【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

タグ: ヤナギ科

  • ミヤマヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix reinii
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:深山柳
    • 別名:ミネヤナギ(峰柳)

    名前の由来

    • 「ミヤマ(深山)」は、高山に生える
      「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギ名前の由来参照

    生育地

    • 亜高山帯~高山帯

    樹形

    • 落葉低木。樹形や樹高は変化が多い

    樹皮

    • 暗灰色

    • 葉序:互生
    • 葉形:楕円形~倒卵形、葉身長4~9cm
    • 葉縁:波状の低鋸歯
    • 葉脈:表面で凹んで裏面で隆起
    • 葉質:両面無毛、裏面は粉白色を帯びる
    • 葉柄:10~30mm

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:穂状花序。苞は楕円形、上部はしばしば褐色、下部は淡黄緑色、両面とも有毛
      • 雄花序:長さ2.5~6cm、幅1~1.2cmの円柱形。雄しべ2個。花糸は離生し、基部に黄緑色の腺体1個。葯は黄色で2個
      • 雌花序:長さ2.5~5cm、幅5~7mm。子房は狭卵形で、ほとんど無毛。腺体1個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:5~6月(自生地)、葉の展開と同時
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果
    • 成熟期:6~7月(自生地)、熟すと裂開

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は黄褐色で、長さ6mmほどの狭卵形で無毛、先は長くとがる。葉芽は卵形で、花芽より小さい
    • 芽鱗1個で光沢あり、切れ目がなく帽子のよう

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2159]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[105]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-84P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[443P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上113]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ミヤマヤナギ
    20230817_富士山五合目付近
    ミヤマヤナギ
    20230817_富士山五合目付近
    ミヤマヤナギ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ミヤマヤナギ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ミヤマヤナギ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • バッコヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix bakko
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:跋扈柳
    • 別名:ヤマネコヤナギ(山猫柳)

    名前の由来

    • 「バッコ」は、「婆っこ(お婆さん)」のことで、灰白色の雌花序を老女の白髪に見立てた説など諸説あり
      「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 丘陵から山地の明るい乾燥地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 暗灰色で、縦に浅く割れる。
    • はがすと、縦長に隆起した筋(隆起条)が多数あり

    • 葉序:互生
    • 葉形:楕円形、葉身長8~15cm
    • 葉縁:波状の低鋸歯。若葉は裏側に巻く
    • 葉脈:表面で凹んで小じわが目立つ。裏面で隆起
    • 葉質:表面は無毛、裏面は緑白色で白色の縮毛が密生
    • 葉柄:7~25mm

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:穂状花序、楕円形。苞は狭楕円形、上部は黒色、両面に長い軟毛あり
      • 雄花序:長さ3~5cmで、長さ5mmほどの柄。雄しべ2個。花糸は離生し、基部に黄緑色の腺体1個。葯は黄色で2個
      • 雌花序:長さ2~4cm。長さ1cmほどの柄があり。子房には白い毛が密生し、毛のはえた長い柄あり。花柱は短い。柱頭は淡黄緑色で2浅裂。腺体1個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:3月、葉の展開前
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果
    • 果穂:長さ7~9cm
    • 成熟期:5月、熟すと裂開

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は紅褐色で、長さ5~7mmの卵形
    • 芽鱗1個で光沢あり、切れ目がなく帽子のよう

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2151]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[97]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-66P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[442P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上113]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    バッコヤナギ
    20231101_清里自然歩道
    バッコヤナギ
    20231101_清里自然歩道
    バッコヤナギ
    20231101_清里自然歩道
    バッコヤナギ
    20231101_清里自然歩道
    バッコヤナギ
    20231101_清里自然歩道
    バッコヤナギ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    バッコヤナギ
    20240724_富士山太郎坊周辺
  • カワヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix gilgiana
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:川柳
    • 別名:ナガバカワヤナギ(長葉川柳)

    名前の由来

    • 「カワ(川)は、川沿いに多く生える
      「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギ名前の由来参照

