ユキノシタ科ネコノメソウ属
漢字:花猫の目
名前の由来:
花の白さが著しいネコノメソウ。
「ネコノメソウ(猫の目草)」は、裂開した蒴果の縫線をネコの昼間の目(瞳孔)に見立てた。
葉:対生
花:単花被花(花冠なし萼片のみ)、白色
花期:3~4月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)(var. album)は、西日本に分布し、本種に比べ、萼片の先がとがり、毛が多い。
タグ: ユキノシタ科
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ユキノシタ Saxifraga stolonifera
ユキノシタ科ユキノシタ属
漢字:雪の下
名前の由来:
雪が降り積もっても葉が枯れずに残る説、
白い花を雪に見立て、その下に緑の葉が見える様説など諸説あり。
葉:根生
花:円錐花序、白色
花期:5~7月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
葉が班入りになっているのは、柵状組織の不均等分布が原因の「構造班入り」。表皮細胞と柵状細胞の接着が弱いために、空隙ができ光が乱反射するため。葉の裏面にはない。手で軽く押しつぶすと班は消える。他、カンアオイ、シクラメンなど。
葉は民間薬として、葉のしぼり汁は虫さされ、耳だれ、中耳炎、あぶった葉は腫れ物や火傷などに用いた。
葉の裏側だけに衣をつけて天ぷらにした「白雪揚げ」、塩ゆでした葉を水にさらして酢味噌和えやゴマ和え、汁の実など食用になる。