【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

タグ: バラ科

  • イヌザクラ

    基本情報

    • 学名:Padus buergeriana
    • 科名・属名:バラ科ウワミズサクラ属
    • 漢字名:犬桜
    • 別名:シロザクラ

    名前の由来

    • サクラの仲間だが、サクラに似ていない

    生育地

    • 日当たりのよい谷間など

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰白色で光沢があり、淡褐色の横長の皮目あり。老木では小さな薄片になってはがれる

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長5~12cm
    • 葉縁:波打つ、細低鋸歯
    • 葉脈:表面で凹み裏面でやや突出
    • 葉質:両面無毛かまれに裏面主脈上に毛あり
    • 葉柄:0.8~1.5cm
    • その他:目立たない蜜腺が基部に一対ある場合あり

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:前年枝の葉腋に、長さ5~10cmの総状花序(ブラシ状)をだし、白色の花を多数つける。軸には短毛密生、下に葉はつかない
    • 花被:花は直径5~7mm。花弁5個、長さ約2mmの倒卵形で先はまるい。萼筒は長さ約1.5mmの杯形。萼片は長さ約1mmの広卵形で細鋸歯あり。雄しべ12~20個、花弁より長い。雌しべは無毛
    • 開花期:4~5月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :直径8mmほどの卵円形
    • 成熟期:7~9月。黄赤色→黒紫色
    • その他:基部に萼片が残る、果肉は苦味が強い

    種子

    • :核は扁卵形
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~5mmの卵形で先がとがる。芽鱗は5個、紅紫色で光沢あり、無毛

    葉痕

    • :半円形~腎臓形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項

    • 葉や枝をもむと青臭いにおいあり
    • ウワミズザクラとの違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1660]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1238]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-538P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[237P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上146]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[157P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

      イヌザクラ
      20251029_寸又峡
      イヌザクラ
      20251029_寸又峡
      イヌザクラ
      20251029_寸又峡
  • アズキナシ

    基本情報

    • 学名:Alniaria alnifolia
    • 科名・属名:バラ科 アズキナシ属
    • 漢字名:小豆梨
    • 別名:ハカリノメ(秤の目)

    名前の由来

    • 果実がナシに似ていて、アズキのように小さい
    • 「ハカリノメ(秤の目)」は、紫黒色の若枝の白色の皮目を秤の目盛りに見立てた

    生育地

    • 乾燥した尾根筋や斜面などの落葉樹林に多い

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰黒褐色でざらざらする。若木では枝と同じように白い皮目が目立つ。老木になると縦に細長い浅い裂け目が入る

    • 側枝はほとんど短枝化している

    • 葉序:互生。短枝化した側枝に3個束生することが多い
    • 葉形:円形に近い卵形。葉身長5~10cm
    • 葉縁:浅い重鋸歯
    • 葉脈:直線的な側脈が表面で凹み裏面で隆起
    • 葉質:はじめ両面に軟毛が散生するが、のちに無毛
    • 葉柄:1~2cm

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:枝先に複散房花序をだし、直径1~1.5cmの白色の花を5~20個つける
    • 花被:花弁と萼片5個。花弁は円形で平開。雄しべ約20個。花柱は無毛で2個。萼片は長さ2~3mmの三角形で内側に綿毛あり
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:ナシ状果(偽果)
    • :長さ8~10mmの楕円形。表面に白い皮目がまばらにあり、頂部に萼片が脱落したまるい跡が残る
    • 成熟期:10~11月。赤色
    • 果肉:石細胞とタンニンが多く、じゃりじゃりしている

    種子

    • :4個
    • :長さ6mmほどの半球形
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長卵形で先はとがる。頂芽は長さ4~6mm、側芽より大きい、芽鱗は5~6個

    葉痕

    • :三角形。葉柄の基部が残り隆起する
    • 維管束痕:3個

    用途

    • :かたく重く、薪炭材に用いられたり、器具類や家具、櫛にも用いられる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1709]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1061]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-670P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[252P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上164]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アズキナシ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    アズキナシ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    アズキナシ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    アズキナシ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    アズキナシ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    アズキナシ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • キジムシロ Potentilla fragarioides var. major

