や葉をつけ、大木になる樹形を、泰然とした大きな山になぞらえた説あり

    生育地

    • 北米原産。明治初期に導入された

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 灰白色。なめらかで小さな皮目が多い

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:長楕円形、葉身長10~25cm
    • 葉縁:全縁、裏側にややそり返る
    • 葉質:厚い革質でかたい、表面は光沢あり、裏面は褐色の軟毛が密生
    • 葉柄:2~4cm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径15~25cmの白色の花をつける
    • 花被:花被片9個
    • 開花期:6月
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:強い芳香あり

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ8~12cmの楕円形
    • 成熟期:9~11月、裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる?

    種子

    • :2個/袋果1個
    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい?
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は大きくて有毛。葉芽は無毛。頂芽は2個の芽鱗で鋭くとがる

    葉痕


    用途


    特記事項

    • モクレン科

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-128]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[466]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-383P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[99P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上33]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[128P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    タイサンボク
    20211018_城北公園
    タイサンボク
    20211018_城北公園
    タイサンボク
    20240809_県立美術館
    タイサンボク
    20241028_県立美術館
    20241125_佐鳴湖
    タイサンボク
    20241125_佐鳴湖
  • ホオノキ

    基本情報

    • 学名:Magnolia obovata
    • 科名・属名:モクレン科モクレン属
    • 漢字名:朴の木
    • 別名:ホオガシワ(朴柏)

    名前の由来

    • 「ホオ」は、「包」の意味で、大きな葉に食べ物を包んだ

    生育地

    • 丘陵、山地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰白色。なめらかで小さな皮目が多い

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:倒卵状長楕円形、葉身長25~45cm、日本の樹木の中で最も大きい
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:裏面は白色を帯び、軟毛が散生
    • 葉柄:2~6cm
    • その他:芳香あり

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径約15cmほどの黄白色の花をつける、日本の樹木の中で最も大きい
    • 花被:花被片9~12個。外側の3個は短い萼状で、淡緑色で一部紅色を帯びる。内側の6~9個は花弁状。雄しべは長さ2cmほど、花糸は赤色、葯は黄白色
    • 開花期:5~6月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:強い芳香あり
    • その他:「雌性先熟」で、雌しべと雄しべの成熟時期が異なる

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ10~15cmの長楕円形
    • 成熟期:9~11月、裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる

    種子

    • :2個/袋果1個
    • 長さ:1cmほど
    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい?
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 頂芽は長さ3~5cm、無毛

    葉痕

    • :扁円形または心形
    • 維管束痕:多数が散在

    用途

    • 大きな葉:香りがよく、味噌、餅、寿司などを包むのに用いられた(朴葉〇〇)。カシワに次いで用いられている
    • :狂いが少なく、加工しやすく、漆器、下駄の歯、版木(はんぎ)、刀の鞘、和包丁の柄などに用いる
    • :炭は「朴炭(ほおずみ)」と呼ばれ、漆器の研磨や金属、石類の細工研磨に用いる
    • 生薬:樹皮を剥皮して乾燥させたものを生薬「厚朴(こうぼく)」と呼び、鎮静、鎮痛作用があり、胃腸、気管支喘息、利尿の薬として用いる

    特記事項

    • アレロパシー
      • 落ち葉や根から他の植物を芽生えさせない物質(アレロパシー)を出している
    • 大きな葉
      • 光合成の能力が高く、成長を速くする。ただし、水分の蒸散も激しく、根からの供給が追いつかなければ水不足になる
    • ホソツクシタケ(細土筆茸)
      • 落ちた果実の翌年の夏にみられる
    • モクレン科

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-127]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[465]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-380P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[109P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上33]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[128P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-41P]

    写真

    ホオノキ
    20220504_朝鮮岩
    ホオノキ
    20220504_朝鮮岩
    ホオノキ
    20220504_朝鮮岩
    ホオノキ
    20220613_高山・市民の森
    ホオノキ
    20220613_高山・市民の森
    ホオノキ
    20220613_高山・市民の森
    ホオノキ
    20220613_高山・市民の森
    ホオノキ
    20220613_高山・市民の森
    ホオノキ
    20230502_高山・市民の森
    ホオノキ
    20230502_高山・市民の森
    ホオノキ
    20230502_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240303_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240310_朝鮮岩・満観峰
    ホオノキ
    20240331_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240331_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240331_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240428_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240428_高山・市民の森
    ホオノキ
    20240428_高山・市民の森
  • シデコブシ