    生育地

    • 河原

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 灰褐色で縦に割れる

    • 葉序:互生
    • 葉形:線形、葉身長6~15cm
    • 葉縁:浅い鋸歯。若葉は裏側に巻く
    • 葉質:裏面は緑白色で無毛
    • 葉柄:5~10mm
    • その他押し葉など乾かすと黒くなる

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:穂状花序、円柱形。苞は倒卵状へら形、上部は黒色、中部はときに紅色、下部は淡黄緑色、両面に白色の長い軟毛あり
      • 雄花序:長さ4~6cmで無柄。雄しべ2個。花糸は合着。腺体1個。葯は黄色で2個
      • 雌花序:長さ3.5~5.5cm。子房柄があり、白い毛密生。花柱は短い。柱頭2浅裂。腺体1個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:3月、葉の展開前
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果
    • 成熟期:4月、熟すと裂開

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は褐色で、長さ7~10mmの卵形。先端はまるい
    • 芽鱗1個で光沢あり、切れ目がなく帽子のよう

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2146]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[91]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-62P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[435P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上113]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[95P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    カワヤナギ
    20240918_箱根湿生花園
    カワヤナギ
    20240918_箱根湿生花園
    カワヤナギ
    20240918_箱根湿生花園
    カワヤナギ
    20240918_箱根湿生花園
  • イヌコリヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix integra
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:犬行李柳

    名前の由来

    • 「イヌコリ(犬行李)」は、柳行李(やなぎごうり:コリヤナギの皮をはいだ枝を編んで作った行李(こうり))を作るコリヤナギ(行李柳)に似ているが役に立たない
      「ヤナギ(柳)」は、アカメヤナギ名前の由来参照

    生育地

    • 乾燥した場所にも生えるが、川沿いに多い

    樹形

    • 落葉低木
    • 株立ちになる

    樹皮

    • 暗灰色でなめらか

    • 葉序:主に対生、互生もまじる
    • 葉形:丸みのある楕円形、葉身長3~8cm
    • 葉縁:低細鋸歯(鋸歯が気づかないくらい)
    • 葉質:両面無毛、裏面は粉白色
    • 葉柄:0~4mm(ほとんどない)

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:穂状花序、細い円柱形、ほとんど無柄、苞は倒卵形で両面に長い白色の毛あり
      • 雄花序:長さ2~3cm、雄しべ2個、花糸は合着して1個、基部に腺体1個、葯は紫紅色で黄色の花粉がこぼれる、苞の上部は黒色、中部は淡紅色、下部は淡緑色
      • 雌花序:長さ1.5~2.5cm、子房は卵形で淡緑色、花柱は短い、柱頭は黄緑色~紅色、腺体は1個、苞の上部は黒褐色、中部は紅色、下部は淡緑色
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:3月、葉の展開前
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果
    • 成熟期:5月、熟すと裂開

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は卵形で長さ5~8mm
    • 芽鱗1個、切れ目がなく帽子のよう
    • 側芽は枝に背着して対生する

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項

    • 葉芽の虫えい(ヤナギシントメハナガタフシ)がバラの花に似ていて、「柳のバラ」と呼ばれる

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2148]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[94]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-46P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[431P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上113]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[96P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    イヌコリヤナギ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    イヌコリヤナギ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    イヌコリヤナギ(虫えい)
    20240918_箱根湿生花園 ヤナギシントメハナガタフシ
    イヌコリヤナギ(虫えい)
    20240918_箱根湿生花園
    イヌコリヤナギ(虫えい)
    20240918_箱根湿生花園
  • イイギリ

    基本情報

    • 学名:Idesia polycarpa
    • 科名・属名:ヤナギ科イイギリ属
    • 漢字名:飯桐(漢名:椅桐)
    • 別名:ナンテンギリ(南天桐)

    名前の由来

    • 「イイ(飯)」は、昔、飯をこの葉で包んだ
      「ギリ(桐)」は、材が白くて軽く、箱材や下駄材などキリ材の代用とした
    • ナンテンギリの「ナンテン(南天)」は、艶のある赤い果実をナンテンの赤い果実にたとえた。「南天箸」の多くは、ナンテンの代用品としてイイギリを使っている