    バラ科キジムシロ属
    漢字:雉蓆
    名前の由来:まるく広がった株をキジ(雉)の座るむしろ(蓆)に見立てた。
    葉:根生葉を束生、奇数羽状複葉(側小葉は下方のものほど小形)
    花:集散花序、黄色
    花期:4~5月
    果実:瘦果の集まった集合果
    習性:多年草
    備考:全体に粗い毛あり。

    キジムシロ
    20250416_朝霧高原
    キジムシロ
    20250416_朝霧高原
    キジムシロ
    20250416_朝霧高原
  • ワレモコウ Sanguisorba officinalis

    バラ科ワレモコウ属
    漢字:吾木香/吾亦紅
    名前の由来:
    「吾木香」は、キク科のモッコウ(木香)に古くから日本の木香の意味で「我の木香」という意味で「ワレモコウ」の名があったが、その後、名だけが本種の名となった説あり。
    「吾亦紅」は、神が赤い花を集めていた時に、花自身が「吾もまた紅なり」と唱えた説あり。
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:穂状花序、単花被花(花冠なし萼片のみ)、暗赤紫色
    花期:8~10月
    果実:瘦果
    習性:多年草

    ワレモコウ
    20230724_八島湿原
    ワレモコウ
    20230724_八島湿原
    ワレモコウ
    20240911_箱根湿生花園
  • ヘビイチゴ Potentilla hebiichigo

    バラ科キジムシロ属
    漢字:蛇苺
    名前の由来:ヤブヘビイチゴの漢名「蛇苺」に由来する。ヘビが食べるから?
    葉:互生、3出複葉
    花:黄色
    花期:4~6月
    果実:イチゴ状果(花床がふくらんだ表面に瘦果の集まった集合果)
    習性:多年草
    備考:
    果実は食べられるがおしくない(俗説では有毒されているが実際は無毒)。
    <ヤブヘビイチゴとの違い>
    全形がやや小型、花床は真紅色でなく細毛あり、瘦果の表面はしわがよる。

    ヘビイチゴ
    20220619_遊木の森
    ヘビイチゴ
    20220619_遊木の森
    ヘビイチゴ
    20240410_吉田川
    ヘビイチゴ
    20240410_吉田川
    ヘビイチゴ
    20240421_遊木の森
    ヘビイチゴ
    20240421_遊木の森
  • シロバナノヘビイチゴ Fragaria nipponica

    バラ科オランダイチゴ属
    漢字:白花の蛇苺
    別名:モリイチゴ(森苺)
    名前の由来:
    花の色が白で「ヘビイチゴ」に似る。
    「ヘビイチゴ(蛇苺)」は、ヘビイチゴの名前の由来参照。
    葉:束生、3出複葉
    花:白色
    花期:5~7月
    果実:イチゴ状果(花床がふくらんだ表面に瘦果の集まった集合果)
    習性:多年草
    備考:
    匍匐枝を出して繁殖する。
    熟した赤色の果実は甘味があり食べられる。

    シロバナノヘビイチゴ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    シロバナノヘビイチゴ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • キンミズヒキ Agrimonia pilosa var. viscidula

    バラ科キンミズヒキ属
    漢字:金水引
    名前の由来:金色の細長い花穂を「ミズヒキ(タデ科)」にたとえた。
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:穂状花序、黄色、萼筒の縁にカギ状のとげが多数あり
    花期:7~10月
    果実:瘦果、萼のとげで動物にくっつく
    習性:多年草

    キンミズヒキ
    20240918_箱根湿生花園
    キンミズヒキ
    20240918_箱根湿生花園
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
    キンミズヒキ
    20241015_遊木の森
  • オヘビイチゴ Potentilla anemonifolia

    バラ科キジムシロ属
    漢字:雄蛇苺
    名前の由来:ヘビイチゴより大型。
    葉:根生葉 5出の掌状複葉、茎葉 3出複葉
    花:集散花序、黄色
    花期:5~6月
    果実:瘦果の集まった集合果
    習性:多年草
    備考:花のあと花床がふくらまない点でヘビイチゴ類と違う。

    オヘビイチゴ
    20240504_高山・市民の森
    オヘビイチゴ
    20240504_高山・市民の森