    基本情報

    • 学名:Magnolia stellata
    • 科名・属名:モクレン科モクレン属
    • 漢字名:四手辛夷/幣辛夷
    • 別名:ヒメコブシ(姫辛夷)

    名前の由来

    • 「シデ(幣)」は、平開した細長い花弁を、神前に供える垂れた幣(シデ)に見立てた
    • 「コブシ(辛夷)」は、コブシの名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 東海丘陵要素の植物
      東海地方の丘陵、台地などの低湿地を中心に生育する固有あるいは準固有の植物の一つ

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 灰白色でなめらか。皮目が多い

    • 本年枝は毛が密生、小枝を折ると香気あり?

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長5~10cm、モクレン科では小さい
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:シワになって凹凸が目立つ
    • 葉質:ややかたい
    • 葉柄:0.2~1cm、有毛

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径7~10cmの白色~淡紅色の花をつける
    • 花被:萼状の花被片0~3個、花被片12~18個
    • 開花期:3~4月、葉が展開する前
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:芳香あり

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ7~8cmのこぶし状の長楕円形
    • 成熟期:10月。裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる

    種子

    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は長さ2~2.5cmの長卵形、長い開出毛におおわれる。葉芽は小さく、短い伏毛におおわれる

    葉痕

    • :V字形~三角形
    • 維管束痕:多数が散在

    用途


    特記事項

    • モクレン科

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-124]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[462]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-378P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[107P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上33]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[127P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-18P]

    写真

    シデコブシ
    20240918_箱根湿生花園
    シデコブシ
    20240918_箱根湿生花園
    シデコブシ
    20240918_箱根湿生花園
    シデコブシ
    20240918_箱根湿生花園
  • タムシバ

    基本情報

    • 学名:Magnolia salicifolia
    • 科名・属名:モクレン科モクレン属
    • 漢字名:田虫葉など
    • 別名:カムシバ(噛柴)、ニオイコブシ(匂辛夷)

    名前の由来

    • 葉をかむとグリーンガムのような香りと少し甘い味がするので、カムシバ(かむ柴)から転訛した説、
    • 花が咲くのを田んぼの準備の目安とした「田の柴」説、
    • 葉にタムシのような斑点ができる「田虫の葉」説あり
    • 「ニオイコブシ(匂辛夷)」は、枝に含まれた精油成分が香りを発する

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰色~灰褐色でなめらか。縦に皮目が並ぶ

    • 本年枝は緑褐色で無毛、小枝を折ると香気あり

    • 葉序:互生
    • 葉形:広披針形、葉身長6~12cm、モクレン属では比較的幅が狭い
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:コブシより薄い、裏は白色を帯びる
    • 葉柄:1~1.5cm
    • その他:もむと強い香りあり、かむと少し甘い

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径10cmほどの白色の花をつける
    • 花被:外側の萼状の花被片3個は小さく、内側の花被片6個は大きい
    • 開花期:4~5月、葉が展開する前
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:芳香あり

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ7~8cmのこぶし状の長楕円形
    • 成熟期:10月。裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる

    種子

    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は長さ1.7~2cmの長卵形、長い開出毛におおわれる。葉芽は小さくて無毛

    葉痕

    • :V字形~三角形
    • 維管束痕:多数が散在

    用途

    • つぼみを乾燥させたものは生薬「辛夷(しんい)」と呼び、鎮静や鎮痛、鼻炎、蓄膿症に用いる(コブシ、ハクモクレンも)

    特記事項

    • モクレン科
    • コブシとの違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-123]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[461]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-374P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[106P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上33]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[4-27P]

    写真

    タムシバ
    20240911_箱根湿生花園
    タムシバ
    20240911_箱根湿生花園
    タムシバ
    20240911_箱根湿生花園
  • ハクモクレン

    基本情報

    • 学名:Magnolia denudata
    • 科名・属名:モクレン科モクレン属
    • 漢字名:白木蓮/白木蘭

    名前の由来

    • 「ハク(白)」は、花の色が白い
    • 「モクレン(木蓮)」は、花が蓮(ハス)に似ている木説、
    • 漢名「木蘭」が転訛した説あり

    生育地

    • 中国原産
    • 中国で改良された園芸品種で、山には生えていない。ほとんど実がならない。コブシの苗木に枝を接ぎ木して増やされる

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰白色でなめらか

    • 葉序:互生
    • 葉形:倒卵形、葉身長10~18cm、葉先側で幅広くまるくなり、先が短く突き出る
    • 葉縁:全縁
    • 葉質:裏面脈上に軟毛が生える
    • 葉柄:1~3cm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径約10cmの白色の花をつける
    • 花被:花被片9個
    • 開花期:3~4月、葉が展開する前
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:芳香あり

