バラ科リンゴ属
漢字:酸実
名前の由来:
果実の酸味を表す「酢実(すみ)」が転訛した説、
樹皮から黄色の染料をとった「染み(そみ)」が転訛した説あり。
樹形:落葉小高木
葉:互生
花:両性花、散形花序、白色
花期:4~6月
果実:ナシ状果、黄色または赤色
果期:9~10月
備考:
長枝と短枝があり、側芽はほとんど短枝化して、とげ状になるものが多い。
長枝:節間が長く伸び、葉が散在してつく通常みられる枝
大きな葉をつけて光合成を盛んに行い伸長成長する
短枝:節と節の間が年々わずかしか伸びない枝
小さい葉をたくさんつけ花芽をつけて結実する
果実は数回霜に当たると渋味が採れて甘酸っぱくなる。完熟前の果実を漬けて果実酒などにする。
材は緻密で堅く、斧や農具の柄、櫛や器具類に用いた。
<異形葉性>
短枝につく葉は楕円形、長枝につく葉は3~5裂(欠刻)するものが多い。
<根萌芽(こんぼうが)>
親株を中心に根を水平に伸ばして根萌芽幹を発生させる。他、タラノキ、ハリギリ、ハリエンジュ、ヤマナラシなど。
タグ: バラ科
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ズミ Malus toringo
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シロバナノヘビイチゴ Fragaria nipponica
バラ科オランダイチゴ属
漢字:白花の蛇苺
別名:モリイチゴ(森苺)
名前の由来:
花の色が白で「ヘビイチゴ」に似る。
「ヘビイチゴ(蛇苺)」は、ヘビイチゴの名前の由来参照。
葉:束生、3出複葉
花:白色
花期:5~7月
果実:イチゴ状果(花床がふくらんだ表面に瘦果の集まった集合果)
習性:多年草
備考:
匍匐枝を出して繁殖する。
熟した赤色の果実は甘味があり食べられる。 -
シャリンバイ Rhaphiolepis indica var. umbellata
バラ科シャリンバイ属
漢字:車輪梅
名前の由来:
「シャリン(車輪)」は、枝葉が輪生(車輪)状に出る。
「バイ(梅)」は、花が梅に似ている。
樹形:常緑低木~小高木
葉:互生、枝先に輪生状につく、裏は細かい葉脈の網目が鮮明、備考の<海岸植物>参照
花:両性花、円錐花序、白色、虫媒花
花期:5~6月
果実:ナシ状果、球形(径1cm)、黒紫色、頂端に萼片の落ちた痕が輪状に残る、動物(主に鳥)散布
果期:10~11月
備考:[1-1720][1075][1-654P][272P][上163]
樹皮から得られる染料が大島紬に用いられる。
<海岸植物>
トベラの備考参照。 -
サンショウバラ Rosa hirtula
バラ科バラ属
漢字:山椒薔薇
名前の由来:とげの着き方や葉の形が「サンショウ」に似ているバラ。
樹形:落葉小高木
葉:互生、奇数羽状複葉
花:両性花、淡紅色
花期:6月
果実:バラ状果(集合果)
果期:9~10月
備考:富士山周辺の静岡・神奈川・山梨県に分布が限られる準絶滅危惧種。 -
コゴメウツギ Stephanandra incisa
バラ科コゴメウツギ属
漢字:小米空木
名前の由来:
「コゴメ(小米)」は、白い小さな花を小米(米粒を砕いたもの)に見立てた。
「ウツギ(空木)」は、花がウツギの花に似ている。髄は充実しており、葉形も葉序もウツギとは異なる。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:両性花、散房花序、白色
花期:5~6月
果実:袋果、球形で永存性の萼があり有毛
果期:9~10月
備考:
枝は1年で先端の成長が止まり、次の年には側芽が伸びて新しい枝が出る。側芽は枝の下にあり、毎年枝が出るので枝は縦一列に並び、下の枝ほど若い枝で太くなっている。また、この枝は一年毎に出る方向が右と左にずれている。





































































