モクセイ科イボタノキ属
漢字:水蝋木/疣取木
名前の由来:
本種から得られるイボタ蝋(備考参照)を溶かして疣(いぼ)を取るのに使ったため「イボトリノキ(疣取りの木)」が転訛した説あり。
漢字名「水蝋木」は、中国名。
樹形:(半)落葉低木
葉:対生
花:両性花、総状花序、白色
花期:5~6月
果実:液果状の核果、黒紫色
果期:10~12月
備考:
陽樹。
樹皮につくイボタロウムシ(ガイガラムシの一種)が分泌する白蝋を固めたイボタ蝋(中国では虫白蝋(ちゅうはくろう))を、疣取りだけでなく、蝋燭、家具などの艶だし、戸滑りをよくするなどにも用いた。
<ミヤマイボタとの違い>
ミヤマイボタの備考参照。
タグ: モクセイ科
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イボタノキ Ligustrum obtusifolium
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アオダモ Fraxinus lanuginosa
モクセイ科トネリコ属
漢字:青梻
別名:コバノトネリコ、アオタゴ
名前の由来:
「アオ」
トネリコ属の樹皮には蛍光物質を含み、枝を切って水に浸して暗い場所で紫外線を当てると青く蛍光する。殺菌性の強いクマリン配糖体のエスクリン等が水に溶け出し、青(藍)色の蛍光を発行するため。
「タモ」「タゴ」
水田の畦の稲架木(はさぎ)として植えていたため「田面(たも)」由来説、
材の粘りが強くて大きくたわむ「たわむ木」から転訛説など諸説あり。
「コバノトネリコ」のトネリコについては、シマトネリコの名前の由来参照。
樹形:落葉高木
葉:対生、奇数羽状複葉
花:雄性両性異株、円錐花序、白色
花期:4~6月
果実:翼果
果期:10月頃
備考:
アオダモ類の材は縦に割りやすく、粘りがあり狂いも少ないため、公式用の野球のバットに用いた。他、床柱や木槌等の器具材や薪(生でもよく燃える)に用いた。
樹皮は生薬の「秦皮(しんぴ)」と呼ばれ、下痢止め、解熱、洗眼剤に用いた。