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ約10cmのこぶし状の長楕円形
    • 成熟期:10月、裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる

    種子

    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい?
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は長さ2~2.5cmの長卵形、長い開出毛におおわれる。葉芽は長さ1~2cm、伏毛におおわれる

    葉痕

    • :V字形~三角形
    • 維管束痕:多数が散在

    用途

    • つぼみを乾燥させたものは生薬「辛夷(しんい)」と呼び、鎮静や鎮痛、鼻炎、蓄膿症に用いる(コブシ、タムシバも)

    特記事項

    • モクレン科

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-120]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[458]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-376P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[105P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上33]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[127P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ハクモクレン
    20220801_県立美術館
    ハクモクレン
    20220801_県立美術館
    ハクモクレン
    20220801_県立美術館
    ハクモクレン
    20240310_その他
    ハクモクレン
    20240310_その他
    ハクモクレン
    20240809_県立美術館
    ハクモクレン
    20250430_県立美術館
    ハクモクレン
    20250430_県立美術館
    ハクモクレン
    20250929_県立美術館
  • コブシ

    基本情報

    • 学名:Magnolia kobus
    • 科名・属名:モクレン科モクレン属
    • 漢字名:辛夷

    名前の由来

    • つぼみあるいは果実が拳(こぶし)に似ている
    • 漢字名「辛夷」は、本来はモクレンなどの名で誤用

    生育地

    • 丘陵、山地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰白色でなめらか。皮目あり

    • 本年枝は無毛。緑色で紫色を帯びる、小枝を折ると香気あり

    • 葉序:互生
    • 葉形:倒卵形、葉身長7~17cm、先は短く突き出る
    • 葉縁:全縁、波打つ
    • 葉脈:網目は表で凹み、裏に突出
    • 葉柄:1~2cm
    • 紅葉:黄色
    • その他:もむと強い香りあり

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に直径7~10cmの白色の花をつける
    • 花被:外側の萼状の花被片3個は広線形で小さく、内側の花被片6個は大きい
    • 開花期:3~4月、葉が展開する前
    • 送粉方法:虫媒(主にハナムグリなどの甲虫類)
    • におい:芳香あり

    果実

    • 種類:袋果が集まった集合果
    • :長さ7~10cmのこぶし状の長楕円形
    • 成熟期:10月。裂開して赤い種子が現れ、白い糸状の珠柄の先にぶら下がる

    種子

    • :種皮の外層は赤色、中層は肉質、内層は黒くてかたい
    • 散布方法:動物(鳥)散布
    • :辛味がある?

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は長さ2~2.5cmの長卵形、長い開出毛におおわれる。葉芽は長さ1~1.5cmで花芽より細い、伏毛におおわれる

    葉痕

    • :V字形~三角形
    • 維管束痕:多数が散在

    用途

    • つぼみを乾燥させたものは生薬「辛夷(しんい)」と呼び、鎮静や鎮痛、鼻炎、蓄膿症に用いる(ハクモクレン、タムシバも)

    特記事項

    • モクレン科
      • 冬芽
        • 2個の托葉と葉柄が合着したキャップ状の芽鱗に包まれる。芽のつく位置に枝を一周する托葉痕あり
        • 同花被花(花冠と萼が同形で区別できない)。花床(花托)が長く伸びて、それに上から多数の雌しべ、雄しべ、花被片がらせん状につく原始的な形態。花蜜がない。地球上にハチが現れる前に花が進化したため。当初は甲虫相手で、大きな花被片の白さと雄しべの花粉、花被片の香りでひきつけた
    • タムシバとの違い
    生息地
    コブシ淡乳白色
    花のすぐ下に小さな葉(托葉)あり
    幅が広く、先端に近い部分が最も広い沢沿いや沼端、平坦地
    タムシバ純白で基部が黄緑色
    托葉なし
    細長く、中央部が最も幅が広い斜面や尾根筋、二次林

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-121]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[459]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-372P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[103P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上33]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[126P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    コブシ
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    コブシ
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