    生育地

    • 山地のやや湿気のあるところ

    樹形

    • 落葉高木
    • 枝は、ミズキなどと同様に、同じ場所から横方向に放射状に伸ばし、車輪状に枝を広げた樹形になる

    樹皮

    • 灰白色。なめらかで粒状の皮目が目立つ

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:三角形、基部は浅い心形かほぼ直線状、葉身長10~20cm
    • 葉縁:粗低鋸歯、鋸歯先端が小さく突起して腺になっている
    • 葉質:裏は粉白色、脈液に白毛あり
    • 葉柄:10~20cm、赤みを帯びることが多い、葉身の基部に1対の褐色の蜜腺、葉柄の基部近くに1~3個の蜜腺がある
    • その他:新枝の葉は基部のものほど大きく、葉柄は葉身より長くなり、先端に行くにしたがって葉は小さくなり、葉柄も短くなり、それぞれの葉が重ならないようになっている

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:枝先に円錐花序が垂れ下がる、長さ20~30cm、芳香のある花多数
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、萼片5~6個、卵形で淡緑色、両面に帯黄色の毛が密生
      • 雄花:直径約1.5cm、雄しべ多数で目立つ
      • 雌花:直径約8mm、子房球形、花柱3~6個、雄しべは退化して小さい
    • 開花期:4~5月
    • 送粉方法:虫媒(花は目立たないが匂いで誘引)

    果実

    • 種類:漿果(液果)
    • :直径8~10mmの球形、ブドウの房のように垂れ下がる
    • 成熟期:10~11月、赤色

    種子

    • :多数(80個ほど)
    • :2mmほどの卵状扁球形
    • :紫褐色
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 頂芽は赤褐色で、長さ5~9mmの半球形、芽鱗は7~10個。表面は樹脂のために光沢があり、やや粘る。側芽は発達しにくい

    葉痕

    • :ほぼ円形で大きい
    • 維管束痕:多数で3か所に集まる

    用途

    • :白くて軽く、箱材や下駄材などキリ材の代用とした

    特記事項

    • 幼木の成長が早い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2138]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1791]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-606P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[454P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上110]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[209P]
    • 「読む」植物図鑑:[4-126P]

    写真

    イイギリ
    20230502_高山・市民の森
    イイギリ
    20240504_高山・市民の森
    イイギリ
    20240512_高山・市民の森
    イイギリ
    20240512_高山・市民の森
    イイギリ
    20240512_高山・市民の森
    イイギリ
    20240512_高山・市民の森
    イイギリ
    20240512_高山・市民の森
    イイギリ
    20240512_高山・市民の森
  • アカメヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix chaenomeloides
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:赤芽柳
    • 別名:マルバヤナギ(丸葉柳)

    名前の由来

    • 「アカメ(赤芽)」は、新葉が赤みを帯びる
      「マルバ(丸葉)」は、葉が丸い
      「ヤナギ(柳)」は、昔、矢を作る材料で「矢の木」と言ったことから「矢の木」が転訛した説など諸説あり

    生育地

    • 湿地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色で縦に割れる

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長6~12cm
    • 葉縁:細鋸歯
    • 葉質:両面無毛、裏面は粉白色
    • 葉柄:1~2cm、上面に溝あり、紅紫色、上部にイボ状の腺体あり、托葉はえり巻き状で縁に先端が腺状の鋸歯あり
    • 若葉:赤みを帯びる

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:穂状花序、苞は円形で淡黄緑色で有毛
      • 雄花序:約7cmの円錐形、雄しべ3~5個、花糸は離生、葯は黄色、腺体は2個あり合着
      • 雌花序:長さ2~4cm、腺体は2個あり合着、子房は長い柄があり無毛
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4〜5月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果
    • 成熟期:5~6月、熟すと裂開

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5mmほどの三角形で先はとがる、無毛
    • 側芽は1個の芽鱗で、枝側に裂け目がある(帽子状でない

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2143]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[88]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-104P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[440P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上112]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[94P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園